以前は合格基準点が31点~33点の時もありましたが、最近は合格基準点が上昇傾向にあります。
特に2018年は37点が合格基準点となり、改めて「宅建試験の難化傾向」が話題となりました。
これは「試験の出題内容の難化」ではなく、受験生全体のレベルが向上したための「合格することへの難化」といえます。
一方で、翌2019年度試験は合格基準点が35点となり、見た目上は以前のレベルに戻りましたが、実際は出題内容の難易度が上がっており、多くの受験生が手を焼く結果になっています。
宅建試験は相対試験のため、合格基準点は毎年変わります。
おそらく、試験実施者側には、以下のような意図があると考えられます。
【推測1】毎年の合格者を3万人程度としたい【推測2】毎年の合格率を15~17%程度としたい上記は私の推測ですが、このどちらかの考え方をもとに、合格基準点が定められているようです。
カンタンに言えば、受験生全体のレベルが高ければ合格基準点は上がる傾向にありますが、70%以上の正解率は確保すれば、合格できる確率は高まりますよ。