Mythical tour project
眞名井鍼灸研究所 Tel. 097-513-4189
古代の女神の御朱印帳
御朱印帳の沿革
2016年に発生した熊本・大分地震をきっかけに、京都の老舗製本業者の会長様はじめ、多くの皆様のご協力のもと2017年春に完成。「熊本・大分地震復興支援御朱印帳」として寄附付きで販売を開始。
2018年から「こうふくの御朱印帳」と名称を変更し販売。
2022年6月10日から「古代の女神の御朱印帳」として、古代の女神(瀬織津姫)を祀る、北海道から九州地方までの201社の神社リストとセットにして販売を開始。
また、新しい試みとして、購入者同士が交流できるプラットフォームとして、Facebookグループを作成。
様式
御朱印帳
《表紙》西陣織《紙質》奉書紙《大きさ》18×12㎝
神社りすと(和綴じ本)
《大きさ》15×21㎝
表に織られた桜は、熊本地震で崩落した阿蘇大橋のそば、南阿蘇村の一心行公園に立つ、樹齢400年を超える大桜でございます。
自然災害等により、その姿形を変えながらも、阿蘇の雄大な自然の中で静かに佇む姿は、何か訴えかけてくるものがあるような気がいたします。
桜の右上に織り込まれております、
「さほ姫の 花のとなり宿も哉 桜の宮の主しましませ」
という歌は、江戸時代に、天災や飢饉などに苦しむ人々のために仏像を彫り続け、他者救済に生涯を捧げた「円空」というお坊様が、「瀬織津姫」という大祓の祝詞に書かれている、あらゆる罪穢れを流す女神様のことを詠んだものでございます。
この「瀬織津姫」という女神様は、水源神・滝神・川神、そして桜神などであると言われております。
裏には、左から、大分「めじろん」、熊本「くまモン」、高千穂「うずめちゃん」をあしらいました。
地震で崩落した「阿蘇大橋(赤い橋)」は、熊本・大分・高千穂の3つの地域ををつなぐ大切な橋でございました。
それぞれのキャラクターは、3つの地域を象徴しております。
西陣織の美しさと、キャラクターの可愛らしさ。
二つの表情をもつ御朱印帳は、手にするだけで気持ちを和ませてくれます。
贈り物としてもお使いいただけましたら幸いです。
【販売価格】
古代の女神の御朱印帳・神社りすとセット 3,000円
※別途送料として210円を頂戴しております。
※ご入金が確認されてからの発送となりますのでご注意下さい。
※ご入金後、1週間以内に御朱印帳がお手元に届かなかった場合は、メールを受信できていない可能性もあるため、お手数ですがご連絡下さいますようお願い申し上げます。
※別途送料として210円を頂戴しております。
※ご入金が確認されてからの発送となりますのでご注意下さい。
※ご入金後、1週間以内に御朱印帳がお手元に届かなかった場合は、メールを受信できていない可能性もあるため、お手数ですがご連絡下さいますようお願い申し上げます。
1,000冊分の奉書紙すべての印刷後に、くまモン許諾番号のミスが判明したため、出荷前に手作業でテプラを貼っております。
【ご報告】
皆様のあたたかいお気持ちに感謝申し上げます。
・令和3年4月16日「益城町の神社を救う会」へ5,000円寄付
・令和2年12月21日「益城町の神社を救う会」へ4,000円寄付
・令和2年7月22日「特定非営利活動法人AMDA(アムダ)」へ10,000円寄付
・令和2年4月16日「益城町の神社を救う会」へ3,000円寄付
・令和1年12月20日「益城町の神社を救う会」へ8,000円寄付
・令和1年7月30日「益城町の神社を救う会」へ15,000円寄付
この御朱印帳は偶然の産物でした。
2016年の熊本地震後、鍼灸ボランティアに参加いたしました。
長期にわたって関わる事は叶わず、ボランティアに参加した短期間の間に、自分の仕事や日常生活を送りながらボランティア活動を継続させる事の難しさや、自分の無力さというものを痛感いたしました。
なかなか被災地を訪れることは難しい中でも、何か出来る事はないかと考え、復興支援の一助となることを隠れ目的とした、九州の自然と神社を活かしたヘルスツーリズムを企画いたしました。
その際、お土産に御朱印帳などどうかと助言をいただき、製作することとなりました。
御朱印帳製作資金の一部はクラウドファンディングでご協力いただきました。その寄付金を自己資金とさせていただき事業計画書を作成し、助成金の申請や、銀行に融資のなどのお願いをいたしました。また、ビジネスグランプリへの挑戦や、プレスリリースを行ってみたり、初めてづくしではございましたが、多くの方に御教示いただきながら、なんとかツアーを実行させようとしておりました。
銀行からの融資が決まり、モニターツアーまでは実行できたものの、ヘルスツーリズムの企画は頓挫いたしました。
準備段階の時は「自分が損してでも、マイナスが出てでもやってやる」という気持ちで進んでいけたのですが、「仕事として収益を上げていかなくては」という事を優先的に考えるようになってしまってから、方向性を見失ってしまいました。
当時、うまくいかないことが多かったり、トラブルに巻き込まれたりしたのは、覚悟が足りなかった事が理由だったのかもしれません。
その後、売上から利益をいただくことに抵抗があったため、寄附付きの「熊本・大分地震復興支援御朱印帳」として販売をはじめました。
(御朱印帳製作資金の一部はクラウドファンディングでご協力いただいておりましたし、またその頃、意気消沈していた私に、患者さんが「使ってちょうだい」と50万円を手渡してくださいましたので、代金の支払いが済んでいたということもございます。)
そして、北部九州豪雨をはじめとした、多くの地域で自然災害が発生してからは、被災した地域の「復興(興復)」、それぞれの皆様の「健康(康復)」と「幸福」への願いをこめて「こうふくの御朱印帳」と名称を変えて販売を続けておりました。
2020年、新型コロナウイルス感染症の流行により、人々の動きが制限されるようになり、観光業はもとより、寺社仏閣へ納経帳や御朱印帳を納品していた業者様達にも影響が及びました。この御朱印帳を製作してくださった製本会社様にも影響が出ていると伺い、一旦売上からの寄附を止め、少しでも発注を増やしたいと考えるようになりました。
その際、ツアーの企画段階ではじめて知った女神様の存在を思い出しました。
その女神様をお祀りする神社のリストをセットにして販売させていただけないかと、その女神様について研究し書籍を販売されていた菊池展明氏の跡を継いでおられた方へお願いをいたしました。
出典を明らかにすることを約束事とし、リスト使用の許可を頂戴しました。
御朱印帳が完成した当時とは、環境をはじめ、あらゆる事が変化しております。
この先も起こり続けるであろう「変化」に対応しつつ、この御朱印帳を持って旅にお出かけになる皆様や、その周りの方々が、健やかかつしなやかに、日々を過ごしていただけることを祈っております。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。