ー調べ考房のお仕事ー

役に立つ調査会社です!

shiraBekobo
生活情報のシンクタンク!

生活者の意識と行動をとらえ、これまでにない提案をいたします!
質の高いアンケートやインタビュー、ニーズ分析をしらいと思ったら!
株式会社 調べ考房へ!

アンケート調査、グループインタビュー、アイデア・サービス・政策開発のための
グループワーク、行政計画の策定支援を得意とする会社です。

▍全国でも珍しい生活情報のシンクタンク

弊社は、確かなアンケート等の調査設計&解析技術、アイデア開発のためのワークショップ、パッケージ表現を開発するためのワークショップ、ニーズ分析、グループインタビュー、テキスト分析など他にはないノウハウを、地域に密着した商品・サービス開発、障がい福祉や介護、子育て、健康増進、地域振興等の調査・計画策定分野に積極的に応用してきた、全国でも珍しい生活情報のシンクタンクです。

▍ニーズをカタチにすることを得意とするものづくり支援企業

弊社は大手メーカーを中心にヒット商品の企画や評価ノウハウとして活用されている商品開発技法やグループインタビュー法、ニーズ解析法を駆使できるコンサルタント会社であり、このような調査技術やマーケティングノウハウを障がい福祉や介護、子育て等の福祉分野の分析に応用してきた数少ない会社でもあります。

また、平成19年の創業以来、障がいのある方々のニーズの分析を中心とした調査研究や障がい福祉計画等の策定支援業務、障がい者が作られた製品の販売促進業務など毎年、何らかの障がい者に関わる業務に携わって参りました。

▍弊社の経営資源

弊社は消費者(市民)ニーズの分析を得意としています。30数年にわたって大手メーカーを中心に活用されてきた膨大な消費者行動及びニーズの収集・解析ノウハウを持っており、内容とレベルは九州随一だと確信しています。

また、定量的な評価手法についても選挙の得票率予測等の膨大なノウハウと経験を蓄積しており、利用意向に関するデータの読み方と、その活用方法については、今回の業務でも惜しみなくご提案していきたいと考えています。

インタビュー等の発言内容についても、単に集約するだけではなく、ニーズの論理的な抽出、因果関係等を明らかにするような集約方法をご提案いたします。

▍調べ考房が選ばれる理由

アンケート、インタビュー・・・。
「なに? それ? 聞いたことない」という人は少ないと思われます。
よく耳にしているだけでなく日々の生活でもアンケートの結果やインタビュー記事など目にすることは多いと思います。

実際、日常のさまざまな場面でアンケートやインタビューが行われています。しかし、どれだけ役立つ、それもコストに見合ったリサーチが行われているでしょうか?

ビジネスパーソンや学生さんならば、アンケートやインタビューを実施することは簡単であり、PCさえあればデータ入力や集計、報告書づくりは誰でもできます。

しかし、(繰り返しますが、)どれだけ役立つ、それもコストに見合ったリサーチが行われているでしょうか?


役に立つ調査を実現する秘訣

役に立つ調査は何のために調査を実施するのかを徹底的に明文化していくことから始まります。
調査目的は「◯◯に資する基礎資料を得ることを目的とする」と書いただけではアウトです。
「◯◯に資する基礎資料」は「何を明らかにする資料」なのかを具体的に明文化しなければなりません。それも、明らかにできるツールはアンケートだけでなく、インタビュー(グループインタビュー)、過去の文献、街や消費者の観察など、さまざまな方法があります。

弊社の作業は「この調査は何のために実施する」を問い続けて調査設計を行うところに特徴があります。

「◯◯を目的する」⇒「そのために何を把握する」、「そのために何を把握する」⇒それは主として「何の目的のために」。つまり「◯◯を目的する」(そのためには)⇔(それは主として何のために)「そのために何を把握する」を問い続けること、目的と手段を問い続ける作業を繰り返して、調査で把握すべき事項(質問設定の目的)を整理します。従って、弊社が作成する調査設計は以下の項目を必須項目として作成します。

設問作成に至るまでの作業フロー

1.調査の背景
・クライアントが調査結果等の結論を踏まえて達成すること(マーケティング目的)の明文化
・上記マーケティング目的を達成するために解決すべき課題(マーケティング課題)の明文化

(それは主として何のため)↑

↓(そのためには)

2.調査目的
・複数のマーケティング課題の中で、調査によって解決すべき課題を目的として明文化(報告書での「結論」はこの目的に応えた内容に)

(それは主として何のため)↑

↓(そのためには)


3.調査で明らかにする事項
・マーケティングリサーチ等の調査によって、具体的に明らかにする内容であったり、調査目的を達成するための手段(複数)を列挙
※調査結果の活用法を記載すると、より実践的な調査となる。
※調査報告書でみかける設問の分野別内容を列挙した調査項目とは異なる。

(それは主として何のため)↑

↓(そのためには)

4.アンケートの設問・インタビューフロー
・調査で明らかにする事項を具体的な質問や言葉に置き換える。

調査企画の主要項目の関係

弊社は上記の作業を行うことにより、調査関係の提案競技で高い評価を得てきました。それは役に立つ調査の基本中の基本を行うことにあります。弊社が選ばれる理由はそこにあります。

確かな調査設計&定量調査の設計・実施・解析技術

▍定量調査の技術
「1週間後には自分たちが行ってきた業務の正確性と精度が、白日の下にさらされる。」

弊社は、上記のような正確性と精度が求められる新聞社等の世論調査業務に数十年にわたって従事してきたスタッフで構成しています。例えば新聞社の業務として県知事選挙や市長選挙での得票率を事前に予測する業務がありますが、弊社は常に±1ポイント以内の誤差で得票率を予測した実績を作り上げた仲間たちで会社を組織しています。

±1ポイント以内の誤差という結果を出すためには、調査設計、調査実施、集計・分析に至るまで、さまざまな実務上の経験が必要であり、小さな手抜きやミスが誤った予測につながっていきます。弊社は、このような高い精度の調査をご提案できる会社です。

分析については、通常アンケートで多用されている「名義尺度(「はい」、「いいえ」などのカテゴリー)」による単純集計とクロス集計(分割表分析)だけでなく、ご要望に応じてχ2検定のほか、Contingency 係数、Phi係数、Cramer’sV係数、Post-hoc cell contributionなどの統計解析の情報も提供しています。

データ解析ではさまざまな視点からさまざまな姿を発見する喜びが味わえます。

当然のことながら「順序尺度」「間隔尺度」など平均値や標準偏差を中心とした処理は、分散分析(ANOVA)及びMultiple ComparisonsのほかFactor Analysisなども得意としています。


(コラム 罫囲み記事)

 弊社では基本的な質問をよく受けます。

 「アンケートをするときに、どのくらいのサンプルが必要ですか?」「全国調査でさえ3,000サンプルでよく実施されているようなので、県内という狭い範囲だから100サンプルとればいいですか?」「うちの自治体の人口は30,000人だから、その10%の3,000サンプルとれがいいのですか?」・・・。

 アンケートは通常、悉皆調査<母集団(N)の全員を対象>ではなく、特に費用対効果の面からサンプルをとってよく行います。

その際のサンプル数は、調査結果にどの程度の精度を要求するか、つまり、調査結果にどのくらいのサンプリング誤差を許容するかで決まります。


 具体的には、対象者が10,000人以上の無限母集団からサンプル数(n)を決めるためには、

(1)ある標識(例えば想定している重要質問である問1)について、母集団での回答率(P%)

(2)許容できるサンプリング誤差の範囲(E%)

 を決め、以下の式に代入してサンプル数を算出します。

n=(k/E)2×P×(100-P)・・・・・・(1)


 例えば、母集団での“賛成”が50%と想定されるときにサンプリング誤差を±5ポイント以内に収めたい場合は、(1)式に、P=50、E=1.96(信頼度95%のときに確率変数)を代入すると、サンプル数は、n=(1.96/5)2×50×50=384.16となります。つまり、実務上400の有効サンプルが得られれば、アンケートの結果で“賛成”が50.0%であった場合、母集団の推計値は45.0~55.0%の範囲内にあると95%の確からしさでいえることになります。

ただし、アンケートを集計する時に、400の有効サンプルが必要ということは、回収率が例えば70%と仮定すると、571サンプル、実務上は600サンプルで調査を実施することになります。

他にはない役立つノウハウ

ヒット商品やサービスの開発や評価手法として活用されてきたノウハウやグループインタビュー法、ニーズ解析法を駆使できる九州に拠点を置く数少ないリサーチ会社です。

定性調査の技術

弊社が企画設計、実施しているグループインタビューは、通常「グループインタビュー」とか「フォーカスグループ」と言われている定性調査の根幹である「グループダイナミズム」(人が集団を成すと自然にその中の力学的な関係、互いが互いに影響し合う関係の発生)を積極活用することを意図して実施します。

出席者の本音を一層リアルに深層的に引き出し理解できるよう、司会方法は言うに及ばす、企画方法、分析方法においても、具体的手法を伴って体系化した調査手法となっています。

他の一般的なグループインタビューと異なる点は、司会が(司会はいないと思ってもらうほど)しゃべり過ぎずに、話題を投げかけ、井戸端会議のように自由に語られる雰囲気をつくるための訓練を重ねていることです。

グループインタビューの特徴

本日の座談会は雑談会のような形式で行われますので、リラックスして楽しい雰囲気でおしゃべりをしてください。

① ご出席の皆さま方どうしで、ワイワイ賑やかにお話し合いをしてください。
② 皆さんに聞こえるようにできるだけ大きな声でお話しください。
③ ご自分の意見と逆の意見が出ましたら遠慮せずに反論して「自分はこう思う」と言ってください。この会はいろいろな意見がたくさん出ることを大切にしています。
④ お話しされる時は、頭の中で意見をまとめてから話すのではなく、思いついたらすぐ言葉にして飾らずにお話ししてください。

▼おかしな日本語になってもかまいません。
▼お話の途中でご自分が何をおっしゃっているのかがわからなくなってもかまいません。

グループ全体をコントロールするための基本技術

商品やサービス評価

開発した商品(サービス)コンセプトや既存商品(サービス)の評価は、漠然と利用意向や購入意向を聞いても、その結果を有効に活用することはできません。

例えば「アイデア+◯◯できる」という商品コンセプトを評価する場合、アイデアに対する評価と◯◯できるという消費者ニーズの評価の2つに分けて評価していく必要があります。

主な設問は利用(使用)意向、購入意向、価格を提示しての購入意向、ベネフィット(◯◯できる)評価を行い、これをインターネットリサーチやグループインタビューで、商品(サービス)の受容性のレベルを測っていく例が増えています。

特にネットリサーチとグループインタビューをセットにした評価方法は多くのクライアントの評価を受けています。

ニーズ分析

消費者や市民のニーズは、目的と手段の関係で整理できることが知られています。「◯◯したい」→そのために「◯◯をしたい」→そのために「◯◯を買いたい」などと整理できます。逆に、「◯◯を買いたい」→それは何のため「◯◯したいから」→それは何のため「◯◯したいから」と遡ることもできます。

例えば、「最近太ってきたので痩せたい」→そのために「最低、週2回運動したい」→「週2回の運動を習慣にしたいのでジムに通いたい」→そのために「ジム用の室内専用の洒落た運動靴を買いたい」となります。

これを逆に遡ると、「ジム用の室内専用の洒落た運動靴を買いたい」目的は「週2回の運動を習慣にしたいのでジムに通いたい」から。「ジムに通いたい」のは「最低、週2回運動したい」から。「運動したい」のは「最近太ってきたので痩せたい」と思っているから。「痩せたい」目的は「◯◯したい」から・・・となります。

弊社ではグループインタビューでの発言内容やアンケートのテキストデータから、上記の方法で幾通りものニーズの体系図を作成し、クライアントが直面している消費者や市民のニーズの体系図を作成し、クライアントが主としてどのニーズに対応し、どのニーズに対応していないかを明らかにします。

また、グループインタビューでの発言内容やアンケートのテキストデータを、認知・認識、ニーズ、行動、満足等視点でカード化し、カオス状に置いてあるカードを因果関係(◯◯だから◯◯)と対立関係(◯◯だけど◯◯)という比較的明瞭な論理で整理します。このことにより、商品やサービスの普及を促進する要因と阻害要因を整理し、事業再構築のためのご提案書を作成します。

民間分野の実績

インタビュー・会場調査関係の実績

(購買行動関係)
・お買い物に関するグループインタビュー
・暮らしに関するグループインタビュー

(食品関係)
・ウイスキーに関するデプスインタビュー
・梅酒に関するデプスインタビュー
・焼酎に関するデプスインタビュー
・焼酎に関するグループインタビュー
・ドレッシングに関するグループインタビュー
・にんにく商品に関するグループインタビュー
・特産品に関するグループインタビュー
・海苔製品に関するグループインタビュー

(自動車関係)
・自動車に関するグループインタビュー
・軽自動車に関するグループインタビュー
・軽自動車に関する座談会リクルート業務
・軽自動車に関する会場調査

(雑貨関係)
・化粧品関するグループインタビュー
・寝具に関するグループインタビュー

(その他)
・アナログゲームの受容性把握のためのグループインタビュー
・新レストランの受容性把握のためのグループインタビュー
・雑誌に関するグループインタビュー
「雑誌に関する座談会」リクルート業務
・在宅ワークに関するグループインタビュー
・医療に関するグループインタビュー
・家庭用エネルギーに関するグループインタビュー
・事業承継に関するグループインタビュー
・商工会議所事業承継に関するグループインタビュー
・外資系ホテル顧客対象電話インタビュー業務
・携帯電話に関する会場調査

調査分析業務の実績

(高齢者関係)
・元気高齢者等のシーズと市民における生活課題等のニーズ分析
・高齢者等就労開発モデル事業調査分析業務(元気高齢者等のシーズと市民における生活課
 題等のニーズ分析)

(その他)
・ワークライフバランスに関する調査分析業務
・宿泊客動態調査及びニーズ分析業務
・医療・福祉・介護総合施設に関するイメージ調査分析業務
・新電子書籍端末の受容性調査の設計

ワークショップ・研修業務その他
・商品開発・商品評価に関する研修業務(多数)
・グループインタビューと商品開発をテーマにした90分講義(大学)
・実践企画・提案力向上支援セミナー(商品企画セミナー)
・商業施設のコンセプト開発ワークと評価(グルイン+ネットリサーチ)
・アナログゲーム開発のためのワークショップ
・食と農の交流事業ワークショップ(商品企画ワークショップ)
・交流拡大及び物産強化PR事業ワークショップ(商品・サービス企画)
・商店街活性化のためのワークショップ(商品・サービス企画)運営業務
媒体制作及び運営業務その他
・定期刊行物・特養新聞制作業務
・校区社会福祉協議会活性化事業
・PBブランドCLT「東京」・「名古屋」・「大阪」会場管理運営業務
ICTネットワーク関連業務その他

(高齢者関係)
・高齢者向け施設ネットワーク構築業務
・高齢者向け施設無線LAN設定業務
・高齢者向け施設防犯セキュリティカメラ設定業務
・高齢者向け施設モニタリングwebカメラ設定業務
・医療介護施設ネットワーク構築業務

(外食産業関係)
・レストラン・ホームページドメイン管理業務
・里山レストランのホームページ制作等広報支援業務
・レストランのホームページ受容性評価分析

(その他)
・無線LANルーターに関するホームユーステスト
・ポータルサイト・トップページ改良案受容性調査・フロー設計・司会業務
・エンジニアリング会社パソコンシステム年間サポート業務
・液晶ディスプレイ設定業務

ICTネットワーク関連業務その他

(高齢者関係)
・高齢者向け施設ネットワーク構築業務
・高齢者向け施設無線LAN設定業務
・高齢者向け施設防犯セキュリティカメラ設定業務
・高齢者向け施設モニタリングwebカメラ設定業務
・医療介護施設ネットワーク構築業務

(外食産業関係)
・レストラン・ホームページドメイン管理業務
・里山レストランのホームページ制作等広報支援業務
・レストランのホームページ受容性評価分析

(その他)
・無線LANルーターに関するホームユーステスト
・ポータルサイト・トップページ改良案受容性調査・フロー設計・司会業務
・エンジニアリング会社パソコンシステム年間サポート業務
・液晶ディスプレイ設定業務

ワークショップ

マーケティング活動で育んできた実践的なワークショップ 

新商品や新サービス開発の基となるアイデア開発、コンセプト開発のためのワークショップは、九州の食品メーカーや特産品開発に携わる自治体、商工会、観光関連団体、障がい者関係団体等の皆様からご活用いただいており、主なプログラムは以下のとおりです。


▍アイデア開発のためのワークショップ

自社や地域の経営資源をベースにしたアイデアの抽出だけでなく、その考え出したアイデアで「◯◯できる」という消費者のメリットを徹底的に追求し、その「アイデアや資源があるから、◯◯できる」と整理し、これがほかにはない、ここだけのものというレベルまで考え出していきます。

特産品や食品からアナログゲームのコンセプトまで、これまで多数の作品を開発していますが、その中で弊社スタッフが関わったヒット商品の一つに「天草イルカウォッチング」があります。

通詞島を訪れた人が「島で◯◯できる」ことをテーマに、地元人々がアイデア出しを行い、この作業から「イルカウォッチングができる」というアイデアが産み出されました。

ワークショップに際しては、独自のリラックスできる話し合いのルールや頭を柔らかくするゲームを行う笑顔と笑いの絶えない空間を創り出します。

アイデア開発のためのワークショップでの成果品イメージ

▍商品開発の事例(イルカウォッチング)

通詞島を訪れた人が島でできることをみんなで出し合う
※地域資源で消費者(来訪者)ができることを考え、それを商品化する。

「通詞島で○○できる」
・海水浴ができる
・塩づくりが体験できる
・民宿で宿泊できる
・素潜りが体験できる
・おいしい海の幸を堪能できる
・イルカウォッチングが楽しめる(通詞島に来れば、年中、イルカと身近にふれあうことができ、やさしい気持ちになれる、海の動物とコミュニケーションした気分になれる、子どもと一生の思い出づくりができる・・・)
  ↓
「海と人との関わるが学べる通詞島」のビジョンを描く
  ↓
ビジョンに描いたものが次々と実現!

▍3秒でベネフィット伝えられるPKG開発ワークショップ

商品の試作品ができたら、そのままデザイナーに丸投げしていませんか。

商品パッケージをみると、洒落たデザインでブランド名が書いてありますが、この商品が他のライバル商品と違うところや、商品を買ったことによって消費者が手にすることができるメリットが何も書いていないことがあります。
商品は、アイデア×◯◯できる(ベネフィット)×これにまでにないユニークな特徴、で成り立っており、これらを整理した上でデザイナーに発注すれば、さらに良い、3秒で買いたくなるパッケージデザインやパンフ、POP等が出来上がることになります。

近年は自社製品のすべてについて、商品のアイデア×◯◯できる(ベネフィット)×これにまでにないユニークな特徴、の整理を弊社に依頼し、商品及びその評価のデータベース化を進められるところも出てきました。

PKG開発ワークショップの成果品イメージ
(デザイナーに伝える情報例)

オレンジジュース(180ml、瓶入り)PKG製作方針(案)

1 基本共有情報

▍商品名(案)

・のむみかん12°

▍カテゴリー名(仮)

・苦みのない搾りたて温州みかん100%ジュース

・やさしい甘さの温州みかん“まるごと搾り” 100%ジュース

・年中 旬の 飲むみかん

▍商品コンセプト

(アイデア・シーズ)

・みかんの糖度が増すと言われる、太陽の光、そして海と山の風がほどよくあたるみかんの古里産

・このみかんづくりの適地で手間をかけ、除草剤を一切使わず栽培した糖度12度以上の温州みかんを、そのまま搾ったジュース

・栽培から、みかん搾り、びん詰めまで、すべてたんせい込めたてづくり商品

・熟練の経験と勘で農薬を使わず育てた皮の薄いみかんなので、皮ごとそのまま食べられるみかんが原材料のジュース

(消費者ベネフィット)

・特別栽培(熊本型特別栽培農産物「有作くん」認定)した糖度の高いみかんを搾ったので、あまくて、にがみがない、温州みかんの究極の味が堪能できる。

(他社製品と違った差別的特徴)

・大量生産、大量販売の濃縮還元ジュースでは味わえない、温州みかん、まるごと搾りの甘くて自然な味を満喫できる。


▍想定ターゲット

(メーン)

・生協を利用している子どもがいる、家族も含めて、ときどきビタミンCの摂取が気になる主婦

・サプリメントや薬を飲むほどではないが、日々の食べ物からビタミンC、クエン酸、カリウム等を摂りたいと思っている準健康志向の女性

(サブ)

・子どもの離乳食が気になる主婦

・ビタミンCの美肌効果を期待するOL

・甘いモノが好きなオヤジ(隠れオレンジジュースファン)

(その理由)

・「ビタミンCは人間の体内で作れない(ハイシー)」という意識は浸透しており、ビタミンCの摂取が気になっている人は多い。メーンターゲットとしては、自分も含め家族のことを気にかける主婦が最も購買意欲が高いと想定した。

▍基本戦略・・・未成熟市場と想定

・苦みのない搾りたて温州みかん100%ジュース市場を開拓していくため、上記ターゲットに、下記ニーズに応える商品の登場を魅力的に伝える。

▍応える主なニーズ(◎-◎、したい、やりたい、でもできないニーズ)

・安全安心な、あまくて、にがみのない、温州みかんの究極の味を、四季と通して(いつでも、どこでも)味わいたい

▍附帯情報(競合品情報)

・伊藤園「熟オレンジ」ビタミンフルーツ 100% 糖度12°を訴求

・グリコ「スイートオレンジ」「熟度にこだわった甘みたっぷりの完熟オレンジに、香り高くスッキリした酸味の九州産温州みかんをブレンド。やさしい甘さのオレンジ100%ジュースです。」「完熟オレンジ&国産みかん」を訴求

・吉田果樹園「あいかちゃん」 「環境にやさしい農業を行っています。」「無添加100%マイルド」「一生愛されたい・・・ そんな願いをこめて美味しいみかんをそのまま果汁にしてお届けします。一度飲んでみませんか?」を訴求


2 表現コンセプト(案)

▍トーン&マナー

①無添加天然搾りジュースのおいしさ②太陽の光、海と山のそよ風など健康的③温州みかんをまるごと搾った甘くて自然な味④環境にやさしい農業から生まれた安全安心なミカン

▍USP(ユニークで売り込みのきく主張)

・温州みかん“まるごと搾り”100%ジュース

・みかんの里100%温州みかんジュース

・おひさまと潮風を栄養に無農薬で育ったみかんそのままジュース

・皮ごと食べても問題なしの安全安心薄皮みかんそのままジュース

▍意識喚起 要 

・毎日、おいしく ビタミン補給

・あさの目覚めのビタミンジュース

・生ジュースは農薬が気になりませんか

▍訴求点の優先度

・糖度12度以上のあまい温州みかんを、そのまま搾ったジュース

▍競合との差別点(訴求点の優先度と重なる場合あり)

・糖度12度以上

・あまくて苦みのない、有機減農薬栽培・温州みかんの究極の味

・濃縮還元ジュースでは味わえない、まるごと搾りの甘くて自然な味

・みかん本来のおいしさで勝負

▍USPを確信させる情報

・糖度12度以上

・除草剤を一切使っていないので、にがみのない甘いジュースができました。

・みかんの糖度が増すと言われる、太陽の光、そして海と山の風がほどよくあたる、みかんの古里でつくった温州みかんが原料です。

ワークショップで使用する頭を柔らかくするためのルール

■話し合いのルール説明(アイデアを飛躍させるときのルール)
批判厳禁
・他人や自分のアイデアを絶対に批判するな。

自由奔放
・バカげた思いつきでも自由奔放に。むしろ笑われるようなことを言おう。バカげた思いつきや笑いは、ひらめきの肥やしとなる。

量が必要
・できるだけ数多くのアイデアを思いつくままに口に出す。頭に浮かんだことは軽蔑されるようなことでも言ってみる。

結合改善
・人のアイデアをひねったり、結合したり。パクリはアイデアの源。

⑤ほめ合う
・どんなアイデアでも褒める。ほめると人は調子に乗り、一瞬でも天才的になれる。


■話し合いのルール(妥当な結論を出すためのルール)
①他人を圧倒しない
・自分だけしゃべっていないか?大声で圧倒していないか?

②他と違う考えが浮かんだら必ず口に出す
・しゃべる人だけのつまらない意見に偏っていないか。思いきって言うことがよい商品企画につながる。

③反論されたら「ありがとう」
・反論されたら頭にくるが、「ありがとう」の一言で平和が再び訪れる。

マーケティング活動で育んできた実践的なリサーチ

弊社では消費者ニーズの把握から商品やサービス開発、パッケージや広報コンセプトの開発、広告評価など事業の各フェーズに沿った調査メニューを用意しています。これらに対応して弊社が主に用いる調査手法は、ネットリサーチ、グループインタビュー、デプスインタビュー、郵送等によるアンケートなどです。

ニーズ探索

消費者(市民)から強く受入れられる商品やサービス(行政の事業)を開発するためには、消費者ニーズ(市民ニーズ)を正確かつ体系的に把握することが重要です。

▼調査で明らかにする事項
・当該商品(サービス)が対応すべき消費者(市民)ニーズの層構造と体系を明らかにします。
・明らかになったニーズの層構造と体系から、それぞれのニーズの強さと充足状況を推定します。
・強いニーズに対して当該商品(サービス)が対応しているか、充足していないニーズを明らかにし、今後対応すべき(新サービス、改良、事業開発)市場として提案します。

▼主な調査手法
・グループインタビュー法

商品開発指針(コンセプト)の評価

開発した商品コンセプト(開発指針)に基づいて、今後開発を進めるか否かを判断するために、商品コンセプトの受容性の有無と改良点を明らかにする調査です。

▼調査で明らかにする事項
・受容性の有無とその理由
・受容性を示す人たちの特徴(属性)
・許容される価格の水準
・その他当該商品を成功させるための重要ポイント

▼主な調査手法
・グループインタビュー法、ネットリサーチ

試作品の評価

開発した試作品の良否を判断するために、特に商品コンセプト合致度合いと改良点を明らかにする調査です。

▼調査で明らかにする事項
・商品コンセプトの合致度合いとその理由
・許容される価格の水準
・その他当該商品を成功させるための試作品の時点での重要ポイント

▼主な調査手法
・グループインタビュー法、ネットリサーチ

パッケージデザイン・ネーミングの評価

複数のネーミング案と複数のパッケージデザイン案の商品コンセプト合致度合いと商品購入喚起力を明らかにする調査です。

▼調査で明らかにする事項
<ネーミング>

・商品コンセプトのベネフィットや特徴との整合性の有無とその理由
・呼びやすく、覚えやすいかどうかの評価
・些細でも悪いイメージを受けないかどうかの評価
・既存の商品名と類似感がないかどうかの評価

<パッケージ>
・当該商品のベネフィットや特徴が伝わりやすいかどうかの評価
・店頭で目に付きやすいかどうかの評価
・既存商品のパッケージと類似感がないかどうかの評価

▼主な調査手法
・グループインタビュー法、ネットリサーチ

アイデア段階での広告評価

当該商品の認知度向上とトライアル喚起を達成できるCM制作のための有力情報を得るために、準備されたCM案の評価を明らかにする調査です。

▼調査で明らかにする事項
<全体評価>
・全体的にどのように評価されるのかを把握
・当該商品に使用意向が示されるかどうかの評価

<効果的要素と問題点>
※下記観点から各案の効果的要素と問題点を探ります
・CMとして印象に残るか
・CMとして好感が持てるか
・当該商品のネーミングとパッケージが記憶に残る
・当該商品のベネフィットや特徴が伝わり、使ってみたいと感じられるか

▼主な調査手法
・グループインタビュー法、ネットリサーチ

発売後の商品力評価

売上向上の効果的なマーケティング施策を検討するための有力情報を得るために、発売間もない商品やサービスの状況を明らかにする調査です。

▼調査で明らかにする事項
・(商品名は知っているが未だ購入していない人)今後、購入者になり得るかどうかを把握
・(購入はしたがリピーターになっていない人)今後、このような人が減っていくかどうかを把握
・(購入はしてリピーターになっている人)今後、購入を続けていくかどうかを把握

▼主な調査手法
・グループインタビュー法、ネットリサーチ

出稿後の広告評価

今後の効果的な広報プランを検討するための有力情報を得るために、当該商品の放映後CMに対する消費者の反応を把握する調査です。

▼調査で明らかにする事項
・CMの印象評価・効果とその要因の把握
・現行のCMで継承すべきこと、改善すべきこと、付加すべきことを判断するための情報を整理

▼主な調査手法
・グループインタビュー法、ネットリサーチ

ブランド力評価

長期間、高いブランド力を維持するための有力情報を得るために、市場導入後のブランド力を知り、ブランドの価値を把握する調査です。

▼調査で明らかにする事項
・当該ブランドの印象・イメージ。なかでも当該商品が属するカテゴリーの中での代表度合いを把握
・当該ブランドの満足(購入促進要因)、不満足点(購入阻害要因)と、それがもたらされた要因の整理・現行のCMで継承すべきこと、改善すべきこと、付加すべきことを判断するための情報を整理

▼主な調査手法
・グループインタビュー法、ネットリサーチ

店舗・施設開発

想定ターゲット層から強く受容される「新店舗開発プラン」を策定するために、複数の案それぞれに対するターゲット層の反応を把握する調査です。

▼調査で明らかにする事項
・基本方針、基本コンセプトの受容性の把握
・それぞれの案がターゲット層からどのように評価されているかを把握
・それぞれの案に対してターゲット層から「ぜひ利用したい」という反応が得られるかの把握
・それぞれの案の魅力点と問題点の把握

▼主な調査手法
・グループインタビュー法、ネットリサーチ