2017年9月3日、高田馬場は熱く燃えました。晴天の下、第1回最期まで口から食べられる街づくりフォーラム全国大会が東京富士大学二上講堂で開催され、全国から400名を超える参加者があり、京都、新宿の活動に刺激を受けました。しかし、私たちは歩みを止めることは許されていません。打ち上げ花火は社会を変えません。ボディーブローがごとく、「打つべし、打つべし!」それがいつの日か、人を変え、社会を変え、国を変えていくのです。 第2回は、福井県高浜市と秋田県の取り組みを紹介します。うちは「京都じゃないから」「新宿じゃないから」と言っている場合ではありません。地域でしっかりとした活動で結果を出しているところはたくさんあるのです。あなたの地域をよくするためのヒントはすべて持ち帰ってください。 さあ、皆さん、高田馬場に集いましょう。日本はもっともっといい国になります。「最期まで口から食べられる国、日本」を作るのは私たちです。
新宿食支援研究会 代表 五島 朋幸
会場・日時 | |
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名 称 | 最期まで口から食べられる街づくりフォーラム |
日 時 | 2018年9月2日(日) |
場 所 | 東京富士大学 二上講堂 東京都新宿区下落合1-9-6 |
主催 | 新宿食支援研究会 |
参加費用 | 前売券:3800円 当日券:5000円 |
主催 | 新宿食支援研究会 |
プログラム | |
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9:15 |
開場 |
10:00 | 開会挨拶 |
10:20〜 | 基調講演1 井階友貴先生 健康のまちづくりのための3つの視点“食べること”をまちづくりから考える |
13:20〜 | 基調講演2 小菅一弘先生 あの秋田県でやっている「口から食べる」を支える生き残り大作戦 |
14:20~ | トークセッション 井階先生・小菅先生・五島朋幸 |
15:20〜 |
最期まで口から食べることを支える参加型フォーラム コーディネーター 大井裕子先生 事例提示 下平貴子様 |
16:20 |
閉会挨拶 |
15:20〜 |
最期まで口から食べることを支える参加型フォーラム コーディネーター 大井裕子先生 事例提示 下平貴子様 |
目の前の患者さんや利用者さんの食支援に、全力で取り組んでいる皆さん、皆さんのおかげで多くの方が救われています。
でも、食支援がうまくいかないことや、関わりたいけど関われないことも少なくないと思います。限界を感じたときに、専門職、行政職、市民は、何を考え、誰と、どのように行動すべきなのでしょうか。
福井県最西端の小さな町・高浜町の10年間、これらの主体はどう動き、何が変わったのか?それぞれの立場の役割は?キーワードは、地域志向、地域のつながり、地域協働。食支援にとどまらない公衆衛生・社会疫学的理論と実践から、「健康のまちづくり」のヒントを紡ぎ出していただけると幸甚です。
井階 友貴
福井大学医学部地域プライマリケア講座
2017年、ついに人口100万人を切り崖っぷちに立つ秋田!しかし、このまま何もせず指をくわえて消滅を待つわけにはいかない。
気付けば、まわりは高齢者ばかり、若ものは益々少なくなってきている。しかし、そんな中にも、キラッと光を放つ活きのいい奴らが隠れている。ただ、なかなか、その輝きを外にアピールすることが苦手なだけ・・・それが、秋田の県民性。
そんな奴らを集めての、秋田での「最期まで口から食べる」ための食支援storyが、これから取り組もうとしている方、なかなか先に進めず壁に突き当たり悩んでいる方のヒントになることを望んで止みません!
小菅 一弘
秋田食介護研究会
まちづくり系医師・医学博士 福井大学医学部地域プライマリケア講座教授高浜町マスコットキャラクター「赤ふん坊や」 健康部門マネージャー2005年滋賀医科大学医学部卒。2008年より高浜町国保和田診療所医師、2009年からは高浜町の寄附講座「地域プライマリケア講座」助教 兼 同診療所長、2012年より同講師、2018年より現職。2014年よりハーバード公衆衛生大学院客員研究員、2015年より高浜町健康のまちづくりプロデューサーを兼務。