陣痛は痛くない!

まさか、そんなことって、あるの?

妊娠・・・嬉しい
なのに出産は・・・怖い!

不安でいっぱいだった初めてのお産

5人子供がいる人でも、「初めてのお産」のときは誰にでもあります。
つわりが落ち着いて、お腹が大きくなってきて、初めての胎動を感じて・・・
しかし、日に日に増していく、陣痛への不安。
「鼻からスイカを出すように」「生理の100倍痛い」「人格が変わってしまうほど」
出産への痛み、辛さを目に、耳にするようになります。
私はちゃんと産めるのだろうか。何よりも痛いと言われる陣痛に耐えられるのだろうか。
母親教室とか、マタニティクラスと言われる講座に参加してみたら、皆が皆、同じ不安を抱えていました。
どうすれば陣痛に耐えられるか。うまく乗り切ることができるか。
陣痛のときの呼吸法の練習もしました。しかし、やっぱり痛いものは、痛いよね・・・。
街ですれ違う、赤ちゃんを抱いたお母さんを見ては、
「あの人も産んだのだし、私だけが産めないことはない、大丈夫」と自分を
奮い立たせるしかありませんでした。

痛さの中に感じた不思議

最初のお産は不安を抱えたまま、予定日よりも1カ月近く早い36週目に始まりました。
夜中に突然の破水。心構えも十分ではないまま産院へ向かい、そのまま入院。
夜明けを迎えるころには順調な陣痛になりました。
習っていた陣痛逃しの呼吸法のタイミングが自分にとってはストレスとなり、
自分の好きなリズムで呼吸することに。
早くてもお昼頃の出産になるだろうと言われ、こんなの昼までなんて耐えられない!と心底思いました。
しかし、陣痛と陣痛の合間に、ふとした幸せ、心地よさを感じて眠ってしまうのです。
これは痛い陣痛の中で、とても不思議な感覚でした。
しかし当時は、夜中からのお産で疲れているからだと思っていたのです。

4人産んで、初めて抱いた疑問

どうしてお産は痛くなければならないの?
この質問が私のお産を変えました

二人目は母体の合併症のため陣痛促進剤を使った出産でした。
人工的に陣痛を起こす出産になるのは不安でしたが、
誘発分娩でも、陣痛と陣痛の間の心地よさを感じることができました。
陣痛の間は痛いことばかりではないんだな、と思いましたが、
このときは陣痛そのものを苦痛と思わないお産があるなんて、思いもしませんでした。
三人目、四人目は二人とも骨盤位(逆子)でした。
にもかかわらず、二人ともお産の経過が早くて心地よさを感じる間もありません。
お産は痛かったけれど、幸せ。この痛みがあるからこそ、子供をかわいいと思える。
そう思い込んでいました。いや、そう思わないとやってられない、が正直なところかもしれません。
しかしそんな思い込みが破られる日が来ました。
今まで常識、当たり前だと思っていたことが覆される出来事を目の当たりにしました。
そしてそのとき、もしかしたら、「お産は痛い思いをしてこそ」というのも、思い込みかもしれない!
強くそう思ったのです。

そして、5人目を授かりました

お産とは関係のない出来事から、痛くないお産をするヒントをたくさん得ることができました。
しかし、4人の子供がいて、すでに30代後半。
もう今の人生では、本当に痛くないお産ができるかどうかを試す機会は訪れないだろう。
そう思っていましたが、その出来事から10カ月後、思いもよらず5人目を授かることができました。
妊娠生活は順調で、痛くなく氣持ちよくお産するイメージトレーニングを毎日欠かしません。
安産のための体づくり、赤ちゃんを迎えるための心構え。
すべて順調そうにいっていましたが、出産直前にまさかの妊娠高血圧症候群。
出産予定の助産院から提携先の病院へと転院。
病院での出産となると、自分が考えていた
痛みをコントロールしやすいフリースタイルでの出産というわけにはいきません。
しかし、氣持ちいいお産をあきらめてはいませんでした。
考え方ひとつで、分娩台のお産でも苦痛が和らぐお産ができたのです。

痛くないお産をあなたへ

この経験を自分だけのものにするのは
もったいない!

5人目で初めて経験した、痛みや苦しみのない出産。
しかし、巷で伝えられるお産は苦痛を連想させるものばかり。
「赤ちゃんは欲しいけれど、痛いのはいや。」「陣痛に耐えられるか不安」
そんな声をあちこちで聞くたび、痛くないお産もあるのになぁと思っていました。
だったら、自分が体験したことを伝えよう。
そして、これから産むお母さんにも体験していただけたら。
そう思って、私が体験した、痛みが和らぐ氣持ちいいお産を公開することにしました。

お産までに行なったこと

  • 「お産は痛いもの」という常識を疑う
  • 「陣痛」と呼ばれるものの正体を知る
  • お産の流れを知る
  • 無事に出産を迎えることへの感謝の氣持ち
  • 安産のための身体づくり
  • 「お産は痛いもの」という常識を疑う

Profile

濱地 玲奈(はまじ れな)

高校生、中学生、小学生2人、幼稚園児、5姉妹の母。
4人産んでから、とある出来事をきっかけに「本当はお産は痛くないのではないか?」と氣づく。
5人目のお産で、氣づいたことをフルに生かし、痛みのない氣持ちいいお産を経験する。

陣痛から、産波(うぶなみ)へ

お産のための子宮の収縮を一般的に「陣痛(じんつう)」といいます。
しかし私は、この収縮を陣痛と呼ぶのは、お産にふさわしくないと思っていました。
陣痛という言葉は痛みを強調、連想させます。痛くないお産に陣痛では矛盾します。
そこで、痛みが和らぎ氣持ちいいお産へ導く子宮の収縮に、新しい名前をつけました。
その名が「産波(うぶなみ)」です。
子宮の収縮には、波の様なリズムがあり、強くなったり弱くなったりを繰り返します。
お産のための波が、産波(うぶなみ)なのです。