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三浦祥敬(みうら・よしたか)
1991年佐賀のお寺生まれ。京都大学総合人間学部卒。コ・クリエーション(共創)による新規事業開発の伴走を得意とするデザインコンサルティングファームに1年半在籍後、独立。「文化継承における抑圧からの解放と人間性の回復」に関心があり、「よりよく生きる思想・実践」として仏教思想にヒントを見出し、ポスト資本主義における人間のあり方、文化や自然との関わり方を探究している。仏教思想をベースにしたライフ・メンタリングやワークショップ開発等を実施している。僧侶・松本紹圭氏との共著に『トランジション 何があっても生きていける方法』(春秋社、2019)。現在、「文化と共に過ごす時間を貸し出す」をコンセプトにした Transit Library(トランジット・ライブラリー)作りを実施中。
時間環境問題について Note で考察中:https://note.com/shokei612/n/nd1620c2d3157
NiXoN (にくそん)
京都市立芸術大学美術学部卒。
人間存在の皺と膿の集積としての「歴史」とその多元性に関心を持ち、
現在筑波大学大学院哲学・思想専攻にて宗教哲学を研究している。
仕事としてイラストを描くかたわら、
哲学的な概念や議論を可視化する方法を探っている。
https://mdrm.world
イントロダクションでは、「哲学の重要性」と、5ヶ月に渡るラーニングプログラムの概観と進め方についてお話します。「本当に哲学は人生において役に立つのか?」という問いを分かち合い、現代社会において「なぜ哲学が必要とされているのか?」についてお話します。プログラムを体感してもらう簡単なワークショップの時間も設けています。
ZOOMでのオンライン参加が可能で Youtube のオンライン配信と Facebook でのオンライン配信を予定しています。
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※ Facebookの配信は「Transit Library」Facebookアカウントより行います。(視聴予定の方は、Facebookアカウントにイイネをお願いいたします。)
※ Youtube Live の配信リンクは、https://youtu.be/s8g3FhFTEu4 です。
DAY1(旅の仲間との顔合わせ)
8月23日(日)19:00〜22:00(処暑)
タイム・トラベルに出かける前の旅の準備を行います。ラーニンググループ(4人〜5人)を振り分け、タイム・トラベルへの想いを分かち合います。それぞれの「時間」に対して素朴に思うことを共有し、それぞれの方のバックグラウンドを知るセッションです。
DAY2(アウグスティヌス)
8月31日(月)19:00〜22:00(二百十日)
DAY2 では、ラテン教父の伝統における最大の神学者・哲学者であるアウグスティヌス(354-430)の時間論を扱います。アウグスティヌスの影響は、(アンセルムスやトマス・アクィナスを代表とする)中世スコラ哲学だけでなく、近現代のあらゆる哲学思想に及んでいますが、その中でも今回は彼の「魂の時間」論に焦点を当てます。〈未来はまだ無く、過去はもう無く、現在も一瞬で過ぎ去ってしまうのであれば、時間とはどこに存在するのか〉――壮大な「時間の謎」をめぐる「タイム・トラベル」の旅の始まりです。
DAY3(アリストテレス)
9月7日(月)19:00〜22:00(白露)
DAY3 では、ソクラテス、および、プラトンに並ぶギリシャ哲学の巨人であり、「万学の祖」と称されるアリストテレス(前384-322)の時間論を扱います。アリストテレスは「客観的時間」と呼ばれるに相応しい「時間」の定義(「宇宙論的時間」)を導き出した人物ですが、DAY2 で議論する予定の「魂の時間」とは質の異なる時間です。〈測る魂が先なのか、測られる時間が先なのか〉――「タイム・トラベル」における「嵐」の中を、共に乗り切っていきましょう。
DAY4(イマヌエル・カント)
9月22日(火)19:00〜22:00(秋分)
DAY4 では、ドイツの哲学者イマヌエル・カント(1724-1804)の時間論を扱います。カントの批判哲学は、ドイツ観念論と呼ばれる思想潮流の出発点をなすと同時に、西洋哲学史に対して絶大な影響を与えた思想です。その中でも今回は、彼の第一の主著『純粋理性批判』(1781年、第二版1787年)における「超越論的感性論」に焦点を当てます。哲学における「コペルニクス的転回」をもたらしたと言われる〈カントの衝撃〉を、いま一度「タイム・トラベル」の旅の中で観測してみましょう。
DAY5(エトムント・フッサール)
10月8日(木)19:00〜22:00(寒露)
DAY5 では、「現象学」の創始者エトムント・フッサール(1859-1938)の時間論を扱います。現象学とは、私たちの「経験」に根差して哲学の問題を探究していくという思考スタイルです。現象学運動の発端をなしたフッサールの著作は『論理学研究』(1900年)および『イデーン(諸構想)』(1913年)ですが、その中でも今回は『内的時間意識の現象学』(1928年)に焦点を当てます。フッサールの時間論がアウグスティヌスの時間論と同じ系譜の上にあることを感じながら、さらにタイム・トラベルは続いていきます。
DAY6「主観的時間」と「客観的時間」(旅前半の振り返り)
10月15日(木)19:00〜22:00
DAY6 では、古代から近代、そして現代まで駆け抜けてきたタイム・トラベルの旅をラーニンググループで振り返ります。また、それぞれの哲学者が語ってきた「時間の質」についての議論を深め、「クリティカル・シンキング」を養う時間を過ごしましょう。
DAY7(うつろい)
10月23日(金)19:00〜22:00(霜降)
DAY7 では、プログラム伴奏者の三浦のコーディネートのもとで、それぞれの参加者の方の身体感覚、および、私たちを取り巻く「自然」に感覚をひらくセッションを実施します。仏教思想や日本文化の視点から、「こころ」と「自然」のうつろいを感じる時間を過ごします。
DAY8(マルティン・ハイデガー)
11月7日(土)19:00〜22:00(立冬)
DAY8 では、20世紀ドイツの代表的哲学者マルティン・ハイデガー(1889-1976)の時間論を扱います。ハイデガーはもともとフッサールの助手を勤めていた人物ですが、その後、20世紀最大の哲学書『存在と時間』(1927年)を執筆し、イマヌエル・カントに匹敵する哲学史上の「革命」を引き起こしました。今回焦点を当てるのは、『存在と時間』の中で展開される「本来的時間性」の議論です。いったい、なぜハイデガーは「時間」について考える時に「自らの死を覚悟する」というきっかけを重視するのでしょうか? そして、〈時間と死〉の関係性とは?――「タイム・トラベル」の旅も、いよいよ終着駅に向けて再出航です。
DAY9(マルティン・ハイデガー)
11月22日(日)19:00〜22:00(小雪)
DAY9 では、引き続きドイツの哲学者マルティン・ハイデガーの時間論を扱います。前回は「本来的時間性」についての議論を検討しましたが、今回は彼の「世界時間」という概念を考察していきたいと思います。それは、DAY2やDAY3で見てきたような「時間をめぐる難問」を解明しているように見えるのですが、そこには大きな問題が隠されています。DAY9 は、西洋時間哲学史を理解する「タイム・トラベル」の旅路の重要な要にあたります。
DAY10(ポール・リクール)
12月7日(月)19:00〜22:00(大雪)
DAY10 では、20世紀哲学の中で最も壮大な「時間の哲学」を展開したフランスの哲学者ポール・リクールの時間論を扱います。リクールは、デカルトやメーヌ・ド・ビランに端を発する「反省哲学」と呼ばれる系譜に位置する哲学者であり、とりわけ「解釈学」と呼ばれる思想潮流を発展させた人物として知られています。DAY10では、彼の主著『時間と物語』(1983-85年)における「歴史的時間」論に焦点を当てます。〈歴史的時間こそが、主観的時間と客観的時間を媒介する〉――その言葉の「意味」を理解することで、時間哲学の系譜を俯瞰し、私たちのこれからの生き方を問い直します。
DAY11(ポール・リクール)
12月21日(月)19:00〜22:00(冬至)
DAY11 では、引き続きフランスの哲学者ポール・リクールの時間論を扱います。今回は『時間と物語』第四部の表題にもなっている「物語られる時間」と呼ばれる概念について検討していきたいと思います。ここでキーワードになるのが、〈他者と共に時間を過ごす意識〉すなわち「歴史意識」です。他者と共に、他者の為に生きる「物語られる時間」という議論を踏破することで、私たちの「タイム・トラベル」の〈終わり〉にたどり着きます。旅の終わりに、私たちはどのような時間感覚を生きているのでしょうか。――「時間の謎」をめぐる旅の結末を、ご自身の目で確かめていただければ幸いです。
プログラム最終日・忘年会
12月26日(土)15:30〜19:00
旅全体を振り返ります。哲学者たちの時間にまつわる議論の系譜に触れながら、自分自身の人生にどのような変化が起こっていったのかについて、旅の仲間と分かち合いましょう。ワークの後には、忘年会で締めくくります。
参加費(税込)
※ 8月8日(土)23:59までにお申し込みの場合は、アーリーバード価格(早割)で参加いただけます。
オンラインプログラムへのアクセスチケット(通しでの参加) | |
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一般参加チケット | アーリーバード価格:36,000円 |
学生参加チケット |
アーリーバード価格:9,600円 |
法人参加チケット |
アーリーバード価格:102,000円 |
法人参加チケット |
アーリーバード価格:102,000円 |
動画視聴 / ビジュアルメモへのアクセスチケット |
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動画視聴 一般チケット |
アーリーバード価格:13,000円 |
動画視聴 学生チケット |
アーリーバード価格:8,000円 通常:12,000円 |
動画視聴 法人チケット |
アーリーバード価格:50,000円 ※1法人内で動画視聴リンクを共有できます。 |
動画視聴 法人チケット |
アーリーバード価格:50,000円 ※1法人内で動画視聴リンクを共有できます。 |
・全てのプログラムDAY への参加アクセス(オンラインツール・Zoomを使用)
・全てのプログラムDAY の録画記録・ビジュアルメモへのアクセス(休んだ場合も、後日、資料にはアクセスいただけます)
・プログラム中に使用したパワーポイントなどの講義資料
・バックグラウンドの異なる全国各地から参加する旅の仲間たちとの出会い
・旅の仲間限定招待の Facebook グループへのアクセスと気付きのシェア
・ポール・リクールの視点における西洋哲学史の知識の習得と対話の機会
・西洋哲学、仏教思想など、多面的に「時間」を問い直すことができる機会
・全ての プログラムDAY の録画記録・ビジュアルメモへのアクセス
・プログラム中に使用したパワーポイントなどの講義資料
・ポール・リクールの視点における西洋哲学史の知識の習得の機会
・全ての プログラムDAY の録画記録・ビジュアルメモへのアクセス
・プログラム中に使用したパワーポイントなどの講義資料
・ポール・リクールの視点における西洋哲学史の知識の習得の機会
時間を深める先に見えてくる
新しい人生の景色
生き方が変わり、人生が変わる
タイム・トラベルに
出掛けませんか?
みなさんのご参加を
心から楽しみにしております