遠いご先祖さまから代々の祈り・想いが込められてきた寺院・神社。祈りの場であり、学びの場、憩いの場、人々があつまってくる場である寺院・神社。
2000年に広島のある寺院から相談があり、その際に、「営業のような人は数多く来るけど、お寺の世界のことを本当に理解してくれている人がいなかった。あなたのように分かってくれている人を待っているお寺がたくさんあるよ。ぜひ行ってみてください。」と言われ、寺院・神社を訪問するようになりました。ただ、一人で一軒ずつ伺っていたのでは一生かかっても回りきれません。待ってくれている寺院・神社があるのにどうしたらいいのだろう…と思いました。そして、日本の大切な心、寺院・神社を後世に守り伝えていくお手伝いを永続的に行っていきたいという想いを持つようになりました。
《きっかけ》
寺院・神社が様々な課題を解決していくために、2004年に全国に同志を募り勉強会・全国寺社保険代理店協議会を立ち上げ、会の活動を通じて、寺社専門の評価鑑定・防災・BCP(事業継続計画)・災害補償のスキル・ノウハウを研鑽し高めてきました。
数多くの寺院・神社を訪問して住職・宮司・檀門信徒・氏子の皆様から「悩み」「不安」などの話を聴き取り、それらを事例ごとに整理・体系化して一連の課題解決のお手伝いをしてきました。
しかし、増幅する災害危険性の高まりの中、寺院・神社が永続的な役割・機能を発揮していくためには、支援体制の充実・強化が不可欠と考え、提供しているサービスをより一層進化させる必要性を認識していました。
何とかしなければと考えを巡らせていたところ、広島市「創業チャレンジ・ベンチャー支援事業」の認定を受けることができました。これが後押しとなり、事業としての本格化のため法人化をしました。
3)教育文化機関・金融機関・保険会社・証券会社などから十分な各種サービスの提供を受けるためには、前提としての物件評価を求められるケースがあります。
4)寺院・神社について専門性の高い会員組織によって、全国同水準かつ対面にてサービスを提供できます。
5)複数の会員企業、複数の宮大工、複数の鑑定会社、複数の保険会社など、多方面からの協力を得てサービスを提供していますので、特定の色が付いておらず、関係者(檀家・門信徒・氏子など)の皆様からもご支持を受けやすいものとなっています。
6)算出方法・算出基準についてマニュアル化されていないので、一般的には評価額の算出が不可能です。
したがって、復旧復興のための適正な補償準備ができていないことが多いです。
弊社には、約20年間蓄積してきたデータベースがあり、その技術は各方面で信用いただきご好評いただいております。
7)約20年間蓄積したデータベースによりそれぞれの寺院・神社の個別の事情に即したサービスを提供できます。
8)宗派自家共済や災害見舞金制度では補償が不十分なため、制度の転換が必要になってきていますが、制度転換条件としての客観的価値を担保する鑑定評価がこれまでにはありませんでした。
9)加入している保険・共済の保険(補償)金額で足りているのか、それがきちんと支払われるのか、という不安の声をよく聞きます。その不安を解消できます。
10)明確な評価基準がないため、保険・共済の引き受け時に正しい評価額算定ができていない現状があります。
そのため災害等発生時に十分な補償を得られず、早期復旧復興に不都合が生じている事態が散見されます。この状態を解決できます。
11)事前防衛の寺院・神社専用の防災策、事後防衛の宗務宗教活動継続計画の策定と災害補償制度のパッケージも用意されています。
12)寺院・神社専用のBCPも用意いたしております。
これは、一般的に出ている「災害など緊急事態発生時の事業継続計画」とは違います。
一般企業用のものは、宗教組織には適さない部分があります。
そこで、約20年間携わり、とりまく事情等を考慮し、その環境に適した形にアレンジして提供しています。
3)教育文化機関・金融機関・保険会社・証券会社などから十分な各種サービスの提供を受けるためには、前提としての物件評価を求められるケースがあります。
この活動が一助となり、日本の大切な心、寺院・神社が後世に守り伝えられていくことで、多くの人々が「祈る」「学ぶ」「憩う」「集う」場を再生し、地域における求心的存在であった寺院・神社への依存度を高めるサポートを続けていきます。