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体幹とは「身体の軸が整い強くなる」ということだけでなく、「視覚」に大きく影響します。
「視覚」は「視力」ではありません。周りの見えるものに対して自分の体をどのように使うのかという行動全ての土台です。人は90%を視覚から把握します。視覚情報→脳→行動のように、「視覚」から取り込んだ情報で「自分の体」を上手く動かしていく感覚を統合し、経験を積むことで色々なことができるようになります。つまり「体幹が整う」とは身体の強さだけでは無く、視覚から得た情報と身体を上手く連動させるという感覚の全ての土台が整うということです。
感覚の統合がうまく働かなかった場合、
「転んでも手が出ない」「片足で立てない」「ボールを投げるのが下手」
など、身体の使い方がぎこちなく見えます。影響は身体の使い方にとどまらず、視覚の問題から距離感や空間把握能力にも大きく影響します。また距離感は「人との距離感(人間関係)」へ、さらには「時間の概念」にも影響があると言われいるため、下記のような子どもに見られてしまいます。
「じっとしていられない子」「空気が読めない子」「言葉の理解ができない子」「計算が苦手な子」「落ち着いて文字を読めない子」
など、 他の子と同じようには「できない子」と判断されてしまうことが多いようです。
発達障害と言われている子どもたちの中には「障害もどき」のお子さまたちが含まれており、脳疾患ではない場合があります。「仰向けから立ち上がるまで」に反射の力を借りながら2足歩行が出来るようになりますが、この過程で反射を使い切っていないことが大きく関わっています。
非対称性緊張性頸反射(以下ATNR)を例に挙げます。赤ちゃんの頭を左右の一方に向けると、同じ側の腕と足が真っ直ぐに伸び、反対側の腕と足は内側に曲がる反射です。フェンシングのポーズのような感じです。
向き癖が強い場合は股関節脱臼(1000人に1~3人)を引き起こす動作です。
ATNRは、腕と頭が関連して動きますが、この「腕=触覚」と「頭=視覚」との関連した動きによって、赤ちゃんは距離感覚を確立し、自らの手と目の協調性を育てます。
この反射が、本来の時期を超えて保持された場合、腕と目(頭)が一緒に動いてしまうので、黒板を見上げて手元のノートに文字を書く、というようなことが難しくなります。
生まれて間もなくの期間は(正常に)ATNRが働いているので、赤ちゃんが注意をひかれるようなものに何にでも視点が集中します。
このように生まれて間もなくは必要なATNRが、その後も保持されることになれば、大人でも子どもも、自分が注意を向けたいもの以外へ目が移りやすく、気が散りやすくなりえるのです。それが原因となりでADHDなどの診断に出会います。
「体幹メソッド」はそのような障害の「予防法」「改善法」として、専門家たちの研究会で評価を高くいただいていますので、一般のママたちにできるだけ「体幹メソッド」を知っていただき、予防や改善につなげていただきたいと考えています。