私自身、出産後は初めての育児で大変なことはありましたが、日々の子どもの成長を喜び、一緒に楽しむ時間もありました。
しかし、
保育園から小学校に入学し、さらに進級していくにつれて、子どもを自分の思い通りにさせようという思いが強くなりました。
当時の私は、母としてそれが最良の子育てだと信じていましたので、毎日、子どもに関わり、頑張っていました。
でも、毎日、悪戦苦闘でした。
頑張れば頑張るほど、
子育ての悩みは増えて、
子どもに対する不満は募り、
イライラすることも増えてきました。
怒りを制御することが困難な時期もありました。
しだいに、子どもは、私の言うことを聞かなくなりました。
親子の会話は、歯車があわなくなり、
楽しく会話することもなくなっていきました。
中学2年の夏休み明けから、子どもは完全不登校となり、
我が家から笑顔が消えていきました。
当時の私は、
何とか子どもを学校に行かせようと、
さまざまな関係機関や情報を探しました。
私が良いと思うところへ、子どもを連れていきました。
その一つ一つを試してみるのですが、
本人の変化や効果は見られず、
ますます悩み苦しむ日々が続きました。
ある時、
子育てコーチング(マザーカレッジ)との出会いがありました。
ベーシック講座でコーチングの基礎を学び、
その後、上級講座まで受講し、認定講師になりました。
聴き方や伝え方を学び、
その学びを日常生活で実践していきました。
コーチング的アプローチは、特効薬ではありません。
ですから、忍耐も必要でした。
少しずつでしたが、
親子関係や親子のコミュニケーションが
好転していきました。
子どもへ投げかける質問や
声がけの表現の幅が広がってくると、
あれだけ苦労していた会話が楽しく進められるのでした。
子どもから本音も伝えてくれるようになり、
心から笑い合える関係を築くことができたのです。
ちょうど同じ時期に、月よみとの出会いがあり、
月を読み解くことで、お互いの本質を知ることができました。
「本質を知る」ということは、お互いの違いに気づかされることでもありました。
受け入れがたい違いを理解できるようになってきました。
とはいっても、
今でもどうしても受け入れられないことや
譲れないこともあります。
いつしか
「子どもは子どもの人生があり、
私はわたしを楽しめばよい」
と思えるようになりました。
そうすると、私自身の人生の軸が定まってきました。
つまり、人生のど真ん中で生きるようになると、
子ども自身もまた自立しようと行動し始めていたのです。
こうした経験から、
同じように子育てに悩んでいる方々の
お役に立ちたいと思いました。
現在は、個別指導塾のプロ講師、大手中学受験塾の算数講師として、約200人を指導中。子どもたちのやる気と学力アップを引き出す一方、受験コーチとして、受験生の保護者の方へセッションをしたり、受験コーチング講座などを開催しています。
2022年度は、小学校の英語活動アシスタントとして、子どもたちに英語の楽しさも伝えています。
受験コーチング講座では、受験生の親としてのコミュニケーションを学んでいきます。
子どものタイプに合わせた声がけもお伝えしていきます。
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