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創思苑が目指しているもの

創思苑は、東大阪市にある知的障害者の支援を行う社会福祉法人です。創思苑では、単に障害を持つ人たちの身の回りの世話をするということに終始せず、彼ら一人ひとりが地域で人間らしく当たり前に暮らしていくことを理念として掲げています。そのために、各人の個性と能力を活かして自立を促し、社会活動を通じて一般社会と共生することを目標としています。
創思苑での主役は、あくまでも障害を持つ当事者たちです。創思苑では、生活の中の何気ない小さなことを議題に取り上げて、当事者同士で意見を交わしますし、当事者たちが創思苑職員の面接を実施するなど、施設の運営にも深く関わっています。こうしたことからも、創思苑という施設が障害者主体の施設であるということがよく分かります。
創思苑が運営する施設は、4カ所の拠点事業所と24カ所の自立ホームから成り立っており、施設以外でも居宅支援や相談支援、放課後デイサービスなどを精力的に行なっています。それぞれの場所・場面で重きを置かれるのは、障害を持った人が自分らしくいられることです。
創思苑は、1986年に自立の家「つばさ」としてスタートを切りました。社会で孤立しがちな障害者が、一人の人間として健常者と共に働き、地域で生活をする一人として当たり前に生きていけるようにしたいという思いから、さまざまな活動を行なっています。今日では、地域社会の理解も得られるようになり、ホームの人々はいきいきと地域に根ざして生活しています。
「つばさ」が設立されてから20年、今では入所施設や親元を離れて自立した生活を送る障害者もいます。2016年現在も、障害を持つ人やその家族のニーズをくみ取り、的確な支援と援助を行ないながら、創思苑は多くの人々との連帯を図るべく真摯に活動を続けています。

事業内容

パンジー

〒578-0973 大阪府東大阪市東鴻池町2-4-8 
TEL:072-963-8818/FAX:072-963-8825

社会福祉法人創思苑の地域の拠点として1993年にオープンしました。
現在35名の当事者がかよい、手作りパンの製造・販売や、軽作業を行っています。

午前中はパンを作って、午後は学校や会社へパンを売りに行きます。
当事者のペースで、それぞれの得意な仕事をしています。
地域の小学校から、実習に来ています。
こどもたちは、パンを作ったり、当事者の話を聞いたり、車いすの体験をしています。

パンジーⅡ

〒578-0911東大阪市中新開2-11-20
TEL:072-960-3610/FAX:072-960-3613

パンジーⅡは2000年にオープンしました。グループホームのスタッフや、
「きっず・パンジー」の子どもたちが行き来する、にぎやかな所です。
仕事は配達や販売が中心。身体障害がある人たちは、ストレッチやリラックスの時間も設けています。

パンジーⅢ

〒578-0911東大阪市中新開2-10-16
TEL:072-968-1615/FAX:072-968-1617

創思苑の4つめの地域の拠点として2009年にオープンしました。
知的障害のある人たちのためのフィットネスジムの運営や、弁当づくりに取り組んでいます。

はっしんきち ザ・ハート

〒578-0931東大阪市花園東町1-17-30
TEL:072-968-1556/FAX:072-968-1557

地域の銭湯を改造した、レトロな雰囲気の事業所。
天井には大きな扇風機。靴箱やロッカーはそのまま生かして湯船にふたをして事務所のデスクに。
マンションや高校の清掃、軽作業に取り組み、丁寧な仕事に喜ばれています。
また、知的障害を持つ人たちの高齢化に伴って起きてくる様々な事柄に、
地域の人たちの力を借りながらも楽しく取り組んでいます。

すべてはその人のために

創思苑が展開する事業は、障害を持った人に仕事を提供するというよりも、当事者から仕事を通して様々なことが発信される内容になっています。まず、「パンジー」の名を冠した事業所では、パンや弁当の製造と販売、配達、フィットネスジムの運営、地域施設の清掃や軽作業といった業務を各事業所ごとに請け負っています。仕事がとても丁寧なので、地域の方から感謝されることもあり、仕事を通して障害者たちも生きがい、やりがいを感じています。発達に支援が必要な子供たちのための施設「きっず・パンジー」は、人への信頼を育てることを目標に運営されているデイサービスです。こちらでは、親子参加型、個別型、小集団型などの一人ひとりに合ったプログラムを提供しています。また、保護者向けの勉強会や交流会も実施しています。

障害を持った方たちが希望する「暮らし方」も、支援事業のひとつです。公営や民営の住宅を借り、そこに住む障害者たちが、ごく普通の生活をごく当たり前に送れるように彼らの夢の実現にひと役買っています。全国に先駆けてグループホームをはじめた創思苑だからこそ、障害を持つ人たちが地域に溶け込める暮らし方を常に考えています。

一方、「わくわく」は、創思苑が運営する自立支援センターです。それぞれの状況に応じて、生活の拠点を入所施設や自宅からグループホームに移行する手伝いをします。移行に際しては、関係する行政機関と連携して行われるので安心です。また「わくわく」では、地域のサービスを紹介する支援も行なっています。悩みや分からないことを丁寧に聞き取り、その人に合ったサービスを、時には複数組み合わせながら、その人らしい生活の実現に向けて支援をしています。そして、障害を持つ人にとって忘れてはならないのが、ヘルパーの存在です。その中でもガイドヘルパーは、単なる付き添いではなく、当事者の思いに寄り添って、支え続けています。

書籍の紹介

あいむはっぴぃ! と叫びたい
知的障害者の自立をめざす「パンジー」の挑戦

たとえ知的障害を持っていても、だれもが生き生きと暮せることを伝えたいと、
ドキュメンタリー映画が作られました。
その映画の製作過程で当事者のインタビューや手記がたくさん集まり、
映画だけでは伝えきれなかったドラマがありました。
そんなみんなの思いや叫びを残したい、もっと多くの人たちに届けたい
という願いから作られています。

購入

スタッフ募集中

共生社会を目指す人へ

創思苑では、新卒、既卒を問わず、ともに障害者を支える人材を募集しています。
短大・専門学校卒以上で、障害を持つ人と一緒に活動を楽しみ、
かつ自立を支える意識のある人を応募資格としています。
福祉の資格及び普通自動車運転免許を取得していることが望ましいですが、
現在ない場合も採用後に取得を目指せる人であれば、施設として応援しています。

職務は、各事業所においての支援が主だったものですが、
「同年代の人が経験することを経験する」をコンセプトに、
旅行やクリスマス会などのイベントの企画も手がけます。

一方、パンジー・メディアでは映像制作や編集業務を行なっています。
この映像制作や編集にあたっては、プロのディレクターから技術を学べます。
したがって、映像関係に興味がある人も募集対象としています。
勤務時間は9時から17時15分で、土日祝日は基本的に休みです。
ただし、土曜勤務と宿直勤務がそれぞれ月1回あります。
資格・住宅・扶養・宿直・役職の各手当と上限10,000円までの交通費が支給されます。
保険関係では、社会保険、労災保険、退職金共済が完備されています。
有給は、採用後6ヶ月経過後に10日付与されます。賞与は年3回支給され、昇級もあります。
採用日は2017年4月1日ですが、採用は随時行なわれています。

興味のある人は、見学説明会を実施しており、
こちらも随時受け付けていますので、お問い合わせしてみてはいかがですか。
楽しい中にも時に厳しさを感じる仕事ですが、それだけにやりがいはあります。
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