私は21才から看護師として
医師会の救急指定病院で働いていました。
ご存知の通り看護師は夜勤があり
不規則な生活ですし、
ストレスも多い毎日で時に
口内炎が5つ出来たこともありました。
当然「健康」「予防」なんて無縁で
当時の私は考えたこともありません。
救急の現場であるため急変の対応や
急性期(急に病気を発症した人)の
医療はとことん勉強していましたが
「健康維持」や「予防」という概念は
当時まったく持っていませんでした。
そんな私が「健康」や「予防」を
意識しだしたきっかけがありました。
それが50代にして亡くなった
お母さんの対応をした時です。
救急車で運ばれた時には
すでに手遅れでした。
その時、残された子どもたちが
泣きわめく姿を目の当たりにして
『この状況を二度と見たくない!』
そう感じた事が始まりです。
そこから、病院のスタッフの反対を押切り「健康」や「予防」の勉強をとことん
し始めました。
医学会の認定試験にも合格し、
自分自身が健康な毎日を過ごしてく中で、
カラダの変化や気持ちの変化が
多くあらわれたのです。
「これはもっと多くの人に伝えたい!
これなら若くして亡くなる人が
減ってくれる!」
そう感じたことが私が
“日本加齢ストップメディカル協会”
を立ち上げたきっかけです。
その後、病院を退職し個別指導により
多くの方に変化を感じてもらえました。
しかし・・。
そのような中、
「同期の看護師仲間が勤務後に倒れた」
という連絡が入ってきたのです。
診断は脳出血。
その3日後に息を引きとりました。
無力感と悲しみと同時に、
このような悲しい気持ちになる人を
減らすために協会をつくったのに。
身近な人さえも救えなかった
自分に憤りを感じたのを
今でも覚えています。
「このまま個別で続けても
限界がある・・・
もっと多くの人に伝えないといけない!」
そう考えプロジェクトという形にして
伝えていくことにしました。
昨今、健康に関する情報は
非常に多くありますがほとんどが
頭で覚えるものばかり。
健康は頭ではなく体と心で実感するもの。
私はそれを強く感じています。
ぜひ、自分の体と心で健康を
感じてください。
そして、体も心も健康でイキイキとした
毎日を送ってほしい。
私はそれを強く願っています。