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「新御番鍛冶プロジェクト」
現代刀剣の最高峰、始動
後鳥羽院が島根県の離島「海士町」へ遷幸されて八百年。
後鳥羽院は刀剣をこよなく愛した人物でもあります。
常に至高の作を求めた後鳥羽院には、名のある刀鍛冶が仕えました。
後に彼らは御番鍛冶と呼ばれ、院とともに作刀を行なったと伝わります。
新御番鍛冶プロジェクトは、御番鍛冶の伝承を現代に甦らせ、
後鳥羽院を祀る隠岐神社に最高峰の日本刀を奉納し続けるプロジェクトです。
現代刀剣における最高峰の名匠の方がたと、後鳥羽院ゆかりの地、海士町で、
日本の刀剣文化を記憶、発展させることを目指します。
島根県の沖に浮かぶ日本海の小さな島、海士町。
後鳥羽院の島としても知られ、島民の間で “ごとばんさん”として親しまれてきました。
日本史で記される後鳥羽院とは別に、島で暮らす人々のあこがれとしての“ごとばんさん”のお話しは、今日でも暖かく語り継がれています。今年は後鳥羽院が隠岐に遷られてから800年にあたる節目の年。海士町では、後鳥羽院遷幸800年記念として和歌や牛突きなど後鳥羽院ゆかりの行事を実施しながら、21世紀の私たちは未来へ何を繋いでいけるのかを模索していきます。
全世界で猛威を振るう新型コロナウィルスによって、準備してきた顕彰事業の計画も様々な変更が必要となりましたが、別の見方をすれば一気に従来の手法を超えた事業へと進む契機ともなりそうです。どの様な境遇にあろうとも、それをもご自身の一部として取り込まれ続けた後鳥羽院の御心にならい、島という枠に留まることなく、後世に継承すべき日本の姿に改めて目を向けていきたく存じます。
私たちは後鳥羽院の愛した日本の刀剣をその継承のシンボルとする「新御番鍛冶プロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトは、御番鍛冶の伝承を現代に甦らせ、後鳥羽院を祀る隠岐神社に最高峰の日本刀を奉納し続けることで、日本の刀剣文化を記憶、発展させることを目指して走り出しました。
奉納刀の制作にあたっては、現代の名匠の方々を「新御番鍛冶」として任命し、順次、鍛錬していただきます。令和3年(2021)10月16日(土)の隠岐神社の後鳥羽院遷幸800年記念大祭における神前鍛錬を皮切りに、新御番鍛冶に相応しい刀匠、お一人につき一振りの作刀をお願いしていきます。
目標は、月番の伝承に沿って12振。
すべての奉納刀が揃うまでプロジェクトの継続を目指します。
奉納の儀式を終えた奉納刀は、後鳥羽院資料館にて皆様にご鑑賞いただけるよう整備を整えていく予定です。
私たちは今、800年前からのバトンを受け継ぎ、次の800年への第一歩を記そうとする、壮大なプロジェクトのスタート地点に立っています。
隠岐御番鍛冶の伝承も踏まえ、後鳥羽院の名の下に刀匠と島民の間に育まれる絆を通して、日本の刀剣の文化が次の世代に継承されてゆく機会となることを望んでいます。
月山貞利は昭和二十一年、二代貞一の三男として生まれました。
大学在学中から父の仕事に触れ、卒業後に刀工月山家の跡を継ぐことを決心します。
昭和四十四年文化庁の作刀承認を受けた後は高松宮賞、文化庁長官賞、寒山賞など数々の賞を受賞し、三十六歳にて新作名刀展無鑑査に認定。
大阪月山家の五代目として綾杉鍛えや月山彫を継承すると共に各伝に通ずる力作を多く残し、独創的な鍛刀や刀剣彫刻にも積極的に挑戦しています。
寺社の御神刀や横綱土俵入りの太刀、ボストン美術館やニューヨークメトロポリタン美術館からも刀剣が所望されるなど国内外で活動の幅を広げ、最近では海外からの来訪や注文も年々増えています。
また多くの弟子を輩出し、後継者の育成にも注力しています。
現在、奈良県指定無形文化財保持者、全日本刀匠会顧問。
住所 | 〒684-0403 島根県隠岐郡海士町海士1784 |
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電話番号 | 08514-2-0464 |
メールアドレス | shingobankaji.info@gmail.com |
アクセス |
海士町菱浦港よりバス |
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