昨夜はほとんど眠ることができませんでした。 家族のことやこれからの治療についての不安がいっぱいで、どうしたらいいんだろうって。気持ちの整理がつきませんでした。
まずは、日々の生活、特に、食事は見直した方がいいみたいだよ。
人間の身体は、食べたものでできてるからね。おれのおやじもそれで今も元気だよ。
苦しい時期は必ず乗り越えられます。そして笑顔の日が必ずやってきます。
一人で悩まず周りにサポートしてもらい、専門家に相談しながら、少しずつ前に進みましょう!
A 「病気になるのも、治すのも食事次第」これは、古来より食養生を大切にしてきた中国の「薬食同源」の考えです。毎日のことだからこそ、正しい食の知識をもって欲しい。それが私たちの願いです。
日々の食事は、身体の土台をつくる基礎にあたります。いわば縁の下の力持ちです。
治療を継続していくためには、それに耐えうる体力が必要になります。
日々の食事を見直し改善していくことで、本来の人間が持っている「チカラ」を取り戻すことができます。ただ、食事の改善というと、とても難しい特別なことのように思われるかもしれません。でも管理栄養士と会話するうちに、今すぐにでもできそうな「はじめの一歩」が見つかります。そのきっかけをつかんでいただければ、次々と実践できる良いアイディアが出てきますので、ご安心ください。何度でも管理栄養士にご相談いただき、日々楽しんでいただければと考えています。
A フコイダンとは、コンブやワカメ、モズクなどの「褐藻類」とよばれる海藻の表面を覆うヌメリに含まれる成分で、海藻類を乾燥から守るための保湿成分として、また風波で傷ついた部分を修復する成分として備わっていました。今から100年以上前の1913年にこのフコイダンが発見されて以来研究され続け、今ではフコース、マンノース、キシロース、ガラクトースなどの糖が複雑に結合しあった多糖体という状態で抽出できるようになりました。
これを構成している糖の組み合わせや比率は一定ではなく、褐藻類の種類や抽出の方法によって、大きく異なっています。 そのため、原料となる褐藻類の種類や産地・抽出方法の違いによって、実際の機能や効果にも大きな違いが出てくるのですが、現在のところは、褐藻類から抽出される多糖体をすべてまとめてフコイダンと呼んでいます。
わたしどもが注目しているオキナワモズクのフコイダンは、α1,3結合したフコースを主鎖としたシンプルな構造で、硫酸基とウロン酸が結合しています。
※医薬品で、気道粘液調整・粘膜正常化剤の「ムコダイン」(カルボシステイン)という薬があるものですから、フコイダンを「フコダイン」と間違われることが良くあります。フコダインというものはありませんのでご注意ください。
A フコイダンは、スウェーデンで1913年に発見されて以来、様々な可能性を持つ健康成分として、長く注目されてきました。健康食品の中でもフコイダンは100年を超える歴史があり、また多くの大学で細胞レベルや動物実験で研究され、ここ10年ほどではヒトの臨床試験も行われるようになってきました。そのフコイダンの効果の研究結果を受けて、全国各地の病院でも自由診療ではありますが、フコイダン療法として取り組んでいるところもあるようです。フコイダン療法で助かったと言われる方もいますが、他の治療との併用がほどんどですので、治療がスムーズに進むようにサポートをしてくれたのが実情だと考えています。
また、日本だけでなく、フランスやオーストラリア、ロシア、台湾、中国、韓国など諸外国でもフコイダンの研究論文が多く発表され、世界各地で注目を集めています。まだまだ認可された薬ほどのエビデンスの量には至っていませんが、今後さらに大学や各研究機関で実験や臨床試験などの結果が発表され、フコイダンのさらなる可能性が積み上げられていくと思われます。
A たとえば、オキナワモズクに含まれる成分のフコイダン量は コンブと比べて5~8倍と豊富で、ヌメリ成分である《アルギン酸》が少ないために、ほかの海藻と比べて、抽出が容易であるという特長があります。
また国内で収穫できるため、輸送コストなども抑えることができ、比較的安価で質のよい商品をお届けできるというメリットがあります。しかし、モズクに含まれるフコイダンの量が、そのまま健康食品に含まれる成分の量になるわけではありません。
原料が どんな種類の海藻であれ、どれくらい成分配合されているかということはメーカー次第です。含有量が明確になった商品をお選びになるのも、よりよいフコイダンに出会える一つの方法です。
A 以前より高分子のフコイダンと低分子のフコイダンと様々な成分構成の商品が多く存在しており、どちらが自分に向いているのかよくわからず悩まれたことも多いかと思います。しかし最近では研究が進み、さらにフコイダンの品質規格基準が定められたことで有用な成分の化学構造が明確になったため、以下のポイントをしっかりと押さえて商品を選べばればまず間違いないと思われます。
フコイダンについての品質規格基準が、2017年7月に公益財団法人 日本健康・栄養食品協会によって定められ、分子量10,000以上のものが70%以上含まれているものを【フコイダン】と定義しており、『フコイダン=高分子』とフコイダン食品について規格基準が示されました。
『フコイダン食品 品質規格基準』(公益財団法人 日本健康・栄養食品協会)また2017年9月20日には、日本健康・栄養食品協会のフコイダン食品専門部会が、『フコイダン=高分子』と発表しております。ご参考に下記の記事をご覧ください。
日健栄協の規格基準が示す「フコイダン=高分子」◎ポイント1.含有量が明確に表記され、さらに多く含まれているもの
1日あたりの目安量が明確にされているものをおすすめします。
(フコイダン2~3g、フコキサンチン30~35㎎)
とくに体調面を考えておられる方は、フコイダンやフコキサンチン成分の含有量が明確に提示され成分配合されている商品をお選び下さい。含有量が明確に明記されていない商品もかなり多く販売されています。
◎ポイント2.品質保証がしっかりとしているもの
「表示、産地に偽装がない」
「人体に有害なレベルの不純物が入っていない」
「高品質で安全性を保持する環境で製造されている」
これらの基準をクリアした「品質」であること(例えば『ハイクオリティ認証』など)を第三者機関が認定をした商品が安心です。販売店の自己保証や製造工場のGMP認証だけでは、商品の本物の品質の保証にはなりません。
◎ポイント3.フコイダンは高分子、フコキサンチンは活性度を保つもの
フコイダンは、もともと高分子であり低分子に小さくしてしまうと本来の力が失われるといわれております。なので高分子の状態を保ったまま摂取していただくことが一番です。最近の臨床研究でも高分子フコイダンの成分でも体内に吸収されていることが確認されています。
またフコキサンチンは光や熱に弱いデリケートの成分のため、フコキサンチン本来の成分を守り、活性度を保ったままの形状で摂取する必要があります。
A 原液のままお飲みいただいて結構です。 従来の一般的なフコイダン成分の入ったドリンクと比べて海藻の風味は弱くなっていますが、もし飲みにくかったり、海藻の風味が気になるようでしたら、ハチミツを加えたり、柑橘系のジュースなどで割って飲んでいただいても構いません。 また、沸騰させなければお味噌汁に入れて頂いても構いません。
とくに飲用される方の状況によっては、味や匂いに対して普段以上に敏感になる時期がありますから、『まずくはない』という感覚で飲んでいただくのが一番だと思っています。