1️⃣向精神薬の多剤大量処方について考える
私はジャーナリストとして、また精神病の家族を持つ者として長年、精神保健福祉を取材してきました。その間ずっと、「精神科の疾患は一度かかるとなかなか治りにくい慢性疾患である」と考えてきました。
しかし長期に渡って回復しない方々の中に、過度な薬物療法の問題があり、いわゆる多剤大量処方により”薬漬け”になっている患者さんが多く存在することがわかりました。
そして薬を減らすことが回復に繋がる大切な「治療」であることも見えてきました。
2️⃣ではどうやって薬を減らしたら良いのか?
多くの体験者のインタビューを行い医師の監修のもとに製作した小冊子「ゆっくり減薬のトリセツ」を作りました。これを皆さんで一緒に読みながら、さらに様々な情報を加え、交換していく読書会スタイルの対話会を行なっています。
仲間たちの薬の減らし方やその間の行なった環境調整などいろいろなことを話し合いながら、それぞれの方法や、医師とのコミュニケーションについても考えていきます。