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開催趣旨

 3.11から10年が経過します。震災当時子どもだった私たちは「被災地」福島で育つ中で、復興人材として故郷に貢献することを求められ、震災を背負わされてきたように思います。それに対して故郷に貢献できないことへの罪悪感や葛藤を感じている若者も少なくありません。

 同じ福島のなかでも、被害の大きかった地域で育った若者と、相対的に被害の小さかった白河で育った若者とで背負わされる度合いは異なっていて、自身の立ち位置にそれぞれ悩みを抱いています。また、なぜ福島の若者だけに背負わせるのかという疑問もあります。

 問題の中心にいて被災者として背負ってきた若者、そして同じ時期に同じ福島で育った私たち福島の若者は、これから震災とどう向き合っていけばいいのか。何をどう一緒に背負っていくべきなのか、または背負わなくて良いのか。子どもとしてこの10年を過ごしてきた私たちだから感じていること・考えていることを広く共有して、専門家や1.17被災地出身の若者と一緒に考えてみたいと思います。

話題提供者

山名 淳 氏
東京大学大学院教育学研究科教授
1963年生まれ。博士(教育学)。広島大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学後、ベルリン・フンボルト大学への留学を経て、神戸市外国語大学、東京学芸大学、京都大学で教育学・教育哲学を担当。2017年10月より現職。主著に、『災害と厄災の記憶を伝える――教育学は何ができるか』[共編著](勁草書房、2017年)、『都市とアーキテクチャの教育思想』[単著](勁草書房、2015年)他
小林 友里恵
東京大学文学部3年/Shirakawa Week 実行委員
白河市出身、安積高校卒。大学1,2年次に日ASEAN学生会議にて海外の学生と東日本大震災の被災地を訪れ防災について考える分科会を運営。
小林 友里恵
東京大学文学部3年/Shirakawa Week 実行委員
白河市出身、安積高校卒。大学1,2年次に日ASEAN学生会議にて海外の学生と東日本大震災の被災地を訪れ防災について考える分科会を運営。

パネリスト

佐藤 勇樹 氏
福島大学行政政策学類3年
富岡町出身、ふたば未来学園高校卒。小学5年生の時に震災を経験し中学校卒業まで県外へ避難。現在は、語り人として活動している。
松浦 奈々帆 氏
筑波大学生物資源学類3年
西郷村出身、白河高校卒。大学では農業経済を専攻し、卒業研究では「福島県産農産物の買い控え行動」について調査を計画中。
佐野 海士 氏
国際基督教大学教養学部4年
大阪府出身、灘高校卒。高校在学時に福島や気仙沼への訪問を契機に、災害経験の継承に関心を抱き、神戸の災害をテーマにパネル展やインタビュー企画を実施した。学部では公共政策を専攻。
佐野 海士 氏
国際基督教大学教養学部4年
大阪府出身、灘高校卒。高校在学時に福島や気仙沼への訪問を契機に、災害経験の継承に関心を抱き、神戸の災害をテーマにパネル展やインタビュー企画を実施した。学部では公共政策を専攻。

開催概要

開催日時 2021年3月17日(水) 19:00~
開催場所 オンライン開催(Zoom ウェビナー利用)
参加費 無料
会場定員 100名(予定)
主催 Shirakawa Week 実行委員会
(
令和2年度福島県地域創生総合支援事業(サポート事業))
企画者: 湯澤魁(明治大)、小林友里恵(東京大)、冨井治弥(東京大)、塩田裕生(東北大)
お問い合わせ E-mail shirakawa.weeks@gmail.com (担当: 塩田)
開催場所 オンライン開催(Zoom ウェビナー利用)