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3ヵ国民衆会議実行員会ユースチーム
triangular2018youth@gmail.com
2018年11月20日ー22日の(日本・ブラジル・モザンビーク)3ヵ国民衆会議の報告、まとめはこちらよりご覧ください。

わたしたちは2018年11月、日本と世界の「食と農」を守るために、
3ヵ国の農家や市民が連帯する国際会議を開催しました。
こちらのサイトでは会議の経緯や内容などの情報を共有しています。

はじめての方へ

わたしたちは日本と世界の「食と農」を守るために、2018年11月に東京で開催される「3ヵ国(日本・ブラジル・モザンビーク)民衆会議」の実現を目指して活動を開始しました。

「3ヵ国民衆会議実行委員会」は、日本中から農家やNGO、料理研究家、研究者、学生、会社員、市民などが集まり、2018年6月に結成されました。

また、学生などの若手が主体的に会議の実現に関われるようユースチームが結成されました。ユースチームは、会合開催の補佐やホームページ運営、ファンドレイジング活動を行いました。

会議後も、会議内容やその後のイベント情報などの共有を行っています。



3か国のつながり
3か国とはアフリカ大陸にあるモザンビーク、南アメリカ大陸にあるブラジル、そして日本のことです。

現在、世界では自然や農民の権利を軽視した政策や、大規模な農業事業、農薬や遺伝子組み換え作物を多く使った食と農のありかたが問題になっています。モザンビークとブラジルもこの問題に深く直面しています。
そして、日本もまたこの問題に無関係ではありません。

「3か国民衆会議」が日本で開かれることで、3か国の農家や若者、環境・女性・人権団体が、「食と農」の課題だけでなく「食と農」の未来について話し合い、共によりよい方策を考えていくことができます。


3か国のつながり
3か国とはアフリカ大陸にあるモザンビーク、南アメリカ大陸にあるブラジル、そして日本のことです。

現在、世界では自然や農民の権利を軽視した政策や、大規模な農業事業、農薬や遺伝子組み換え作物を多く使った食と農のありかたが問題になっています。モザンビークとブラジルもこの問題に深く直面しています。
そして、日本もまたこの問題に無関係ではありません。

「3か国民衆会議」が日本で開かれることで、3か国の農家や若者、環境・女性・人権団体が、「食と農」の課題だけでなく「食と農」の未来について話し合い、共によりよい方策を考えていくことができます。


何ため、誰のための3ヵ国民衆会議?

モザンビークで行われた民衆会議の一幕
開発によってもともとあった土地がなくなってしまった人々
自然の豊かさがなくなってしまった土地
開発によってもともとあった土地がなくなってしまった人々
     3か国民民衆会議について

日本・ブラジル・モザンビークの3ヵ国の農家や若者、市民団体(環境、女性や人権など)、一般市民が集まって

・世界の食と農の現状や課題を整理し
・世界のオルタナティブ(新たな試み)を紹介しあい、
・ともに課題を乗り越えるための方策を考え、
・「食と農の未来」に向けて3ヵ国の人びとの連帯を深める、そんな国際会議です。

世界の「食と農」の課題

本来私たちには

・自分が食べたいものを自由に選んで食べる権利や
・健康に良くて安全な食べ物を手に入れる権利
・そして作り手である農家(農民)が、作りたいものを自由に作る権利

である「食の主権【food sovereignty】」があります。しかし、この権利が世界中で奪われつつあります。政府や海外企業、援助機関が中心となって大規模な農業事業や農薬・遺伝子組み換えを推進することが、その大きな原因となっているのです。

日本・モザンビーク・ブラジルの「食と農」の危機

セラード開発(ブラジル)
ブラジルで1970年代から、日本の開発援助(ODA)によって進められた大規模な農業事業。その結果、セラード地域という、「生物多様性の宝庫」とされる自然豊かな地域が、大豆などの輸出用作物の農地になってしまいました。

その後どのような問題が生じたのどうでしょうか?
詳細はセラード開発を問う 印鑰 智哉のブログ

マトピバ計画(ブラジル)
2018年現在またセラード開発と同様の事業が異なる地域で進められようとしています。ブラジル・セラード開発(マトピバMATOPIBA計画)を考えるブログ

プロサバンナ事業(モザンビーク)
日本の開発援助(ODA)で、2009年からモザンビークで行われている巨大な農業開発事業です。

この事業はブラジルの「セラード農業開発」事業をまね、モザンビーク北部の土地を、大豆などの輸出用作物の畑に変えてしまうことを目的として始められました。海外の企業や投資家の流入で、多くの土地を、現地の農民から奪ってしまいました。

その後農民たちはどうしているのでしょうか?
詳しくはモザンビークの開発を考える市民の会または
JVCプロサバンナ事業に関する取り組み

種子法廃止(日本)
今年の4月に日本では「主要農作物種子法」(通称「種子法」)という法律が廃止されました。

この法律は、日本人の主食であるコメや大豆・麦の優良な種子の生産・普及を「国が果たすべき役割」と定めたものでした。この法律のもと、都道府県が予算をつけて種子事業を実施し、これらの種子の多様性公共性が守られていました。

これは日本の「食と農」にとってどのようなに意味があるのでしょうか?
詳しくはタネは誰のもの 「種子法」廃止で、日本の食はどう変わるのか――種子の専門家に聞く

プロサバンナ事業(モザンビーク)
日本の開発援助(ODA)で、2009年からモザンビークで行われている巨大な農業開発事業です。

この事業はブラジルの「セラード農業開発」事業をまね、モザンビーク北部の土地を、大豆などの輸出用作物の畑に変えてしまうことを目的として始められました。海外の企業や投資家の流入で、多くの土地を、現地の農民から奪ってしまいました。

その後農民たちはどうしているのでしょうか?
詳しくはモザンビークの開発を考える市民の会または
JVCプロサバンナ事業に関する取り組み

世界の「食と農」の課題

本来私たちには

・自分が食べたいものを自由に選んで食べる権利や
・健康に良くて安全な食べ物を手に入れる権利
・そして作り手である農家(農民)が、作りたいものを自由に作る権利

である「食の主権【food sovereignty】」があります。しかし、この権利が世界中で奪われつつあります。政府や海外企業、援助機関が中心となって大規模な農業事業や農薬・遺伝子組み換えを推進することが、その大きな原因となっているのです。

「3カ国民衆会議」実行委員会 趣意書

〜危機の21世紀を超えて、つながりあい、食の幸せを未来に手渡すために〜
                                                  2018年8月3日

 21世紀に生きる私たちは、未来の世代にどのような「食」と「農」を手渡していけるでしょうか? そのためにどのような「農」を取り戻すことが出来るでしょうか?

 いま、日本だけでなく、世界各地で「食」とそれを支えてきた農家は深刻な危機に直面しています。「食」はなくてはならない命の源です。これまで私たちは、食卓にのぼる「食」の多くを「家族による小さな農業(家族農業)」に頼ってきました。しかし、いま、これまでの「農」の営みが続けられないところまで、世界中の農家は追いつめられています。

 その原因に、もうけを最重要視する投資や企業によって構築されるグローバル・フードシステム、それを推進する各国政府や国際機関の政策、地球温暖化などによる異常気象があります。国によってその影響は異なりますが、家族農家の手から、農地・水・たね(種子)・森へのアクセス、そして「どこで何をどう育てるのか」の決定権が急速に奪われつつあります。いつの間にか遺伝子組み換え作物が栽培され、みなの口に入ってしまっている現状もその一例です。農家の苦境は、「食」の受け取り手でもある私たちが、「どこで誰の育てた何をどう食べるか」の選択肢と決定権を失うことにもつながっています。つまり、「食」と「農」の支配を通じて、一人ひとりの生き方や生命までもが左右される時代となっています。

 グローバリゼーションの負の影響をもっとも深刻な形で受けた「南(途上国)」の先住民族や家族農業を営む人びとですが、何重にも及ぶ圧力を受けながらも、それを乗り越えるための創意工夫を積み重ねてきました。「母なる地球(マザーアース)」、「食の主権」、「たねへの権利」、「アグロエコロジー」、「小農の権利/主権」——これらのビジョンや実践は、国境を超えた人びと同士の連帯を通じて、世界に広がり、多くの素晴らしい変化を生み出してきました。来年には、「国連家族農業の10年」が始まります。

 これを受けて、日本の私たちは、アフリカのモザンビーク、南米のブラジルから来日する農民男女、教会関係者、女性運動、環境や人権団体、若手研究者の皆さんとともに、多様性を大事にし、「食と農の未来」を描き、課題を整理し、これらを乗り越えるための方策と計画を話し合うことになりました。

 3カ国の人びとの出会いを通じて、みなの「共通の家」であるはずのこの地球、自然、地域社会、農家、一つひとつの命を守り、つながりと主権を土台とした幸せと喜びあふれる「食」と「農」の関係を未来の世代に手渡せるよう、力をあわせたいと思います。
続きを読む

呼びかけ人・団体

個人41名(内非公開2名)、19団体もの方々に呼びかけ人・団体としてご協力をいただけることになりました。

呼びかけ人・団体一覧

実行委員会メンバー

個人27名、8団体の方々が実行委員会メンバーとなりました。

実行委員会メンバー一覧

活動内容

クラウドファンディングは11月25日をもって終了しました!
ご協力いただいた皆様ありがとうございました。
https://congrant.com/project/triangularfr/551
3か国民衆会議の過去の活動状況はこちらの3か国民衆会議ブログをご覧ください。

モザンビークの開発事業や情勢については
モザンビーク開発を考える市民の会 公式ブログをご覧ください。
収支報告
収支報告

New!収支報告(2019年3月)
収支予算(2018年9月)

収支報告
収支報告

New!収支報告(2019年3月)
収支予算(2018年9月)

プロジェクトを支援する

クラウドファンディングにご協力いただみなさま、本当にありがとうございました!
クラウドファンディングは2018年11月に終了いたしました。

お知らせ

新着情報

◆【院内集会】2・18「国連小農宣言・家族農業の10年」院内集会を開催します→詳細チラシはこちら

終了しました【参加募集】3ヵ国民衆会議報告会&座談会(アースマンシップさん主催)
2018年2月3日(日)13時〜15時半
詳細・お申込み 
 
◆会議の動画をアップしました!
→3日間まとめ動画(一部ポルトガル語) こちら
→11月22日緊急報告会(日本語部分を抜粋)動画
UPLAN作成 こちら

◆会議の資料をアップしました!
【資料1】2日目国際シンポ1部(モザンビークNGOの種子に関するPPT)
【資料2】1日目オープンイベント:第3報告「セラードにおける環境・社会的影響と住民の抵抗 」(ブラジル社会運動/PPT日本語訳)

会議のご報告

◆モザンビーク・ブラジルの農民・市民社会から東京宣言が出されました。

◆日本の市民社会からのまとめが出ました。

◆2018年11月24(日) 13:00〜16:00 「日本の農業政策と海外への農業開発支援を問う ~ ブラジルとモザンビークからの証言」3カ国民衆会議 in京都 

◆ 2018年11月25(日)12:30-16:00「大豆から考える食の今と未来〜モザンビーク・ブラジル・日本で起きていること」3カ国民衆会議 in神奈川 報告


◆2018年11月25(日)13:00〜16:30 「マーケットがつくる・まもる・つながる くらし」3カ国民衆会議 in京都 
報告(FEAST Project)

◆モザンビークの状況 こちら
ブラジルの状況 こちら

終了したイベント


3カ国民衆会議オープンイベント 終了しました。
11月20日(火)18時ー20時@聖心女子大学4号館
「日本の私たちと今世界で「大豆」をめぐって起こっていることーアグリビジネスによる油糧・飼料作物栽培の環境・社会的影響と住民の抵抗」

◆3カ国民衆会議「国際シンポジウム」ファーマーズマーケット&マルシェ&写真展 終了しました。
11月21日(水)11時ー20時40分@聖心女子大学4号館 詳しくは→こちらをご覧下さい。


3カ国民衆会議・緊急報告会 「日本とODA/投資:モザンビーク北部で何が起きているのか」終了しました。
2018年11月22日(木)17時-@参議院議員会館

【事前学習会】
11月2日 3カ国民衆会議プレイベント食と農のグローバリゼーション 
10月17日 3ヵ国民衆会議・事前学習会「アグロエコロジーと食の主権を学ぶ」
9月7日開催「農・食・くらしの自立と地域の自立へ」渡部 務さん(「置賜自給圏推進機構」共同代表高畠町有機農業提携センタ-)

7月22日開催「どうなっているの?日本の農業とタネの話」松平尚也さん(AMネット代表理事、農民)

6月26日開催「グローバルな食と農のシステムと3カ国」・モザンビークと日本(プロサバンナ問題を含む)・ブラジルと日本(「たね」、セラード開発の問題を含む)池上甲一(近畿大学農学部名誉教授)印鑰智哉(日本の種子(たね)を守る会事務局アドバイザー)





3ヵ国民衆会議 関連情報・記事

3ヵ国民衆会議 報告書

3ヵ国民衆会議 開催報告書

2018年11月20日ー22日に東京で行われた「3ヵ国民衆会議」に加え、京都・神奈川でのサイドイベントや農家交流の内容を含めた報告書を作成しました。ぜひご覧ください。

報告書を見る

3ヵ国民衆会議参加農家
プロフィール

11月21日に開催された、「3ヵ国民衆会議国際シンポジウム」に参加した農家さんのプロフィールを公開しています。

農家プロフィールを見る

3ヵ国民衆会議 動画

3ヵ国民衆会議の動画が一挙に見られます。是非ご覧ください。

3ヵ国民衆会議動画



3ヵ国民衆会議 イメージ

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