タヒチには文字がなく口承によって文化が継承されてきたため、タヒチアンダンスの起源が明確になるのは17世紀西洋の宣教師たちの入植以降となります。
ソサエティ諸島全般に拡がりを見せていたArioiと呼ばれる宗教集団が中心となり、ダンスや演劇を通して宗教や政治を維持・拡大していました。しかし西洋から来た宣教師たちは半裸で踊るダンスをみだらなものとし、禁止してしまいます。
禁止された間もひそかに受け継がれていたダンスを再び公の場に知らしめたのは「Madeline Moua」でした。
タヒチアンダンスの母としても知られるMadeline女史は、1959年に現在のタヒチアンダンスの礎となる「Heiva Tahiti」というグループを創設し、そこから現在も活躍する数多くのグループが生まれました。
時に宗教儀式として、時に政治にかかわる祭礼において踊られてきたタヒチアンダンス。
スピリチュアルな部分を持ち合わせており、まさにタヒチの文化そのものとも言えるでしょう。
伝統を尊び、進化を恐れず、祖先を敬い、大地と子供たちを愛する。
タヒチアンダンスは、きっとあなたを
「しあわせ」にしてくれます。