自毛植毛のあれこれ!
薄毛を根本的に解決!?

加齢と共に髪の毛が薄くなってきた、生え際が後退してきた、元々髪の毛が少ない、遺伝的にハゲが怖いなど、AGA=男性型脱毛症の悩みは様々です。

薄毛改善効果をうたう飲み薬や塗り薬などのAGA治療薬もありますが、誰にでも効果があるわけではありません。

そこで決定的な解決法として選択できるのが「自毛植毛」です。

「自毛植毛」は自分の髪を薄毛部分に植える外科手術で、信頼できるクリニックで施術を受ければ、半永久的に髪の毛を維持して薄毛を解消できます。

本稿では、植毛の基礎知識から気になる自毛植毛のメリット・デメリット、費用、リスク、おすすめの植毛クリニックまで網羅して、薄毛の根本的治療法、「自毛植毛」を詳しく説明していきます。

植毛と増毛のちがいについて

薄毛治療には、手術や施術を行ったり、器具やかつらを用いるといった外科的なアプローチである「植毛(読み方:しょくもう)」「増毛(ぞうもう)」、外用薬や内服薬を用いる内科的アプローチの「発毛(はつもう)」「育毛(いくもう)」という治療法・対策法があります。

その中でも、薄毛の根本的な解決法になりうる「自毛植毛」に注目し、外科的アプローチの2つのタイプ「植毛」と「増毛」の違いについて説明します。

植毛とは・・・

植毛と増毛の決定的な違いは、医療行為かどうかという点です。

植毛は、前頭部や頭頂部などの薄毛になってしまっている頭皮の部分にメスを入れて、直接髪の毛を植え込む手術になります。

そのため、薄毛治療専門クリニックや医療資格のある美容外科クリニック、植毛専門の医療機関などで施術を受けることになります。

手術法は「自毛植毛」と「人工毛植毛」の2種類があり、その詳細については以下の項で説明します。

増毛とは・・・

増毛は、植毛のように頭皮に対する手術をせず、頭皮や自分の毛と人工毛を組み合わせ、髪の毛が増えたかのように見せる手法です。

その種類は多種多様で、主な手法を紹介すると、自分の髪の毛に人工毛を結びつけてボリュームアップを目指す「結毛式」、人工毛付きの薄いシートを頭皮に張り付ける「接着式(全面接着式)」、特殊な糸を使い髪の毛の根本に土台を作り、その土台に人工毛を縫い付ける「編み込み式」、金具で自分の毛に人工毛を装着する「着脱式」、取り外し可能な「かつら(ウィッグ)」、直接自毛に付ける「エクステンション(つけ毛)」などがあります。

植毛の種類

前項で植毛の種類に「自毛植毛」と「人工毛植毛」があると説明しました。

その違いは、「自毛植毛」が自分の毛髪(毛根)を使ったものであるのに対し、「人工毛植毛」は合成繊維製の毛を使用している点です。

自毛植毛について

自毛植毛は、海外で1800年代に考案されたと言われる、歴史ある医療行為です。

日本では、1930年代から研究、理論の発表がスタートし、その研究を基に1970年代にアメリカで「奥田・オレントライヒ法」が普及します。
さらに、1993年のアメリカでの国際毛髪外科学会をきっかけに、世界的に広まることになります。

現代の施術のトレンドは、後頭部や側頭部など、髪の毛がふさふさでたくさん生えている場所の頭皮や毛根を採取して、薄毛の部分に移植するやり方です。
なぜ後頭部や側頭部の毛を使うかというと、薄毛の原因要素でもある男性ホルモンやDHT(ジヒドロテストステロン)の影響を受けにくい部位だからです。

移植元になる部位は、採取部を縫合して目立たなくさせたり、移植する薄毛部分との密度を同様にすることで違和感が生じないようにします。

自毛植毛は自分の毛髪なので拒絶反応、副作用の心配がなく、クリニックによって開示されている数字は異なりますが、植毛した毛はおおむね80~90%以上の定着率となっています。

人工毛植毛について

人工毛植毛では、合成繊維でできた人工毛を、植毛針を使って頭皮に埋め込みます。

その素材は、ポリエステルやナイロン、アクリルなどを使用し、生きた人毛と比べて耐熱性や強度、キューティクルの美しさなどにおいて優れているのが特徴です。

それらの素材は、人の身体に直接埋め込むものとして研究が重ねられ、人体に馴染みやすく拒絶反応が出にくいものが開発されていますが、それでもアレルギーや拒絶反応、感染症、炎症といった皮膚トラブルのリスクが付きまといます。

投薬治療と自毛植毛の違い

薄毛を改善させるには植毛や増毛の他に投薬治療という手段もあります。
自毛植毛は移植した地毛が半永久的に生え続けるのに対し、投薬治療は主に薄毛の予防や現状維持を目的とされています。
「ミノキシジル」を使用した発毛治療もありますが、服用を続けないと効果はなくなり元に戻ってしまうのがデメリットです。

投薬治療の方が一回にかかる費用を安くおさえられますが、長期的に考えると自毛植毛よりもトータルの費用が高くなる可能性もあり得ます。

また、投薬での発毛治療には個人差があり、人によっては半年以上投薬治療を続けても全く髪の毛が生えてこなかったという例もあるようです。

自分にあった治療法をよく調べてから実践すると良いでしょう。

自毛植毛のメカニズム

自毛植毛において使う自分の毛は、毛髪と毛根、そしてその周囲の脂肪腺、毛細血管などを含めた皮膚組織(毛包)を1単位(グラフト・株)としています。

グラフトには1~4本の毛髪が生えていて、頭皮から直接1株ずつ取ったり、頭皮を薄いシート状で剥がしてから一つ一つ採取する方法があります。

採取されたグラフトは組織内の毛母細胞が生きたままの状態です。

そして、薄毛部分に開けた約1mmサイズの小さな穴に植え込むことで、毛細血管がつながって毛乳頭に血液が送り込まれ、生きた毛として成長したり、生え変わったりを続けるのです。


術後の経過についてですが、移植した毛髪はそのまま伸びた後に一度抜けてしまう「一時的脱落」が発生します。移植毛の大半は脱毛しますが、異変ではなく、どの患者さんにも起こることです。
 
また、毛髪の移植元や移植した周辺に元からあった毛が抜け落ちてしまう「ショックロス」もあります。ショックロスの原因は麻酔の影響や移植部分の炎症によるものという説がありますが、医学的に解明されていません。
 
個人差はありますが、おおむね術後1~3ヶ月に「一時的脱落」「ショックロス」があり、その後、細くて短い毛髪が生え始めます。

この時に生える髪の中には、まれに元々ストレートの髪質なのにクセ毛になってしまうことがありますが、髪の毛のサイクルを繰り返すうちに元の髪質へと戻ることになります。

そして術後半年後にはほぼすべての移植毛が発毛し、通常の毛髪と同じような太くて長い髪が生え始め、術後1年を目処にほかの髪と変わらず生え揃うことになります。


自毛植毛の種類

ここまでは自毛植毛の概要について広く説明してきましたが、ここからは一歩踏み込んで、自毛植毛の分類がその施術方式によって細かく分類されていることを紹介していきます。

FUT法(ストリップ法)

メスを使い頭皮を10~20cmの横長シート状に切除し、そのシートから1つずつグラフトを採取して、薄毛の箇所に移植する方法です。

1995年頃に提唱された手法で、顕微鏡を使って解剖学的単位「FU」(Follicular Unit=毛包単位)を一つ一つ採取して移植(Transplantation)するやり方から、「FUT」(フォリキュラー・ユニット・トランスプランテーション)という名称が付けられました。

また、皮膚を剥がす(Strip)手術(Surgery)であることから、FUSS法(Follicular Unit Strip Surgery)、もしくはストリップ法とも呼ばれます。

FUT法(ストリップ法)は、それまでのパンチ式植毛法、ミニグラフトと比べて生着率が高く、植毛の歴史上で大きな技術革新となった手法で、あっという間に薄毛治療の主流になりました。
植毛ロボット

植毛ロボットで有名なのは、アメリカのレストレーション・ロボティクス社(現 ヴィーナスコンセプト社)が開発し、2011年にFDA(アメリカ食品医薬品局)から認可を受けた植毛ロボット「ARTAS(アルタス)」です。

FUE法の工程の中で、ドナーとなる毛包の周囲をくり抜く工程を、立体視覚システムやAIを搭載したロボットが行うというものです。

全て全自動でグラフトの採取が行われるというものではなく、専門医がモニターをチェックしながら、毛髪の向きや角度、密度などを確認して採取を行います。

ロボットの利点は、摘出時に最適な間隔を計算してくれる点や、ロボットアームによる正確なグラフト採取などがあげられ、人間では数時間かかっていた手作業が、半分以下に短縮されることになりました。

また、採取と植え込みの両方を実行できるロボットもあります。
FUE法

FUTがグラフトを採取するために後頭部の皮膚を帯状に切除するのに対し、グラフト=Follicular(毛包)・Unit(単位) を直接頭皮からくり抜いて抽出(Extraction)する、FUE法(フォリキュラー・ユニット・エクストラクション)が2001年に発表されました。

FUT法(ストリップ法)が広い範囲の頭皮を剥ぐのに対し、FUE法ではチューブパンチやパンチブレードといった医療器具を使い、毛包の周囲を小さく直径1ミリ前後のサイズでくり抜きます。

そして周囲をくり抜いたグラフトを採取し、薄毛部分に植え込んでいきます。

施術において“切る”のがFUT法、“切らない”のがFUE法になります。
ニードル法(CHOI法)

韓国で1992年に考案された手法で、考案者の名前からCHOI法(チョイ法)とも呼ばれます。

他の手法では、薄毛部分に植え込むのは毛が複数本生えているグラフトになりますが、本法では、専用の細い針(ニードル)を使い、毛髪を1本1本植えていきます。

その仕組みの特徴は、毛を装填した針を頭皮内に挿入することで、穴あけと植え込みを同時に実施できる点です。

自然な仕上がりと出血や痛みが少ない、という利点がありますが、生着率が低く、後頭部に傷跡が残る、毛の密度が低いといったデメリットが多く、主に韓国と日本でしか普及していません。

自毛植毛のメリット・デメリット

植毛には大別して「自毛植毛」と「人工毛植毛」がありますが、自毛植毛のメリット・デメリットは、人工毛植毛や育毛・増毛と比べた時の利点・欠点と言うことができます。

また、自分の毛を使う植毛は、薄毛の根本的な治療法として用いられ、他の手法に対してデメリットよりもメリットが大きいということをご紹介します。

~自毛植毛のメリット~

自分の毛を使う自毛植毛のメリットで最も大きいのは拒絶反応やアレルギーがないという点でしょう。

自分の細胞組織を使うので身体の免疫機能による拒絶反応は起きず、炎症も起こりにくくなります。

以前に人工毛植毛を行って硬化してしまった部位や怪我や火傷跡などの毛髪が全く生えていない部位でも自毛植毛を行うことが可能です。

また、拒絶反応などが起こらないことは、高い生着率(定着率)につながり、日本皮膚科学会ガイドラインによると、その割合は82.5%以上になるという報告があります。

手術後のメンテナンスについてですが、自毛植毛は継続治療ではなく根本的な治療のため、1年から1年半かけて毛髪がしっかりと生え揃ってしまえば、通院したり、投薬をうけたりといったメンテナンスは不要です。

髪の毛の生え方については、移植時に角度や方向などの毛の流れをデザイン可能で、自分本来の髪質の毛髪が生えてくるので、仕上がりが自然になります。

自毛植毛は、日本皮膚科学会が発表しているガイドライン(2017年版)では、男性型脱毛症に対する評価として5段階ある推奨度で上から2番目の「B=行うように勧める」にランク付けされています。

「A=行うように強く勧める」が内服薬と外用薬だけなのを考えると、手術・施術行為では最高ランクであり、学会がお墨付きを与えた、安全で有用性の高い手法といえるでしょう。

 

~自毛植毛のデメリット~

自毛植毛のメカニズムで説明したように、自毛植毛では、1度植毛した部位の毛が抜け落ちたり、細い毛が生えてから太い毛が生えるのを待ったりと、発毛を実感するのに時間がかかります。

1年単位でじっくり効果が発現するというのが基本であり、「新しい職場に移動するから」「選挙に立候補するから」といったケースで一気に見た目を変えたい、というような時には不向きです。

また、手術であるためにFUT法では後頭部の縫合による直線の傷が残ったり、FUE法もパンチで穴を開けた部分に数日は赤い点々の傷跡が目立ちます。

さらに麻酔が切れた後には手術部に痛みが発生することもあるでしょう。

自分の毛を使うために、移植できる株の数には限りがあり、植毛できるエリアに限りがあります。

費用については、自毛植毛は「1株いくら」という請求になります。内服薬なら最大でも年10万円程度、かつら1個が購入費用最大50万円程度、メンテナンス費用が年最大12万円程度なのに対し、自毛植毛では基本の費用が高い上に、薄毛部分が広ければ広いほど移植する株が必要となり、高額になりやすいです。

人工毛植毛のメリット・デメリット

植毛のもう一つの手法「人工毛植毛」のメリットとデメリットはどうなっているのでしょうか。

基本的に自毛植毛のメリットがデメリットになり、デメリットがメリットになる形ですが、人工毛植毛のデメリットは、自毛植毛よりもリスクが高くなる可能性があります。

~人工毛植毛のメリット~

合成繊維で作られた毛髪を使うために、金銭的な余裕がある限り植える毛の数は無限で、広範囲な薄毛部分に植毛し、好きなレベルで髪の毛のボリュームアップをすることが可能です。
 
自分の好みのロングやショートなどの髪の長さ、ストレートやウェーブなどの髪の質、金髪、茶髪、黒髪などの色を選ぶことができ、施術後すぐに思い通りのヘアスタイルを実現できます。
 
そのほか、自毛よりも高い耐久度、自毛植毛よりも費用が安いといったメリットがあります。

~人工毛植毛のデメリット~

人工毛の素材には極力身体にとって安全なものが選ばれていますが、体内に人工の異物を入れることには違いなく、身体の免疫機能により、それらを異物と判断して身体から排除しようとする働きが発生し、拒絶反応(拒否反応)やアレルギー反応を起こす可能性が高くなります。

それにより、炎症や感染症などの皮膚トラブルが発生し、結果的に長い後遺症と戦うことになったり、治療費で高額なコストがかかってしまったり、最悪の場合は植えた人工毛を抜くという処置を取らなければならないこともあるのです。

ほかにも、生きた毛髪なら伸びることで押し出せる汚れなども植え込み部にたまることになり、細菌が繁殖して化膿する原因にもなります。

これらの危険性を鑑み、植毛先進国のアメリカではFDAが人工毛植毛を禁止し、日本でも日本皮膚科学会が人工毛植毛術の推奨度について「D=行うべきではない」とガイドラインで定めています。

自毛植毛の費用について

自毛植毛の費用は、植える髪の毛の数=株数によって変動します。

AGAの症状として、おでこの生え際が全体的に後退しているのか、M字なのか、頭頂部なのか、それぞれの症状によって軽度・中度・重度とランクが異なります。

また、医療機関の価格体系自体が高い・安いでも大きな差が生じます。

平均的な費用

多くのクリニックの費用をチェックしてみたところ、軽度(約1500本)なら90万円程度、中度(約2500本)なら140万円程度、重度(約5000本)なら260万円程度が平均になります。

全体的な相場としては、100万円~120万円前後が基準になるでしょう。
この費用は植える株数から算出したものであり、クリニックによっては、初診料や再診料、基本料などでさらに費用がかかることになります。

人工毛植毛や育毛、増毛と比べるとこの数字は高額だと感じるかもしれません。
しかし、手術が成功して自毛が定着すれば、メンテナンスのためにクリニックに通う必要はなく、長期的にみればコスパは良くなります。

なお、自毛植毛の中でもロボット植毛は、人間による自毛植毛よりも安価に設定されていますが、仕上がりが不自然になったり、傷が残ってしまうリスクもあります。

自毛植毛の保険適用について

自毛植毛は、医師によって診療が必要だと認められた「保険診療」ではなく、自己負担が必要な自由診療にあたるため、どのクリニック、医療機関を利用しても保険適用外の10割自費負担になります。

ただし、「円形脱毛症」など、医師が保険適用可能な治療が必要だと判断した場合は、ごく少数ですが保険適用になったケースも認められています。

最初から100%保険適用不可だと判断せず、担当の医師に保険適用の可否について相談するのが良いでしょう。

自毛植毛の副作用やリスクについて

自毛植毛のメリットとして、拒絶反応やアレルギーがないことは紹介しましたが、手術による副作用やリスク、後遺症、合併症、仕上がりに対する不満はゼロではありません。 

それは麻酔が原因だったり、切ることによる避けられない痛みだったり、外科的な治療行為としては避けられない問題となっています。 ほとんどの問題は一時的で、しかも手術前から想定されているものなので、知っておけば怖くないものばかりです。

まぶたの腫れ

自毛植毛では局所麻酔や伝達麻酔、静脈麻酔などを用いますが、前頭部付近へ自毛植毛を行う場合の麻酔の影響により、まぶたが腫れる可能性があります。

ただし、腫れは一時的なもので、ほとんど場合2~3日程度で通常の状態に戻ります。

施術部分の痛みや傷

施術ではメスを使って頭皮を切ったり、パンチで小さな穴を開けたり、毛を植え込んだりします。

これらの外科手術により施術部位に痛みが発生したり、赤みや傷、腫れが残るのはある意味、自然なことと言えるでしょう。

クリニックではこれらの症状に対する対処法も確立されており、痛み止めなどで対応してくれます。

また、傷跡などについては、術式やドクターの腕前に左右される部分があるので、良いクリニック選びが重要になります。

仕上がりの違和感

自毛植毛では1年ほどかけて毛が生え揃います。

髪の毛が揃った時に、「思い描いていた髪型になっていない」「やりたいヘアスタイルができない」といった違和感を感じる患者さんは少なくないようです。

これは、患者さんが「こうしたい」と思ったイメージが上手くドクターに伝わっていなかったり、単純にドクターの技術レベルが低いために発生する問題です。

特に、自毛植毛では植える際に毛髪の向きや密度などを見極め、髪型をデザインする技量がドクターに求められるので、実績のあるクリニックのドクターに依頼するのが大事になります。

一時的なくせ毛

自毛植毛の施術を行って植えた最初の毛が抜け落ち、次に生えてくる細い毛が自分の髪質と異なる「くせ毛」になることがあります。

これは、「植え付け時の毛穴が深すぎ・角度が付きすぎ」「皮脂や汚れの毛穴詰まり」といった原因により、毛穴にゆがみが発生し、その毛穴から生えてくる新しい毛髪にクセが生じるというものです。

このくせ毛はチリチリの縮れクセがきついような髪質ではなく、軽くウェーブがかかる程度であり、1年ほど様子を見るとほとんどの人が元の髪質に戻ります。

ショックロス

局所麻酔や炎症が原因とされている副作用にショックロスがあります。

これは毛髪を採取した部分や、植え込んだ場所の周辺に元から生えている毛が抜け落ちてしまうという症状です。

早い人で術後10日、通常で術後1~4ケ月に発生するもので、一時的に毛が抜けますが、健康な毛根の組織はそのまま残っているので、1年もすれば元通りに生え揃います。

既存毛髪の薄毛進行

自毛植毛はすでに薄毛になってしまった頭部に他の部分の髪の毛を移植する治療であり、AGAの進行を予防・抑制する治療ではありません。

その為、自毛植毛を行った箇所以外でAGAが進行してしまう可能性もあります。自毛植毛のメンテナンスは不要ですが、人によっては投薬治療などを行うなど既存の毛髪のメンテナンスが必要となる場合もあります。

自毛植毛クリニックでは植毛後のAGA治療までをサポートしてくれるクリニックが多いです。薄毛予防治療は発毛治療に比べて薬などにかかる費用を安く済ませることができます。

施術部分の痛みや傷

施術ではメスを使って頭皮を切ったり、パンチで小さな穴を開けたり、毛を植え込んだりします。

これらの外科手術により施術部位に痛みが発生したり、赤みや傷、腫れが残るのはある意味、自然なことと言えるでしょう。

クリニックではこれらの症状に対する対処法も確立されており、痛み止めなどで対応してくれます。

また、傷跡などについては、術式やドクターの腕前に左右される部分があるので、良いクリニック選びが重要になります。

自毛植毛は誰でもできるのか

薄毛治療の根本治療である自毛植毛をやりたいと考えても、自分が手術をするための条件を満たしているかどうか、という疑問を持つ人も多いかと思います。

自毛植毛ができない人とは、「移植するための毛髪がない人」「自毛植毛不可の基礎疾患を持っている人」「円形脱毛症の人」の3パターンに分かれます。

「移植するための毛髪がない人」は、薄毛部分に移植する毛がないために自毛植毛を選ぶことができません。
現状で髪の毛が細かったり、薄毛が進行していて全体のボリュームが少ない人は、自毛植毛を受けるために早い段階で決断することが大事になります。


また、「自毛植毛不可の基礎疾患」は、身体への負担が大きすぎる心臓病、傷口が化膿しやすくなる糖尿病、定着率が低くなる脂漏性皮膚炎などです。

「円形脱毛症」は自己免疫疾患や精神的ストレスで毛が抜ける症状で、実は毛根は生きている状態です。対処法は皮膚科でのステロイドホルモン治療、精神科でのセラピーなどがあり、基本的に自毛植毛の手術は行いません。

クリニックの選び方

自毛植毛にはFUT法やFUE法などがあり、複数の術式から自分に合ったものを選び、副作用やリスクを避けたり、最小限に留めるためにも腕のいいドクターのいる、良いクリニックを選ばなければいけません。

高額な術式を押し付けるのではなく、自分の状態に寄り添った判断をしてくれて、技術力が高くて、サポート体制も万全。

そのようなクリニックをどうやって選んだらいいのか、複数のポイントからご紹介します。

熟練したドクターのいる専門クリニック

いくら最先端マシンを揃えていたり最新の術式を提供していても、それを100%使いこなすドクターがいなければ手術の成功率は低いものになってしまいます。

ドクターが熟練しているかどうかは、クリニックのホームページなどで経歴、実績、執刀の数などをチェックしたり、専門の形成外科医として資格認定を受けているかどうかの確認をしたり、実際に会って相談した時に信頼できるかどうかなどを見極める必用があります。

看護師やカウンセラーの質

メスを握るドクターだけではなく、主治医以外の看護師やスタッフの質も大事です。

手術が成功しても、施術後のスタッフによる洗髪が雑だったり、アフターケアの担当がドクターではなく知識の薄いスタッフだったりした場合、問題が発生することもあります。

スタッフの質に自信のあるクリニックは、カウンセラーや看護師の数を揃えていたり、ホームページでも詳しく紹介していたりするので、チェック可能です。
最新の医療技術・知識

最新の医療技術・知識を持っているかどうかは、ドクターとのカウンセリングやホームページ、パンフレットなどの情報から確認できます。

ホームページでは最新をうたっていてもドクターの説明があやふや、内容が食い違っている、といような場合、ドクターの質が低く、知識量も足りていないと判断できます。

患者に負担の少ない植毛方法を
採用しているか

最良の自毛植毛は、患者自身の状態に合わせた術式を選んで、ベストな医師が施術を行ってくれることです。

患者に寄り添った詳細の説明と同意(=インフォームドコンセント)をしてくれるクリニックが良いクリニックです。

 高額な術式を勧めたり、薄毛の程度以上に不必要な株数の植毛を勧めるような場合は、金銭的、そして身体的にも患者に大きな負担をかける悪いクリニックなので注意しましょう。

アフターケアの体制が整っているか

自毛植毛では、知っていても一度植えた毛が抜けたりショックロスがあったりという精神的な負担があったり、予期せぬ副作用や後遺症が発生することがありえます。

その時に、すぐに相談して適切な処置をしてくれたり、正しいアドバイスをもらえるかどうか、アフターケアが万全かどうかは大事な要素になります。

交通費や宿泊費の補助

熟練したドクターがいて医療技術のあるクリニックは、主要都市に集中していることが多く、地方在住の人は高額な自毛植毛の施術費に加えて、クリニックに行くための交通費や宿泊費がかかってしまう場合もあります。

しかし、遠方からの患者の負担を少しでも軽減させるために、交通費や宿泊費の一部補助を行ってくれる制度を設けているクリニックも多いです。

患者の負担を少しでも減らし、多くの人に自毛植毛を受けてもらおうという患者本位のクリニックほど、後悔のない治療を行ってもらえる可能性が高いです。

自宅からクリニックまでの距離が遠いほど、この制度によって植毛治療にかかる費用が大きく変わります。

看護師やカウンセラーの質

メスを握るドクターだけではなく、主治医以外の看護師やスタッフの質も大事です。

手術が成功しても、施術後のスタッフによる洗髪が雑だったり、アフターケアの担当がドクターではなく知識の薄いスタッフだったりした場合、問題が発生することもあります。

スタッフの質に自信のあるクリニックは、カウンセラーや看護師の数を揃えていたり、ホームページでも詳しく紹介していたりするので、チェック可能です。

おすすめの植毛クリニックを紹介

親和クリニック

FUE法を独自に研究し進化させたオリジナルの高密度自毛植毛「MIRAI法」が受けられます。
 
「MIRAI法」は、植える場所にメスでスリットを入れるのではなく、マイクロパンチブレードを使い丸い移植ホールを作って素早く植えることで、高密度に植毛し、高い定着率も誇ります。
 
また、外科出身の熟練したドクターや質の高い看護師やカウンセラーなど、良いクリニックの条件を満たしているのもポイントです。新宿・名古屋・大阪・福岡にクリニックがあります。

音田総院長は、NHKニュースなどでも取材を受けており、自毛植毛のパイオニアとして活躍しています。
ビジネス特集 コロナ時代は“リモート映え”が大事?|働き方改革|NHKニュース

医療法人横美会ヨコ美クリニック

カウンセリング、手術、アフターケアまで全てドクターが担当します。
 
カウンセリングの医師と執刀医が違うということもなく、医師と意思疎通ができた状態で植毛を受けることができ、信頼度の高いクリニックです。
 
また、表示価格以外に費用はかからず、最高36回の医療ローンも組めてコスト的にも安心です。

紀尾井町クリニック

1998年に開業し、2万件以上の実績を持つ歴史あるクリニックです。

技術と経験が蓄積され、質の高さと安全性は保証されています。

また、自毛植毛が盛んなアメリカの最新技術を取り入れるために米NHTメディカルセンターと提携するなど、最新の技術にも対応しています。

自毛植毛は薄毛の根本的改善の最適解!

自分に合うクリニックの見つけ方は、前述したクリニックの選び方のポイントを一つ一つチェックしながら、実際にクリニックでカウンセリングを受けてみることです。

ネットでホームページを見たり、口コミや評判をチェックするのも良いですが、一番大事なのは複数のクリニックを訪れて相談してカウンセリングを受け、どれだけ自分の状態を把握してくれるか、状態に合った術式を提案してくれるかを確認することです。

その点、親和クリニックなら、外科出身の熟練したドクター陣と自毛植毛を熟知したスタッフ陣の「チーム医療」を受けることができ、「安全」と「高い技術力」の両方を実現しているので、薄毛の根本的治療法である自毛植毛を受けるなら、最もおすすめできるクリニックになります。