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総監受験者のお悩み

総監の試験は難しい、問題文も長いし、解答用紙も5枚もある、どうやったら合格答案が書けるのでしょう??


市販の参考書を読んでも、古かったり、答案例だけで解説が少なかったりで、よくわからないです・・
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そもそも、一般部門と総監ってどこが違うのか、今さらだけどわかっていません。。
一般部門には何とか合格しましたが、総監試験の合格率はとても低く、尻込みしてしまいます。。。
総監の試験は難しい、問題文も長いし、解答用紙も5枚もある、どうやったら合格答案が書けるのでしょう??


市販の参考書を読んでも、古かったり、答案例だけで解説が少なかったりで、よくわからないです・・
総監の受験参考書、総監受験対策講座は、世の中にいくつかありますが・・
これらの疑問にダイレクトに答えるものは、あまり無いかもしれません。
(あれば私に教えて欲しい・・)

私が一発合格(H24)した総監筆記試験の合格メソッドをお伝えします!

(メソッドその1) そもそも総監って何?

★一般部門の問題解決
一般部門では、部門ごとの専門知識や応用能力、そしてそれらを使った問題解決と課題遂行能力が求められます。しかし、それらはあくまで部門内での問題解決です。

★総監での問題解決
総監は、それだけでは解決できない現実の様々な問題に対して5つの管理の視点から解決をはかります。5つの管理とは一般には聞きなれないかもしれませんが、経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理のことで、おのおのは、文部科学省が発表したキーワード集から理解できます。

★総監でのトレードオフ調整策
さらに5つの管理が相互に絡み合い、トレードオフ(あっちが立てばこっちが立たずの状態)になることも現実には良くあることです。総監ではさらにトレードオフの調整と矛盾の解消をはかることが、求められます。

※こうした3段階の思考について、基本的な理解が必要になります! メソッドその1として総監受験に必要な基礎知識を身に付けます。
(メソッドその2) 論文テーマの用意が必要です!

★総監の論文テーマ
総監の問題文では「あなたがこれまでに経験した、あるいはよく知っている事業やプロジェクト(H30)」について取り上げるよう指示があります。論文テーマとなるようなかの事業やプロジェクトをいくつかピックアップして、内容を整理すべきです。試験会場で論文テーマから考えているようでは、時間がまったく足りなくなるでしょう。

★論文テーマの選定
テーマは2~3件は用意したいです。1つだけでは、問題文の内容に対応できないことも考えられます。できるだけ自分が直接かかわり、マネジメントの立場でかかわったものが望ましいです。総監を受験される方でしたら、日常業務の中でマネジメント業務を何かしらしているはずですので、地位職名にはこだわる必要はないでしょう。
ここでのマネジメントとは、予算や人員配置、生産や在庫、販売の計画や調整、対外的な調整、安全衛生管理、システムの計画や運用、セキュリティー管理など、様々な様態があります。いずれも部分的な対応ではなく、業務全体を俯瞰した対応が求められるものです。別の言い方をすれば、様々な「調整役」を行った業務、ということにもなります。


★論文内容の5つの管理での整理
論文テーマが決まったら、その業務内容を5つの管理の視点で分解します。経済性管理であれば、事業企画、品質管理、原価管理、設備管理など中項目ごとに内容を列記します。すべて列記する必要はありません。人的資源管理であれば、人の組織と行動、人的資源計画、人的資源開発などの中項目で整理します。情報管理、安全管理、社会環境管理も同様です。中項目レベルで良いでしょう。ここでの大項目は5つの管理のレベル、中項目は、旧青本(技術士制度における総合技術監理部門の技術体系(日本技術士会))の目次を参考にしています。注意点として、5つの管理のすべてを網羅することです。社会環境管理を抜いてしまうことが良くみられますが、網羅が求められます。

★トレードオフのチェック
5つの管理の視点で分解した内容について、相互のトレードオフが発生した組み合わせを抜き出し、簡単な説明とトレードオフの調整と矛盾の解消策を整理します。あまり詳しくする必要はありませんが、存在したトレードオフをなるべく多く抽出します。そのことで様々な設問に対応できるようになります。


※こうした4段階の事前準備を行うことで、本番の試験の問題に対応した論文テーマを短時間で組み立てることにつながります。本番は時間との闘いですので、メソッドその2にある事前準備を周到に行うことが合格への近道になります!
(メソッドその3) 問題文を分析し、題意を把握します!

★問題文のテーマ
問題文のテーマは毎年変わりますが、時流に沿ったものが選ばれています。H30年度は「働き方改革」、H29年度は「SDGs」などです。まずは、このテーマを確実に認識するところから、受験本番が始まります。ここでズレがあると、解答は評価されないでしょう。総監の問題文は2ページから4ページと、一般部門に比べ非常に長いのが特徴です。その中からテーマを表すキーワードをみつけ、印をまず付けてください
テーマを確実に予測することは困難ですが、流れとしては「個人、組織、環境の持続性」があるように思われます。そうした観点で、最近の世の中の動向をウオッチすることも有効です。私の専門分野(農業部門)では、白書(食料・農業・農村白書)が毎年発行されますが、そうした持続性に関するキーワードも多々あります。メソッドその2のテーマの設定に反映しても良いでしょう。


★問題文での要求事項
問題文の中に必ず、「書かれた論文を評価する際」という語句があります。最近は、「考察における視点の広さ、記述の明確さと論理的なつながり、そして論文全体のまとまりを特に重視する」とあります。これらが、試験委員から受験者への要求事項となり、評価ポイントとなりますので、念頭におき論文のストーリーを検討する際に注意することになります。以下に補足説明をします。
「考察における視点の広さ」文字通り、広くテーマを捉え、5つの管理の視点も踏まえて、論文を構成する必要があります。一般部門の論文であれば技術的な問題や課題についてのみ書いていれば良かったところ、経済性、安全性、環境、情報、人材など、俯瞰する必要があります。上空からの視点と言えるかもしれません。
「記述の明確さと論理的なつながり」これは一般部門の論文でも求められますので、詳述は致しません。一般部門の合格者であっても、明確で論理的な文章が書けないケースも散見されますので、その場合は改めて論文の練習が必要となります。
「論文全体のまとまり」このことが最も重要です。5枚に及ぶ解答用紙全体のまとまり、統一感を重視するということです。具体的には論文の各章(3章~4章)がバラバラではなく、内容的にも論理的にもまとまったものになることです。



★設問のパターン分析
最近の論文のパターンとして、ひとつのテーマについて、時間軸(過去、現在、将来、遠い将来など)に沿った設問が多くみられます。今後もその通りとは限りませんが、「持続性」をキーワードとすると、そのような設問のパターンに落ち着くものと思われます。前項の「論文全体のまとまり」を重視することについて、こうした時間軸に対応したテーマの捉え方を統一感を持って考える必要があるわけです。
こうした時間軸とは別に、H24年度の設問のように、あらかじめ細々とした設問設定を問題文で行い、それを受験者が自分の視点で組み直して構成を考える、という特異なものもありました。例外的な設問であったと言えますが、それにひるまず理解する必要があります。決していつも同じパターンとは限りません。

★題意の把握
実際の設問で何を尋ねられているのか(題意)を、正確に把握します。最近の設問はストレートなものが多く、各設問に対応した解答の骨子(大見出し、中見出しなど)を考えれば良いと思います。


※本番では、以上のメソッドその3の4段階の分析や把握を正確に行う必要があります。問題文が長く場合には、余分な情報も多く含まれていますが、それらに惑わされず(私は総監のワナと呼んでいます)、以上の事項に着目した分析を進めてください。
(メソッドその4) 解答のストーリーを検討します!

★解答のストーリーとは?
メソッドその2でテーマを用意し、メソッドその3で問題文の分析を行いました。次は用意したテーマを使って、問題文に対応した解答のストーリーを検討します。ここでのストーリーとは、いわゆる起承転結ではなく、題意で求められている事項を反映した「論文全体の流れ」のことです。論文の各章の内容が独立してしまい、流れがつかめないようなケースも良くみられますが、これでは良い評価は得られません。全体で3000文字の解答用紙は自由に使えますが、あなたが考える総監論文のストーリーを試験委員にプレゼンすることが筆記試験の本質です。

★ストーリーの検討方法
ひとつとして、結論(解決方法)から逆算して、問題や課題、その他の条件の設定を行う方法があります。この方法でストリーが拡散することを防止できます。最初から順に論旨を組んでいると、まとまりがつかなくなることがままありますが、結論を決め打ちして、そこへ向かったストーリーの構成が短時間勝負では有効と思います。結論ありきではありますが、試験委員からすれば、その方法を取ったことは分かりません。

★ストーリーの箇条書き、図解など
検討したストーリーを、解答用紙の余白などにざっと書き出してください。そのことで論文全体の流れが明確になります。矛盾や齟齬がないか、言い足りないことは無いか、この段階での十分な検討が求められます。解答用紙に書き出してからは、論文内容の修正はご法度、というか、そんな時間はまず無いと考えてください。

※本番では、ストーリの検討に最も頭を使うことになるでしょう。これが緻密で、かつ矛盾がなく、まとまったものであれば、そのあとが楽に進みます。メソッドその4をマスターすれば、試験委員の評価もあがるでしょう。
(メソッドその5) 論文の骨子と文章配分を決めます!

★3時間半の時間配分
ここまでの分析や検討には、最低でも30分はかけたいところです。さらに15分から20分程度で、論文の骨子や文章の配分(行数、文章量)を決めます。残り2時間半程度で5枚の解答用紙を埋めていきます(1枚30分程度)。

★論文の骨子構成
論文の骨子は、問題文の題意に対応したものにしなければなりません。メソッドその3では、題意に対応した大見出しや中見出しを考えるとしましたが、これらを問題用紙の余白ページに書き出して、論文全体の構成を明確にします。問題文によっては小見出しまで必要になる場合もあります。構成ができあがったら、各章ごとの内容をストーリーに従い箇条書きで書き出して見ます。箇条書きの内容は、総監のキーワード、業務やプロジェクトのキーワードなどを用い、自分が分かる程度のシンプルなもので十分です。見出しと箇条書きを元に解答用紙に実際に書き込みますが、その他に再現論文を試験終了後に作成するためにも用います。

★文章配分の検討
骨子と内容の箇条書きが出来れば、実際の記述内容の文章量としての配分を決めることが出来ます。解答用紙に記述する際に、おおよその配分が決まっていれば、その範囲で文章を書き出し、予定よりずれるようであれば後段の章で調整をはかることになります。論文全体のレイアウトを事前に設計して、それを元に執筆を行う方法となります。

※メソッドその5の3段階の方法により、論文の構成を決定できます。この段階で問題文で示されたテーマ、要求事項や題意をすべて反映した論文構成となっている必要があります。そうしたことを満たしていれば論文執筆段階での無駄な修正もなく進めることができます。

※構成が不十分な場合には消しゴムを多用し論文の修正を繰り返すことになりかねませんが、時間切れのリスクや論文内容のレベルも下がる可能性が高くなります。修正なしで論文を書き上げるよう、以上のメソッドその1からその5を理解し十分に身に付けてください。