薬や整体が欠かせない
音楽家が
パフォーマンス
アップできる秘訣
音楽家のパーソナルトレーナー
新堂浩子
こんにちは。
音楽家のパーソナルトレーナー、新堂浩子です。
こちらをご覧いただいていいるということは、肩こりや痛みがあって整体に通いづめだとか、手が痛くなって休めと言われても休むと焦るとか、奏法を改善しようとメソッドをやっているけどなかなか改善しないとか、花粉症で季節になると歌えなくて薬を手放せないなど、悩みを抱えているのだと思います。
不思議ですよね。対策しているのになかなか良くならいなんて。
その上、新たな症状が出て別な薬が必要になっていませんか?
人は自分のかたさや力みに気づきません。
ベテラン奏者が手や腕を痛めることがありますよね?
背景に、スケジュールの過密や多忙、プレッシャーや人間関係などの精神的負担、長距離移動など身体的負担から、自覚しないうちに体がかたくなりがちです。そこから、演奏に手に力が入ってしまいます。「やらなくちゃ」「練習しなくちゃ」という思いから、がんばり過ぎ、練習し過ぎてしまいます。無意識のうちの力んで、結果的に演奏部位を痛めてしまいます。
他にも、がんばって大きい声や息を出そうとして、無意識の力みが息を出しにくくしていることもあります。結果として喉を痛めたり、アンブシュアや体を疲れさせます。
また、呼吸を増やしたり体を動かせるようにと、筋トレに励みます。ですが、逆に腰や肩に負担をかけることも少なくありません。よかれと思ってやっていることが、パフォーマンスを下げることがあります。
多くの人が、体に症状が出ると、整体に行ったり薬を使ったりします。一旦はよくなりますが、症状を起こす原因を残してしまいます。なので、再び症状が表れ、そのたびに施術や薬に頼ってしまいます。
薬で一時的に良くはなっても根本的に良くなっておらず、そのうち、薬が効きにくくなったり、別な症状が出ることがあります。例えば、花粉症の薬や頭痛薬の量が増えたり、別の不調に新たな薬を使うようになったりします。
体の不調は、体の生理的な制御システムがうまくいっていない状況と言えます。人は自覚する症状を良くしようとしますが、体は部品の組み立てではなく、それぞれの動き、働き、精神面も含め、全てが影響しあいます。
つまり、症状を起こすもとから改善することが大事です。ですが、もとの原因はわからないことが多く、人によって症状、年齢、体質、状況が違います。
痛みや不調がなかなか改善しないと、気分が下がり考えがネガティブになってしまいます。自分の体はなおりにくい、何かが良くしてくれると考えていると、薬や医療者に依存してしまいます。延々と不調を抱えたまま生きていくことになります。
演奏家でなくても肩こりや腰痛を起こしますが、音楽家は、楽器を抱えたり手足を動かしたり息を出して演奏します。一時的に楽になるだけでなく、かたさや力みを起こさなくなって、演奏しやすい体になることが大切です。
ただ、よくあるエクササイズは鍛えたい若者を対象にしたものです。手腕に負荷をかけるような運動は、40代以降の音楽家は故障につながりかねません。個人に合った対策をすることが大事です。
ジストニアの場合も、症状や経緯、抱えている問題が一人ひとり違います。「これをやれば必ずよくなる」「この方法なら誰もが確実に改善する」ような方法は、今のところありません。100人いれば100通りの経緯があり、それを解決する道が人の数だけあるとするのが自然です。
人前で演奏する前にはほとんどの人があがりますが、人によっては恐怖に対して思考の混乱、過換気、こわばり、震えなどの過剰な反応を起こします。心理的負担に関しては、本人が自覚できないことがほとんどです。
その人の演奏の動き、日常の動作やクセ、考え方は、脳でパターン化しています。パターン化するおかげで練習すれば演奏しやすくなりますが、ときには力みに気づかず痛みを起こしたり、不随意な動きや過剰な反応を起こします。
脳のパターンは、習慣的、反射的、強制的で、変化しにくいです。「練習しなくてはいけない」という思考からも抜け出せません。
症状や弾けないことを、良くないことと捉えますが、「オーバーヒートだからちょっと止まって」と体が訴えていると言えます。体の声を聞くときです。
調律していない楽器を上手く弾いても、きれいに倍音が鳴りません。体を調律する、整える機会と捉えましょう。
そうすることで、体は相乗的によくなっていきます。
動きや考え方にもよく影響し、心技体トータルで向上します。
誰しもご自分の身体面、演奏技術、生活習慣において、いいと思ってやってるけれど、不具合が出るということは、それがうまくいっていないことになります。
どうすれば痛めずに弾けるか? は、余計な力みを失くすためにどうしたらいいか?
演奏の動きや体を悪くしているものは何か? どうすればよくなっていくのか? です。
すぐに改善できることもありますが、時間をかけて徐々によくなっていけることも多いです。
どうすれば、自分でもわからない心理的負担が癒せるか? すぐにできることではありません。
あなたが自分を整えられるように、あなたが動きや新しいパターンを作っていけるように、あらゆる面からアプローチを考え、あなたの現状に合わせてやっていきます。
私がエクササイズやメソッドを一方的に教えるというものではなく、改善に向けてあなたとともに歩いていくというスタイルで進めていきます。もちろん、私が持ち得る情報は、出し惜しみすることなくお伝えします。
難しい言い方ですが、体の持つ治癒力や、脳の神経可塑性を引き出せるようになることです。
人はいくつになっても、新しい動き、新しい思考ができるようになります。80才を過ぎても、脳は新しい神経回路を作ることが証明されています。あせらず共に取り組んでいきます。
音楽家専門パーソナルトレーナー、新堂浩子
19年間歯科医師をした後、2010年から音楽家専門に身体指導やケアを行っている。就学前よりバイオリン、小2よりピアノ、小4よりトランペット、高校でアコースティックギター歴。趣味はクラッシクバレエと書いていたが、コロナ前よりすっかり足が遠のいている。
テーピング認定トレーナー、パーソナルトレーナーの資格を取り、アレクサンダーテクニーク、フェルデンクライス、野口体操、ゆる体操などの身体技法、イチロー選手の初動負荷トレーニングにも通うほどの身体系マニア。PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症した経験から、最新の精神科学、脳神経学も学ぶ。
私はブラスバンドでトランペットを吹いていましたが、高音が出せずセコンドでした。歌えばその日にのどが痛くなるし、こもった声がコンプレックスだったので、息を出しやすくなれる方法を調べていました。肩こりもありましたし、40代から手の関節が痛く変形するヘバーデン結節にもなっていました。その上、ネガティブ思考でした。
たどり着いた喘息の治療法による呼吸法をはじめ、いくつか簡単なことをやっているうちに、声が出やすくなっていました。また、しつこい肩こりや手の痛みと変形がかなりよくなって、楽観的にもなっていました。
それより以前、両肩を故障して腕が動かせなかった時期が長くありました。夜間に何度も痛みで目覚め、肩が痛いせいで体が動きにくく、ひどい腰痛にもなり、歩くことすら難しくなったのです。趣味とはいえバレエを踊っていた私は、アイデンティティが壊れ、惨めで精神状態は最悪でした。長期の不調は思考に悪く影響することを経験していました。
あることをきっかけに、人に認められるようがんばっていた自分に気づき、不十分な自分をよしとしました。自分に厳しくしていたところから変わったら、周りとの関わりも柔軟になり、気持ちがますますリラックスしたのです。
がんばるのをやめると、メンタルだけでなく体もよくなっていきました。思いがけず自分のさまざまな不調がよくなっていったことで、個々の症状に別々に対処するよりも、もとをよくすることが大事だとわかりました。
かつては、私も「解剖、病名や手術法を知っていること。肩がこったらストレッチ。精神面には心理療法やマインドフルネス」と考えていました。普通は、病気は何かや誰かがよくしてくれるものと期待します。もちろん、辛い症状に薬が効果を発揮してくれることは確かで必要なものです。
しかし、薬で症状を抑えたり、手術で脳の一部や腱鞘を破壊することは、根本的な改善から遠ざかってしまい、ときには音楽家の技術や才能を邪魔します。
大切なことは、音楽家本人の内面、体質や考え方から癒えていくことです。そうすることで、思考も体の動きも柔軟になっていきます。
不調に悩む音楽家が癒えやすくなるよう、私がサポートします。混沌とした世の中だからこそ、音楽家が奏でる歓びを取り戻して、ご自分や聴く人を幸せにして頂きたいと思います。
9時〜21時の範囲で、レッスン時間は1.5時間以内。
楽器なし。
駐車場は付近のコインパーキングになります。
医療の場合、医師の専門分野で症状をなくすよう、手術をしたり薬や注射を処方します。
外科処置によって、うまく改善する人もいらっしゃいますが、他の機能や演奏技術が落ちるケースがあるのも事実です。
カウンセリングもカウンセラーが持つノウハウを活用します。なので、合わないケースもあります。
他の人が上手くいった方法で、別の人が上手くいくとは限りません。
特定の療法やメソッドに固執して、がんばりすぎたり、医療者に依存するケースも見受けられます。
ジストニアであっても活躍されていらっしゃる演奏家は少なくありません。
メソッドでやっていくか、自分が弾きやすい運指や動作を選ぶか、手術や別な方法をとるか、いずれにしてもあなたに合う方法をご自身がわかることが大切です。
それができなくて迷っていらっしゃる方が、選択できたり弾きやすくなれるようサポートします。
医療や楽器の指導と並行して、受講されても構いません。
大丈夫です。ZOOMやメールで対応できますので、どこにいても受講可能です。
コロナ期間は、海外も含めてZOOMで進めました。
PCやスマホのカメラを利用すれば、お互い顔を見ながら、話したり体の動きを見たりできます。
宿泊が必要な場所でもお伺いします。別途出張費がかかります。
自分でも調べたり、いろいろと対策しているものの、なかなかよくならない。こういう現状をなんとか変えたいとお考えの方にとっては、有効といえます。保健医療ではありませんので、費用はかかります。医療でできないことを、あなたと一緒に取り組んでいきます。
できれば1回の受講で終わりたいと考えますが、あせらないで取り組むことが大切です。あなたが音楽を続けていく中で、障害を取り除いて可能性を広げるために、じっくり進めます。
募集はこのページが開いているときのみで、先着順です。受講者が増えるとページをクローズしまので、お早めにお申し込み下さい。
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