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指揮:チョン・ミョンフン(東京フィル名誉音楽監督)
カルメン:マリーナ・コンパラート
ドン・ホセ:キム・アルフレード
エスカミーリョ:チェ・ビョンヒョク
ミカエラ:アンドレア・キャロル
スニガ:伊藤貴之
モラレス:青山貴
ダンカイロ:上江隼人
レメンダード:清水徹太郎
フラスキータ:伊藤晴
メルセデス:山下牧子
合唱:新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平)
児童合唱:杉並児童合唱団(児童合唱指揮:津嶋麻子)
ビゼー/歌劇『カルメン』(演奏会形式)
※公演時間は約3時間を予定しております。
スペイン南部のアンダルシア地方は、地中海や大西洋に面した地帯では海岸沿いの良港に、山脈に区切られた内部では河川の要所に都市が発達した。この地方の中心都市セビリアは、8世紀から13世紀までイスラム王国が栄えた町である。15世紀末のコロンブスによる新大陸発見後はアメリカとの交易の拠点となった。18世紀後半から繁栄したタバコ産業の中心工場は今ではセビリャ大学のキャンパスになっている。
時代が変わっても、温暖で日照時間の長いこの町では、夕刻より大勢の人々が街路や広場に繰り出し、そぞろ歩きを楽しむ。19世紀にはあらゆる種類の物売りが呼び声を出し、子供たちは徒党を組んで遊び回る姿が常に目に入る。そうした群衆がそのまま舞台の上に登場するのがビゼーの歌劇であり、中でも際立つ存在が輝くように美しいロマのカルメンである。
演奏会形式は音楽に集中する度合いがオペラより高いのが魅力です。
歌手の方々がひとつの楽器として、同じコンサートを奏でる仲間になるので、オーケストラの一部としてやり取りができます。 『カルメン』のアリアや組曲しか知らない人という人にこそ、ぜひ聴きに来ていただきたいです。
バレエの『白鳥の湖』もバレエがあるからこそ音楽が生きてくる。
オペラの「歌」もそうです。
今回の公演は『カルメン』の音楽そのもののエッセンスを味わえるチャンスだと思います。
マエストロの音楽家としての素晴らしさはこれまでも実感しているのですが、今回は改めて、「オペラ」というものでのマエストロのあり方、オペラ指揮者としてのマエストロ・チョンの凄さを実感しています。
今回、演奏会形式の舞台でどれだけ作品の本質的な良さを伝えられるか、ということを徹底的に、妥協せずに模索しながらリハーサルをされています。
オペラは、もちろん楽曲があって、ドラマがあって、舞台がある。歌も、芝居もある、それが普通のオペラです。オペラというのは総合芸術なんです。そのすべてを、オーケストラだけでどのように表現するかということを、模索しながらも着々と作り上げていらっしゃいます。
オペラ演奏会形式『カルメン』によせて
主催: 公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会
公益財団法人花王芸術・科学財団(21日)、公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団(21日)、
公益財団法人ローム ミュージック ファンデーション(21日)
後援:駐日韓国大使館 韓国文化院、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協力:Bunkamura(23日)