私は2年前まで、好きなことを仕事にしたくて転職した会社で『仕事が恋人』を絵にかいたような社畜OLをしていました。仕事がとても好きだったし、周りからなんと言われてもあまり気にしておらず、むしろそれだけ一生懸命になれる仕事があることを誇らしく思っていました。
そんな私でしたが、転職して数年たった頃、次第に自分の働き方や仕事に違和感を持ち始めます。
「もういいかげん仕事にも疲れてしまったな。。私の本当にやりたかったことってこんなことだったっけ?」
好きなことを仕事にして全てが解決したつもりでいたけれど、本当はそうじゃなかった。好きなことを仕事にしたことで、さらなる自分の望みが出てきたのです。当時の私は『自分の望み』だとか『自分の本音』なんて日常で意識することはなく、ただただ毎日をこなすことに精一杯でした。仕事にもなれ、少し余裕も出てきたタイミングで、そんな自分の変化に気づいてしまったのです。
それからはいろんな自己啓発本を読んだり、セミナーに参加したり、気になる人に会いに行ってみたり、、必死に自分探しの旅をしていました。そして宮本佳実さんの本と出会い、直接お会いするためにご本人が主宰されたニューヨークとハワイのツアーに参加しました。
このツアーで初めて海外ひとり旅を経験し、海外という慣れない地で本来の自分という感覚をほんの少し取り戻すことができたように思います。そして、宮本佳実さんとの会話の中で、私の人生に置いてとても大切な気づきを得ました。
『私は現状の不満ばかりをみていて、肝心の”じゃあどうしたいのか?”がすっかり抜けていたんだ。だからいつまでも自分の望みを叶えることができず、モンモンとしているんだ』
そう。私は今の状況に対する不満ばかりを毎日募らせていたくせに、それをどうしていきたいのかという”望み”は全く意識していなかったのです。どうしたいか自分で分かっていないから、どうすることもできず、ただモンモンしている。そんな自分に気づき、まずは”自分がどうしたいか”自分に向き合っていくことを決意しました。