日本天鵞絨工業の再興に向けて
Velvet Japan TEL. 0771-62-0128

日本天鵞絨工業株式会社

日本天鵞絨工業株式会社は明治20年の創業以来、江戸時代から伝えられた伝統技術を用いて、京都において唯一「ほんもの」の「天鵞絨(ビロード)」生地を製造しています。
2017年現在で130年の歴史を重ねる伝統をまもるため、技術の継承に尽力しています。
また、重要文化財に用いられる生地を修復するために必要な天鵞絨を製造できる希少な企業として誇りをもって日々働いています。





【天鵞絨工場を襲った天災】
去る2017年6月1日、日本天鵞絨工業で、落雷によって電柱から電気メーターを通り火災が発生しました。初めは小さな火でしたが、屋根、畳へと火が移り、あっという間に大きな炎となって燃え広がっていきました。この火災によって作業場兼自宅が焼失、作業場に置かれていた天鵞絨も全てなくなり、工場を守る外壁も一部焼けくずれてしまいました。

【復興へ向けて】
私たち日本天鵞絨工業の復興には、長い時間と多額の改築費が必要です。全焼した自宅兼作業場に残された鉄くずや燃えかすを全て撤去し、そして新たな設備を建てなおししなくてはいけません。
さらには、安全な工場に戻すための外壁工事、燃えてしまった商品の再生産。1500万円を超える損失があるなかで、まずは外壁の補修から、2017年中には完了させ次の一歩を踏み出していきます。
再興に向けて、みなさまのご支援ご協力をお願いいたします。サイト下部より、寄付によるご支援ページへアクセスいただけます。
【復興へ向けて】
私たち日本天鵞絨工業の復興には、長い時間と多額の改築費が必要です。全焼した自宅兼作業場に残された鉄くずや燃えかすを全て撤去し、そして新たな設備を建てなおししなくてはいけません。
さらには、安全な工場に戻すための外壁工事、燃えてしまった商品の再生産。1500万円を超える損失があるなかで、まずは外壁の補修から、2017年中には完了させ次の一歩を踏み出していきます。
再興に向けて、みなさまのご支援ご協力をお願いいたします。サイト下部より、寄付によるご支援ページへアクセスいただけます。


【天鵞絨の歴史】
天鵞絨はおよそ450年前、戦国時代の日本に南蛮貿易でもたらされ、織田信長などにも愛された織物です。天鵞絨は、その高い技術と価値を守るため製造法が明らかにされていませんでしたが、当時の織物技術者の不断の努力により、国産化が実現しました。ビロードを起毛させるために心材である針金を織り込み、針金上のパイル糸を特殊な小刀で切りだすという製法によって編み出される天鵞絨は、その艶と手触りなどから愛されています。しかしその技術難度は高く、別珍やベルベットなど類似の簡易製法が多くなり、「ほんもの」の天鵞絨を作ることができる技術を受け継ぐのは世界でも数人しか残されていません。日本天鵞絨工業は「ほんもの」の天鵞絨を作ることができる、稀有な存在として、製法と技術を守り続けています。

【天鵞絨工業の歴史】
当社は1887(明治20)年に藤本豊明が創業したことに始まります。明治維新後の東京遷都に伴い、藤本豊明は生まれ育った京都から東京へ渡り貿易商藤本商店を開業し、京都西陣にて上仲買をはじめました。事業の成功により資産を築き、大正時代には藤本合名会社を設立しました。
その後、藤本豊七があとを継ぐと1922(大正11)年に京都府園部町(現在の南丹市)に天鵞絨織工場(敷地面積:450坪)を建設、藤本天鵞絨織工場を設立し、東京・京都西陣・天鵞絨織工場の3拠点での事業展開を始めました。関東大震災により東京支店は全焼しましたが、京都での天鵞絨工場は順調に生産数を増やし、昭和の戦時下に日本天鵞絨工業有限会社を設立、1953(昭和28)年には日本天鵞絨工業株式会社を設立しました。

【天鵞絨工業の技】
天鵞絨づくりにおけるもう一つ重要な要素があります。それは設備です。現在日本では天鵞絨をつくるための機械は新たに販売されておらず、弊社でもこれまでに導入した設備を自らの手で改良修繕を続けることで工場を操業しています。こうした修理を自分たちで出来ないため廃業を余儀なくされる工場も少なくありません。
パイル糸を切りだす際に用いる小刀も例外ではありません。美しい天鵞絨に仕上げるために天鵞絨職人たちは自分専用の小刀を使ってきました。しかし、もはや小刀を製造する技術は残されておらず、自らの手で、美しく天鵞絨を仕上げることができるように、小刀を補修しています。
6月の被災で弊社はこの代えの効かない小刀をほぼ全て失い、残された一本も熱で形状が変わってしまいました。しかし先人たちの知恵と技術と確かな目で、小刀を修理し、天鵞絨を再びつくりだすことができる技術が私たちにはありました。


【天鵞絨工業の製品】
天鵞絨を使った製品は多岐に広がっています。お祭りなどで使われる山車などの飾りとしても使用されてきた歴史があり、文化財として山車には天鵞絨が欠かせません。その他、高級な用途では全て天鵞絨で仕上げた衣服などがありますが、下駄や草履などの花緒に用いられているのがもっとも普及した用途になっています。

天鵞絨を身近に感じていただくための製品開発も行っており、アクセサリーなども開発しているほか、和装に限定されないカジュアルな履物で天鵞絨を楽しんでもらえるような商品も検討しています。


被災からの復帰のため、みなさまのご支援をお願いいたします。
下記ボタンよりクレジット決済にてご支援いただくことができます。