全国書道用品生産連盟は去る6月27日、東京都上野の東天紅上野本店で第73回定時総会を開いた。総会には、全国8支部及び特別会員から40社・個人の会員らが参加して開催された。
総会では、組織立て直しの為の活動内容の見直し、全国高等学校書道パフォーマンスグランプリへの協賛、ユネスコ無形文化遺産への日本書道の登録への動き、大阪万博での書道パフォーマンスの支援などについて熱っぽい討議が繰り広げられた。
今回の定時総会は、宮城支部、東京支部、山梨支部の東日本ブロックが当番地区として総会の開催を担当し、東京での開催となった。
当日、午後2時30分から始まった総会では、山梨支部の笠井勇氏の開会宣言の後、業界関係物故者に対する黙祷を行った。次いで細江副理事長・総務委員長の当番地区挨拶、生嶋正和理事長が挨拶を述べられた。その後特別功労者表彰と優良技術者表彰が行われ、以下の人が受賞した。
▽特別功労者表彰=柴沼 進(東京支部) ▽優良技術者表彰=後工田志津(筆・熊野支部)
これに対し、受賞者を代表して熊野支部の後工田志津氏が謝辞を述べた。
総会はその後、議長に山梨支部の雨宮弥太郎氏が選任され、令和5年度事業・決算の各報告、令和6年度事業計画・予算案、役員改選などの所定議案を可決承認し、次回の総会の当番地区が東海ブロック(名古屋支部・豊橋支部)であり、次回定時総会が豊橋市で行われることが確認されました。
総会に引き続いて行われた講演では、日展特別会員 書写書道教育推進協議会事務者会座長の有岡しゅん崖先生による特別講演があり、ユネスコ無形文化遺産への日本書道の登録への動きの秘話等会員の皆様が熱心に視聴されました。
連盟の現在の役員体制は以下の通り。
理事長:生嶋正和(東京)
副理事長:城本健司(熊野)、石村浩(愛媛)、春日常貴(宮城)、松井昭光(奈良墨)、細江東平(東京)、上野剛(東京)、南多加夫(東京)
常任理事:雨宮弥太郎(山梨)、杉浦美充(豊橋)、水谷豊(奈良筆)、坪川竜大(川尻)、青柳彰男(東京)、田中葉子(東京)、桜井文雄(東京)、柴沼進(東京)、宮澤啓人(東京)、斉藤征一(東京)、山口悦弘(東京)、熊谷道明(東京)、洲崎勝彦(東京)、平出晴久(東京)
監事:平出揚治(東京)、尺田荘一(熊野)
相談役:山口兵衛(東京)、斉藤彰(東京)