太子踊り

"今宵一夜は皆来て踊れ、昔ながらのそのままを"

約390年の伝統を持つ、飛驒市神岡町吉田の夏の風物詩。

太子踊りの由来




太子踊りは、岐阜県飛驒市神岡町吉田地区に江戸時代から伝わる伝統行事です。毎年7月24日、常蓮寺境内で開催され、地区内外から多くの人が詰めかけ、輪をなし、櫓での囃子の生歌・生演奏に合わせて踊ります。

日時:毎年7月24日午後8時より
場所:吉田常蓮寺境内

太子踊りの由来

高原郷に起こった怪異と、太子桜の奇跡

岐阜県飛驒市神岡町、吉田常蓮寺の秘仏・聖徳太子像は、鎌倉時代に飛驒の戦国武将である江馬氏初代・輝経に伴って鎌倉から飛騨へもたらされ、やがて常蓮寺へ移されたと伝えられています。

 その後寛永三年(1626)頃、太子像は一度、越中八尾の聞名寺へ移されましたが、それから高原郷一帯は三年続きの不作に見舞われ、笠ヶ岳は暗雲に覆われ、空からは石が降る、といった怪異が立て続けに起こったそうです。

 これらの原因は太子像の不在にある、という住民たちの訴えを聞いた時の藩主・金森重頼公は、寛永五年(1628)六月二十四日に太子像を聞名寺から常蓮寺へ戻すよう取り計らいました。

 すると返還を翌日に控えた二十三日の夜のこと、常蓮寺で不思議な事が起こりました。当時境内の脇にあった大きな桜の古樹が光り輝き、まるで昼間のように明るく周囲を照らしたのです。
これを見た吉田の人々は、太子様が帰ってこられたと喜び踊り明かしました。

 以後、吉田では旧暦の六月二十四日を太子像の縁日と定め「太子踊り」と称し、約三百九十年を経た今日まで続く伝統行事となりました。

 太子像の化身が宿ったとされる伝説の桜は、その後「太子桜」と呼ばれるようになりました。桜は百五十年以上前に突然倒れ、現在は幹の一部が境内の祠に保存されているのみですが、神岡の慶事に欠かせない俗謡「めでた」で《さても見事な御太子桜、元は吉田の常蓮寺…》と、その縁起の良さ・巨きさを偲び歌われるなど、その名は今も神岡で広く親しまれています。

2種類の踊り

太子踊り

地方の盆踊松坂踊とほとんど同じ様式であるが、手を大きく振って、常に肩より高く上げるのが特色。

岐阜県:太子踊

太子囃子

別名はんやとも三拍子とも言われ、3歩前進2歩後退しながら輪になって踊る。

ボタン

寺宝・聖徳太子像の御開帳

太子踊りの由来となった寺宝・聖徳太子像の御開帳が行われるのは、年に一度、この日だけ。
時間は14時からと19時からの2回で、それぞれ説法や法要が合わせて執り行われます。

タイムテーブル

14:00
太子像の御開帳(1回目)
15:00頃
太子バザー開店
19:00
太子像の御開帳(2回目)
20:00
太子踊り開始
21:30頃
太子踊り終了
19:00
太子像の御開帳(2回目)

趣ある境内の雰囲気

常蓮寺の参道や境内には行灯や灯籠が並べられ、縁日の素晴らしい風情が楽しめます。

振舞い樽酒

竹の盃で飲む樽酒の振舞いが行われます。近年は樽の底に氷を敷き詰め、キンキンに冷えた地酒を提供しています。これを楽しみに太子踊りへ来られる方も。

太子バザー

焼き鳥、だんご、生ビールの他、金魚すくいや輪投げ、ヨーヨーすくいなどを地元青年会や保存会が運営し、踊りの前後には大変な賑わいを見せます。

会場

龍洞山常蓮寺

岐阜県飛驒市神岡町吉田

無料シャトルバス情報(神岡町内)

行き / 帰り
停留場所
19:00 / 22:15 濃飛バス神岡営業所
19:03 / 22:14
神岡振興事務所
19:01 / 22:12
神岡(林タバコ)
19:05 / 22:10
宙ドーム神岡
19:08 / 22:07
殿
19:10 / 22:05
旧奥飛騨温泉口駅
19:12 / 22:03
弥生町
19:15 / 22:00
下田橋
19:30 / 21:45
精米所前(常蓮寺最寄り)
19:03 / 22:14
神岡振興事務所