お茶による憩いの
ライフスタイルを演出する
ジャケット
”SUKI JACKET”

富士五合目で
吉祥寺の学校のベンチで
実はこの後彦根城前で
岡山後楽園で
岡山後楽園で

お茶による憩いのライフスタイルを演出するジャケット
”SUKI JACKET”

伝燈※を引き継ぎつつも時代に合わせて変化を受け入れていく柔軟さ、別の分野の物を活かし見立てる愉しみや、憩いの宴を設ける愉しみがお茶にはあります。
ここでは、お茶が点てられる普段使いが出来る”SUKI JACKET”のご紹介をしたいと思います。

ここでちょっと話題を軽い歴史観に転じさせて戴きます。
VANジャケット創始者の石津謙介さんも、ネクタイに着物の小紋を転用したり、シャツのストライブにも和柄を転用したり和のフィルターを通して洋を追及していました。世界に目を広げれば、レオナール藤田の面相筆の技術、森英恵のマダムバタフライ、イッセイ三宅の素材やデザインも同じです。
そもそも英国で成立したスーツですが、イタリアは台場や重ねボタン等洒落っ気を膨らませ、アメリカはボックス型シルエットやナチュラルショルダー等機動性に富んだ味付けをしていったと思います。フランスに至っては、リメイク(=RETOUCHERIE)する文化が個人まで浸透しています。
今、欧米のファッションを日本に紹介してきたブランドが世界に和のテーストを発信することを業界共通のテーマとして取り組んでいると思います。日本として、ベースボールを野球に、ピンポンを卓球にしたように、エッセンスを抽出して和の技で再定義するソリューションが求められていると思います。その一つとして、”SUKI JACKET”を提案させて戴きたいと思います。


<チョッとうんちく>
※:眼に見える形を統制する「伝統」は明治以降用いられたもので、真の燈(眼に見えない変わらないもの)を絶やさぬよう努力し(油断せず)時代に適応しいく「伝燈」が本来の漢字です。






レディースジャケット

レディースも使い勝手は一緒です。ですけれど特に注意したいことは、シルエット※です。ウエストはややシェープした方が良いのと、ポケットは食事時とか必要な時のみ(男性でも同じですが)利用することです。ややショート丈とかセンターベント、袖を切羽でめくり易くする等女性らしい意匠を選択できるのもポイントと思います。
※:洋服として西欧の曲線美を基本にして、柳腰を奨励する等直線美を基調とした着物の意匠をどう融和させるかがポイント。

<ちょっと割り込み>
見立て道具の仲間達

銘:オオカミの皮を被らない羊

道具:なつめ
(ヘレンド産)

その1.お茶の愉しみとSUKI JACKET(その3.まで読んで!)


SUKI JACKETによるお茶の愉しみ方にはいくつかあると思います。
代表例を四つあげてみます。

一つ:お稽古や茶席の客人として
忙しい現代社会の中での生活に開放感を与えてくれるのも茶の湯の魅力の1つです。憩いを求め会社帰りや学校の授業の後に御稽古をする方も多いと思います。そのような時にSUKI JACKETを着れば、着物や特殊な稽古着に着替える必要は有りません。通勤、通学のままの恰好でOKです。
一般の御稽古着の画像
なお、
世界的な抹茶への注目も有り料理屋、旅館、観光等のウエルカムドリンクや締めでお抹茶が出る機会が増えてきました。そのような際、そつ無く飲みたいです。
更にSUKI JACKETは、正式な茶会にも客人として着用可能です。
正式な茶会の風景

二つ:椅子席で宴を開く
茶道に興味があるのに、足を踏み込めない理由に正座の自信が無いことを耳にします。高齢で膝が利かなくなったりそもそも正座が出来ない人が、純粋に憩いの場として茶の湯の宴を開きたい。
そういう方は、椅子と机で点前をするのが良いですが、そのような立礼席にもSUKI JACKETは馴染みます。
立礼の画像

三つ:独服や旅先で愉しむ
相手に合わせ茶道具を用意することは、おもてなしの基本です。相手に合わせ用意する道具とは消して高価なものというわけでなく、普段身近にあるものを自由※に組み合わせて活かす(見立てる)ことも含まれます。道具を鑑賞するのも良いですが、使うことで意味を成します。独服(一人で茶を愉しむ)もお勧めです。SUKI JACKETでしたら、思いついた時着物に着替えなくても、直ぐに独服が出来ます。また、茶籠を旅のお供にした場合、SUKI JACKETで行けば、好きなスポットで茶の湯ライフを愉しめます。
※:茶道は堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、わび茶の開祖と言われる珠光の師匠の一休禅師は底抜けに自由でした(遊戯三昧)

四つ:お点前無しで、和のスピリットを体現
ポロ競技をしないのにポロシャツを着たり、ハワイにいないのにアロハを着たり、IVYリーグの最優秀選手でも無いのにアワードジャケット(スタジャン)やレタードカーデガンを着る。また、懐中時計が無くてもウォッチポケットや小銭が無くてもチェンジポケットといったように実際に使わなくてもその様式のディテールに拘るのも粋と思います。
傍に見える機能として考えれば、茶筅一本あれば抹茶を点てることは出来ます。茶の湯の世界では、外見的な機能では無く、内面的な本質に重きを置きます(無用の用の美)。所作の内にある内面的な本質とは、代表例を1つあげると
「全ての人は一体であり、争いや差別の必要はない」
 ⇒(だから)
「互に思いやる + 己をつつしみ改める」
 ⇒(それを形に表す所作として)
「懐紙の所作 + 帛紗の所作 がある」
といったことになります。そのようなことからも、全く点前で使われなくとも、平和を愛する方々の「和の象徴」として、袖を通して戴けることも望んでいます。

なお、懐紙は和歌や詩をしたためる為の和紙をルーツとして幅広い利用法があります。
焼魚の頭を押えほぐしたり、魚の骨を口から出す際の目隠し、口に食べ物を運ぶ際の受け皿や女性の場合口紅を押えたり食器の口紅を拭いたり等沢山利用出来ます。
懐紙の利用

上に挙げた一つ目から三つ目の内容に対し、SUKI JACKETの係りと点前について次に表します。

<ちょっと割り込み>
見立て道具の仲間達

銘:モンマルトルのムーラン・ルージュ

道具:建水
(ベルエポック時代物)

その2.SUKI JACKETの二大メインアイテム
意匠登録(登録第1574682号)
(その3.まで読んで!)

懐紙が納まる内ポケット(客人が利用)

お茶の所作で客人は、懐紙(かいし)という和紙を懐に収めます(相手をおもいやる所作)。通常の内ポケットでは、懐紙はフィットしませんので、新たに専用のポケットを作りました。

写真のカラーはスタンダード(ノッチドラペル)ですが、別にダブルでもノンカラーでも問題有りません。当然、懐紙もどんな柄でもフィットします。意匠はシンプルですが、使い方のバリエーションは幅広いです。

帛紗掛けのある初めてのジャケット(亭主がお点前で利用)

帛紗(ふくさ)というお茶道具がお点前(清めの所作)には必要です。この絹布をかける機能をポケット下の見えない部分につけました。

ベルト(女性はリボンやサッシュも含む)に帛紗を掛けられれば良いですが、①マナー上帛紗が扱い易いようにジャケットを脱ぐことは望ましくないこと、②もう一つ別の帛紗(出し帛紗や古帛紗)を懐に納めるような点前があること、③女性の場合ベルトが必須となると洋服の幅が狭められてしまう(そもそもベルトが苦手な女性もいる)ことから、ジャケットに懐のポケットと帛紗掛けを併用装備した作りとなっています。

また、そもそもお茶には、亭主は(懐紙を使う)客人と、客人は(帛紗を使う)亭主と気持ちを一つにし、区別しない心の持ち方(無賓主、賓主互換、主客一体)があります。そういう視点からも、主客入れ替われるように作られています。

なお、写真は無地ですが、帛紗(紹巴織)は、当然どんな柄でもフィットします。意匠はシンプルですが、使い方のバリエーションは幅広いです。

帛紗掛けのバリエーション

共布襟吊り型

茶人のお点前で利用
サテンでは無く共布で作成

フラップのスラントポケットの共布襟吊り型

スラントであっても機能に大きな影響無し

チー型ボタンループ

パッチポケット、両玉縁ポケットで利用

帛紗を掛けない時は外観からは見えない
通常のスーツのまま

<ちょっと割り込み>
見立て道具の仲間達

銘:自分をもっと深く掘れ!(新渡戸稲造)

道具:茶杓
(竹節無し)

その3.SUKI JACKETで使える帛紗と懐紙の所作

なつめという抹茶入れを清める

茶道では、客前に出される前に既に汚れを落とされている抹茶入れ(棗)を客前で改めて清める所作があります。

帛紗を使う清めの所作です。
自分を棗と看做し、もうひとつ清めること、おもてなしの心が顕れていると思います。

茶杓という抹茶用のさじを清める

茶道では、客前に出される前に既に汚れを落とされている抹茶のさじ(茶杓)を客前で改めて清める所作があります。

帛紗を使う清めの所作です。
棗同様、茶杓をもうひとつ清めること、おもてなしの心が顕れていると思います

懐紙で菓子を扱う

茶道では、携帯している懐紙に菓子を取ることにより菓子皿の手間を省き、また使い回しの菓子の取り取り箸(黒文字)先を拭きます。また、菓子が食べきれない場合、懐紙に包んで持ち帰ります。

懐紙を使う他を思いやる所作です。

茶碗の飲み口をぬぐった指を清める

茶碗の飲み口を右手の指先で飲み口を左から右へぬぐい、右手の指先を懐紙で清めます。

懐紙を使う他を思いやる所作です。

茶碗の飲み口をぬぐった指を清める

茶碗の飲み口を右手の指先で飲み口を左から右へぬぐい、右手の指先を懐紙で清めます。

懐紙を使う他を思いやる所作です。

<ここから先は、参考>SUKI JACKETで使える帛紗と懐紙の所作(お濃茶※の点前)
※:茶道では、抹茶の濃さが違う薄茶と濃茶が有ります。一般の方が口にしたことがあるのは薄茶が多いと思います。但し、茶道では、お濃茶を飲むために茶懐石があります。

黒文字という菓子の楊枝をしまう

現代の茶道では(昔は個人が黒文字を持ち帰った)、使い終わった菓子用の楊枝(黒文字)を、最初の客(正客)が懐紙で作った袋に順次入れて片付けます。

懐紙を使う他を思いやる所作です。

お濃茶を飲む

濃茶を飲む時は、専用の帛紗(流派によってサイズの大、小で出帛紗、古帛紗があります)
の上に茶碗を乗せて戴きます。

お濃茶の茶碗の飲み口を拭く

茶道では、携帯している懐紙で茶碗の飲み口を拭く所作が有ります。結果として次に茶を飲む人、茶碗を片付ける人の苦労が少し減ります。

懐紙を使う他を思いやる所作です。

黒文字という菓子の楊枝をしまう

現代の茶道では(昔は個人が黒文字を持ち帰った)、使い終わった菓子用の楊枝(黒文字)を、最初の客(正客)が懐紙で作った袋に順次入れて片付けます。

懐紙を使う他を思いやる所作です。

<参考>SUKI JACKETその他オプション

懐紙をしまうチェンジポケット

お茶やお菓子をうけて使い終わった懐紙という和紙をしまう為にチェンジポケットを採用しました。

袖が汚れない切羽仕立て

茶道具を洗う際もジャケットを着たまま行えるように、ドクターカフとも呼ばれる袖を折りたためる切羽仕立てを採用しています。
上着を脱ぐことはマナー上失礼なので、医者は診察の時も上着を脱がなかったことが由来となっています。

着崩れしにくいベント仕立て

お茶を点てる時も、受ける時も基本的に畳や椅子に座っておこないます。乗馬用のジャケットがルーツと言われるベントを採用することで、長時間座った姿勢でも着崩れにくいデザインになっています。写真はサイドベンツですがセンターベントもあります。

<参考>おもてなしの根底にある茶道の精神
    ~「清」と「帛紗」の重要性~
    最後のうんちく

祇園で商売をする際に、我を無くし空にして御客を思うと聞いたことがあります。そのようなおもてなしの精神は、茶道で四規とも言われる和敬清寂という言葉に集約されると言います。この言葉は侘び茶の開祖の村田珠光が作ったという説や、足利義政に茶の精神を問われて勤敬静寂と答えたものを利休が和敬清寂に改めたという説も有りますが、史実はわかりません。
史実は別にして、流派で数多くあるお点前の所作も、元はこの言葉に集約されると言っても過言では無いと思われますので、一字づつ説明していきます。

和:自分同様に他を思いやる事です。
表面上同調せず、個性を尊重し深い部分で一体(和して同ぜず)であることが前提となります。

敬:善きものに集中しきる事です。
仏教では古くから帰依敬礼(南無とも言い、普遍なものと一体になり尊重し礼拝すること)と言います。林羅山が広める前から禅寺では外典(げてん)と言って研究していた儒学の中には、朱子学でいう居敬窮理(物事の本質に探究に没頭すること)が有ったと思われます。一般に言う人を尊敬する意味は薄く、普遍なものに没頭することです。

清:己の汚れを浄化する事です。

寂:聖化される事です。
寂滅為楽(じゃくめついらく)と言います。我を寂滅し光、喜び、愛の新たなるいのちに生かされることです。

近年西洋・東洋を問わず、例外を作らず一体(和)化する捉え方や瞑想(敬)を行う事は随分浸透してきているように感じます。「和にはじまり、敬・清を通じて深まり、寂滅の境地に至って円融(えんにゅう)する」と言いますが、寂の自覚に向け清の時代に向かっているのかもしれません。

ここでもう一歩、不浄である己と向かい合って改める「清」を、絶対省けない茶道の精神として世界に主張したいと思います。
清ですが、常に悔改めることです。更に本来の自分に向かえば、贖い、回心と聖化していきます。自分の弱さ悪さを自覚しないと、本当の意味での謙虚さも温かさも生じないと思います。正当化して議論に勝つ技術でなく、己と正対する勇気です。
道具に好みを強調するのも自分の貪りを外部に露呈し清める為と思います。日々清め聖化していけば、本来の魅力が顕れ出でると思います。
代表的な点前に、棗や茶杓を己と見立て帛紗で清める点前があります。己を改める所作である帛紗の点前は重要です。無くなれば和敬×寂になってしまい、茶道とは呼べません。所作を誤ろうと、良い道具を所有しなかろうとも構いませんが、本来の自分へ向かい清めさらに進め寂の新たなるいのちに生かされることを求めるのは必須です。

責任を取れば自由で良い。人に迷惑をかけなければ自由で良い。エゴで競争すれば調和がなされる。アイデンティティが必要。お互い個性を認め合う。弁明の巧みさ・・今まで良いと言われてきたこのようなものも和のフイルタで再点検して、和洋問わない個性や自由の在り方を再構築する時が来た気がします。

メッセージ

お茶の所作の根底には、己を慎み相手を尊重する”おもてなし”の精神があると思います。そのような主客一体となってお互いを思いやる関係を、お茶を楽しむことをもっと身近にすることで広めていきたいと考えています。その場づくりにこのジャケットがお役にたてたら幸いです。

お問い合わせ先:
komichi.inc@gmail.com


リンク色々

SUKI JACKETで
憩いのライフスタイルを
提案します

それではまた
そろそろ一服したくなりましたので・・