私たちのおもい

project STORY




「はじまりは、一枚のスケッチだった。」




【1】16年に及ぶ悲願の達成

はじまりは一枚のスケッチだった。

平成も終わりに近づいたころ、江戸川区による新しい施設の建築計画があがった。そこで何が出来るのかのプロポーザル。「目指すは、地域の福祉コンビニです。」章佑会がイラストとともに掲示したのは、高齢、障害、子ども、全てを備えたまったく新しい施設の形だった。その裏には、16年に及ぶ章佑会の目指した夢があった。

 

【2】章佑会の夢

2007年、練馬区で「やすらぎガーデン石神井台」が誕生した。
「年齢を重ねても、ずっと同じ場所で住みたい。」
そんな願いをかなえるためにつくった障害者グループホーム。 
初めは貸家を探した。どれだけ不動産屋を回ったことか。障害者が使うというと断られる。何度も心が折れた。
でもそれを救ってくれたのは笑顔で「おかえり」と迎えてくれた障害のある利用者だった。
だから思い切って入札に参加し自腹で国有地を手に入れた。
でも本当は特別養護老人ホームと障害者グループホームの合築施設を作りたかった。しかしそれはかなわなかった。
当時の法律では、この二つが同じ建物に存在することはできなかったから。

章佑会は発足して30年以上。
職員数も増え、子育てをしながら働く女性も増えた。でも仕事と子育ての両立が難しくて辞める人もいた。
保育所があれば働き続けられるのに…いつか職場に保育所をつくりたい。そうしたら安心して働ける。
それに子どもの分野もやりたいし。いつか…

 

【3】プロポーザル

そんな中、チャンスが来た。
江戸川区がプロポーザルで事業者を公募。しかも自由提案。
特別養護老人ホーム中心の施設。念願の子どもの事業を入れてみよう。保育所があれば働き手も増えるし。
それに、江戸川区ってすごいんだ。内閣府との協議の末、規制緩和を実現させた。
これまで法律上ありえなかった特養とグループホームの合築を。

絶対にプロポーザルに勝ちたい。
その構想の始まりが一枚の夢の施設のスケッチだった。


【4】プロジェクト始動

プロポーザルの結果、選ばれたのは章佑会だった。
特養、障害者グループホーム、事業所内保育所、重症心身障害児通所事業が合わさった建築計画ができあがった。

そして2021年の春、KITAKOIWA project、
のちの「やすらぎの里北小岩」の歴史が動き出した。