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東京逍遥塾

善く生きるための知恵の探求
日本型リベラルアーツの探求
-アリストテレスを中心とした人類の古典と対話することを通して−

今後の活動について
(2021.1.29 幹事会)

  現在の状況を踏まえ、しばらく間、以下の方針のもと、運営することになりました。

1.緊急事態宣言の状況を踏まえ、会員の安全を考慮して、6月までは、定例勉強会、特別講義・演習を中止する。7月以降、事態の正常化を踏まえて、10/14定例勉強会、10/15特別講義・演習を開催する。

2.昨年12月に予定されていた呼びかけ人総会を7月以降に延期し、 事態の正常化を見据えて、期日を再設定する。

3.6月までは、会員の自由な意見交換の場として、オンラインの場を設ける。※会員は参加自由(無料)

4.今年度は、定例勉強会、特別講義とは別に、会員の意向があれば、会員の各自が世話人となってミニ勉強会を立ち上げる。
※このミニ勉強会は、会員の身近な所で開催し、塾長のオンラインでの指導のもと、会員の課題意識に沿ったテーマを取り上げ、勉強する。

5.今年度中にテキストを作成し、会員に配布する。

東京逍遥塾 設立の呼びかけ人
(2018.10.8現在)

荒木 勝(岡山大学名誉教授。元岡山大学副学長)
小長啓一(元アラビヤ石油会長、元通産事務次官)
近藤誠一(地球システム・倫理学会理事長、元文化庁長官、元外務省)
板東久美子(日本司法支援センター理事長、元文部科学審議官・消費者庁長官)
土居征夫(武蔵野大学客員教授、元通産省生活産業局長)
濱口治孝(一般社団法人浩志会専務理事、元三菱商事)
細川昌彦(経済評論家・中部大学教授、元中部経済産業局長)
松元 崇(国公共済組合連合会理事長、元内閣府事務次官、元財務省)
天野定功(元KDDI副会長、元郵政省電気通信局長、元総務審議官)
伊藤盛夫(元防衛省経理装備局長)
野崎敦夫(元日本民営鉄道協会理事長、元運輸省関東運輸局長)
深津孝男(元東レ・東レ経営研究所常務取締役)
伊藤直人(日本クアオルト研究所会長、元トヨタ自動車)
竹原啓二(フューチャー・デザイン・ラボ会長、元リクルート常務)
藤山知彦(JST研究開発戦略センター上席フェロー、元三菱商事)
降籏洋平(日本信号株式会社会長)
梅田一郎(元日本ファイザー社長、新時代戦略研究所・理事長)
田中勝英(太陽生命社長)
森田 潔(元岡山大学学長)
片峰 茂(元長崎大学学長)
本田勝彦(元JT日本たばこ産業株式会社顧問)

塾長・代表幹事

荒木 勝 先生
(岡山大学名誉教授、元岡山大学副学長)

業績:
単著
・『アリストテレス政治哲学の重層性』(2011年7月、407ページ、創文社)
・『ポーランド年代記と国家伝承』(2018年12月、156ページ、群像社)

論文集寄稿
・「ポーランドの建国伝承考」(『ポロニカ』創刊号、1990年 155-173)
・「西洋の幸福観」(『東北アジアの幸福観』2010年 110-119  岡山大学出版会)
・「フロネーシス」(『政治概念の歴史的展開』(2011年6月、69-92、全体244ページ、晃洋書房))
・「政治主体の形成における「自由」の考察」(『新しい政治主体像を求めて』2014年2月、377ページ)

翻訳
・アリストテレス『政治学』(ギリシャ語から日本語)(岡山大学法学会雑誌、2001~2003年)
・『匿名のガル年代記―中世ポーランドの年代記』(ラテン語から日本語、2014年12月、麻生出版)

翻訳
注釈
・「アリストテレス」『西洋政治思想資料集』(2014年9月、14-21ページ、法政大学出版局

監修・共著

・『東アジアの「もの」と「秩序」』(2010年 大学教育出版)
・『東北アジアの幸福観』(2010年 岡山大学出版会)
・『現代公共政策のフロンティア』(2015年 岡山大学出版会)
・『東アジアの共通善』(2017年 岡山大学出版会)

書評

・「アリストテレス政治学における市民的互恵性の位置」
  (政治思想学会編『政治思想研究』第18号 2018年5月、風行社)

POINT
1

東京逍遥塾設立の趣旨

世界は、今大きな激動に見舞われています。

とりわけ、2016年に入り、トランプ大統領の登場以来、歴史的な大変動の時期を迎えたように思われます。

一方では、科学技術の予想を超える進展はこれまでの人類の対応に根本的な再検討を迫っています。他方では、中国の台頭や中東の無秩序等に象徴される、グランド・ゼロという時代認識がひろがり、混沌というべき世界の無秩序化は、人間の尊厳や国家の尊厳を危機に陥れています。

また自然界もまた大規模な気候変動に見舞われ、社会秩序の混乱と共振して、人間社会の自然的基礎である家族、地域の共同体の解体が引き起こされています。その結果、いまや生の根源に対する人間の正当な判断を見失わせる事態が引き起こされています。

他方で、日本の現状もまた、少子高齢化の急速な進行や世界の急激なグローバル化の中で、多くの分野で混迷の度合いを深めています。とりわけ日本の将来にわたる国家像が極めて不明確になっています。

 こうした状況を見るにつけ、明治以降、日本が学んできた近代的思考を超えて、改めて、人類が構築してきた古典的知恵といわれている知的遺産から多くを学ぶ必要があるように思われます。

とりわけ、2000年間、西洋、東洋を超えて人類の知性に語り掛けてきたアリストテレスを中心とする古典の世界に分け入り、それらの哲学的思考を学びながら、世代の壁を超え、現代の日々の生の現場から立ち上がってくる課題を、対話を通して、問題の根源にさかのぼって考えるという作業を広げていくことが求められています。

さらに、こうした観点から、東京逍遥塾の基本的なヴィジョンとして、日本の国家ヴィジョンのあり方を模索しつつ、世界に通用する真の教養の深化のために、日本的リベラル・アーツの再構築を目指します。

 この塾の基本コンセプトを、「善く生きるための知恵の探求-アリストテレスを中心とした人類の古典と対話することを通して−」とする。

POINT
2

逍遥塾のミッションと立場

1.アリストテレスをはじめ、人類の古典的遺産を、現代の問題を解く土台、引照基準として勉強する。

2.日々の多方面の実践や戦略的課題を超えて、「よく生きる(エウ・ゼーン)」ために、より大きな価値を探求し、またより大きな価値の観点から、日々の実践・戦略的課題を再点検する。 

3.個々の直接的な政治的経済的社会的な立場を乗り越えて、共通の討論の場を構築し、さらに開かれた知的共同の場を追求する。

POINT
3

1年間の基本課題

今後の基本課題は会員の相互の検討を経て決定する。


A.民主主義とポピュリズム、並びに君主制
B.個人と家族、地域と企業と国家
C.リベラル・アーツ、とりわけ修辞学(コミュニケーション学)と芸術
D.官僚制と説明責任制
E.正義と実践知、その点における東洋と西洋の架橋

POINT
4

運営方法

1.共通のテキストをあらかじめ読んで、相互に質問する。当面は、『西洋政治思想資料集』(法政大学出版、2014年)を各自購入し、アリストテレスを中心にして、西洋古典の中心部分を勉強する。

2.年間、2冊程度、その時々に重要な書籍や重要な文書を会員自ら推薦し、相互の推薦の中で共通テキスト、共通資料として確定する。

3.確定後、集中的に集団で検討する。

4.塾長のアリストテレス講義を中心にした古典の勉強の場に参加する。

5.年4回の勉強会を実施する。

※当面、ユヴァル・ノア・ハラリ「ホモ・デウス」上下(河出書房新社2018)、藤原正彦「国家と教養」(新潮社2018)を取り上げ、上述のAからEに関わる重要論点を、アリストテレスを念頭に置きながら検討する。この著作の検討の後は、2のように、現代の社会的、文化的変動を巨視的な視点から問題提起する著作、文書を検討する。

主なテキスト

年会費・参加費のお支払方法

年会費は1万円。年度途中からの入塾の場合、軽減措置があります。
また、毎回の勉強会参加費は5千円(軽食代込)です。
会費・参加費は銀行振込をお願いしています。
詳しくは、事務局にお問い合わせください。

東京逍遥塾・事務局

【塾長補佐】伊藤直人、竹原 啓二(兼事務局長)、土居征夫、
  濱口治孝
【幹事】栗原康剛、清宮克良、野崎敦夫、深津孝男、
  野村真一(事務局)、村上孝憲、渡邉泰明

お問い合わせ先

株式会社フューチャー・デザイン・ラボ事務所内

105-6004
東京都港区虎ノ門4丁目3-1 城山トラストタワー4階

Tel: (03) 6222-9855 / Fax: (03) 6222-9856
E-mail: takehara@futuredesignlab.jp

お問い合わせフォーム

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