部下への指示には腹落ちが重要 👉 錯覚

「人は納得して行動しないと力を発揮出来ないため、指示の内容を腹落ちさせることが重要である。」と考え、どうして今この業務が必要なのか?を丁寧に説明をする。といった行動を取ったことはないでしょうか?

実はこのリーダーの言動、組織のパフォーマンスを大きく低下させる原因になります。
ここでは、指示の腹落ちを重要と考え、上司が取ってしまう言動による問題を解説していきます。

解説のポイント

  • 行動は速く、何回も繰り返す事で組織の質が上がっていく
  • 指示内容に理解や同意を求めても、自らの責任は緩和できない
  • 納得してから行動しないと、迷いが生まれ良い結果を出せないは誤解

組織として勝率が高いのはどちらか?

次の2つの組織では、どちらの組織の方が勝率が高そうだと思いますか?

AとBの組織では、間違いなくBの組織の方が勝率は高いです。
理由は、『指示に対してすぐに行動にうつすため、その結果が悪かったとしても次の修正・行動までのサイクルを速く回し品質を高められる』からです。

しかし、上記の事を理解していたとしても、組織管理者の中には、Aのような会話のパターンで、部下に指示を納得させようとする事があります。このような言動には、いくつかの理由があるのですが、その一部を解説をします。

管理職(指示者)の免責

上司は、「組織の中で部下より高い位置にいるため、より遠い未来を見据えて必要な事を決定する」という役割があります。それは、言い換えると、上司(指示者)としての責任です。にも関わらず、部下に指示内容の同意や理解を求めることで、自身の責任が緩和できると誤解しています。しかしながら、部下が指示に同意・理解していたかどうかが、結果に影響することはなく、責任が緩和されることはありません。ただ、管理職の役割を果たそうとしない行為により、組織に無駄な時間を発生させているのです。

部下が動くのに理由がいると誤解している

一方、部下側には、上司からの指示を実行する実働者としての責任があります。言い換えると、上司の指示内容を吟味する機能* はありません。しかしながら、自身の役割(責任)を認識していないと、
「納得するので、パフォーマンスが上がる(動く)」⇔「納得していないのでパフォーマンスが上がらない(動かない)」という言い訳が成立すると誤解してるのです。

* 事実を上司に報告する機能はあり、それを含めて上司が”決定”することになります。
この様に「部下への指示には腹落ちが重要」と考える事で、管理者自身と部下に誤解や錯覚を生じさせ、組織パフォーマンスを大きく低下させてしまう恐れがあります。

これ以外にも、上司の日常の言動、組織の制度・ルール等、ありとあらゆるところに組織のパフォーマンスを下げる要因が潜んでいます。

マネジメントの仕方を変えれば確実に組織は変化する

如何でしたでしょうか?上記以外にも、円滑な組織運営を行うために、管理者が「やらなければいけないこと」「やってはいけないこと」を人の意識構造に基づき、解説し、正しいマネジメントをお伝えし、実践するのが識学です。

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参考)正しい組織マネジメントを伝える『識学』とは?

人はそれぞれ、思考の癖というものを持っており、そこから発生する誤解や錯覚が行動を阻害します。
更に、組織内では多くの人間の誤解や錯覚が複雑に絡まった結果、組織のパフォーマンスを大きく低下させてしまいます。

識学とは、ヒトの意識構造を対象に臨床を繰り返した結果、誤解や錯覚の発生要因とその解決策を解明した学問です。
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設立 2015年3月
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