学童や学習塾で日々子供たちと関わる中で、どうしたらより多くの選択肢を示してあげられるだろうと考えています。
私たちの学童・学習塾は横浜市に所在していることもあって、学校から帰ってきてオンラインゲームで友達と遊び、義務教育を終えたら、高校・大学に進学し、就職活動を経てオフィスで働くといった、いわゆる都市の価値観に触れる機会が多くあります。
一方で、学校から帰ってきて、川で遊び山を駆け回り、虫を捕まえて育てる。周りの大人たちが、育てたり捕獲したりした食材を口にする。いわゆる農村部の価値観に触れる機会が少ないように感じます。
子どもたちには、今いる環境やこれから先の環境にうまく馴染めなくても、いろんな価値観を知り、自分にあった環境を選択できる人生を送ってほしいと思っています。

『豊かさとは、選択肢の多さである。』

ぜひこの丹波山村のサマーキャンプで、豊かな人生を送るきっかけになる体験をしていただければと思います。

 また、このサマーキャンプでは、中学生を対象に事前学習を行なっています。
ただ自分が楽しむだけではなく、村と自分たちがどうすればWin-Winの関係を築けるかを意識して、実際に大学で行われているカリキュラムを落とし込み、実態調査→課題発見→課題解決のアクションまで一気通貫で行なっています。

中学生の皆さんには、このキャンプを通して実社会に対する関心を高め、「自分の行動が誰かを幸せにするんだ！」という自己有用感を身につけてもらえればと思います。

最後になりますが、丹波山村サマーキャンプ実行委員会委員長の梅原様、ご後援いただいている丹波山村教育委員会の皆様、子どもたちの貴重な学びの機会のためにご尽力いただきありがとうございます。