2021.3.28sun〜2021.4.25sun
高野いくの「サニー・レニー」


From the Exhibitor
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サニー・レニーは20代のあの頃、
日記帳につけた名前です。
サニーは晴れでレニーは雨。
30代の春。
公園の素敵なカフェで個展をすることになりました。
20代の私に報告したくて、
個展のタイトルをサニー・レニーにしました。
サニーもレニーも、私の愛する日々なのです。
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この度、そのうちcafeでは京都を拠点に活動する作家・高野いくのさん個展を開催します。

高野さんの作品は白い絵の具にほんの少し色を混ぜて、キャンバスの上に、練って並べて、重ねて描きあげていきます。砂糖菓子のような、薄氷のような、繊細だけれど全体としてはおおらかで、その独特のマチエールには見入ってしまいます。

「日記を綴るように、日々を埋葬する仕事として、同じ作業を、積み重ねて作品にしていってます。どの作品も1日で出来上がるということはなく、乾かしては重ねての積み重ね。昨日の上に今日を重ねて作品にしていきます」

また自身の作品に共通するテーマ、作品作りへの思いをこう語ります。
「以前から日々を積み重ねて私の心地の良い場所を造ることを目標としていました。最近、気づいたのですが、きっと私は何かを信仰しているのだと思いました。描くことは、祈りに似ていると」

日々にピリオドを打つように昨日の上に今日を、あるいは祈りを込めるように、淡く小さな矩形に絵の具を積み重ねていくのです。

今回の展示ではF50号の大きな作品を中心に、レリーフや小さい作品、さらに2014年から続けているはがきサイズのドローイングも見ていただけます。またキャンバスに油絵具で描いたもの以外に、今回は紙に油彩や紙を重ねて土台を作ったもの、透明水彩の作品も予定。

新たな試みも楽しみな高野いくのさんの2年ぶりとなる個展です。ぜひみなさまお越しください。


高野いくの
2012年 京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)大学院修了。
主に油絵作品を制作。2011年より大阪を中心に精力的に個展を開催している。
制作している姿を人に見せないが、人とはふれあいたい。
作品は静かだが、本人はよくしゃべる。
最近では祈りについて考えながら、明るい未来を想い描いている。

・個展
2011 ひとりごと(gallery恵風・京都)
2011 晴耕雨読(gallery 家ie・大阪)
2013 ウカレテル(gallery 家ie・大阪)
2013 Oギャラリーeyes(大阪)
2014 りんげつアパート(gallery恵風・京都)
2015 Oギャラリーeyes(大阪)
2016 Oギャラリーeyes(大阪)
2017 Oギャラリーeyes(大阪)
2017 午前中のかみさま(hitoto・大阪)
2018 Oギャラリーeyes(大阪)
小さく前へならえ(hitoto・大阪)
2019 サイド オブ ミー (tetote・兵庫)
Oギャラリー (東京)

・グループ展
2010 上の空(海岸通ギャラリーCASO・大阪)
2011 帰る家を確認しよう(同時代ギャラリー・京都)
2012 トゥールビヨン10(Oギャラリーeyes・大阪)
2013 その後になって(SELF-SO ART GALLERY・京都)
2015 ONSA 言葉部門(beyer books plus library・大阪)
2016 ONSA 言葉部門・平面部門(3san・京都、hitoto・大阪)
2017 今ここを生きるアーティスト2017(枝香庵・東京)
2017 ONSA 言葉部門(UMLAUT・大阪)
2017 トゥールビヨン0(Oギャラリーeyes・大阪)
2017 奥野敏晴+容子+高野いくの 3人展(SENSART gallery・三重)
2018 輝いて麗しの油絵具(Oギャラリーeyes・大阪)

2019 今ここを生きるアーティスト2019(枝香庵・東京)