6月7日(水) 21時〜22:30
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① 赤ちゃん:愛着形成と子育てのゴール設定(精神的自立)
0歳からの性教育を考えてみましょう。 赤ちゃんは、おとなと同じ、一人の人間です。 そして、おしゃべりのできない赤ちゃんであっても、快や不快を表現しています。 そう、赤ちゃんは何もできない存在ではありません。
ニコニコとご機嫌な時ばかりでなく、理由もわからず泣いたり、のけぞったり、否定的な態度をとったとき多くの親はうろたえてしまいます。 では、おとながどのような態度をとれば、赤ちゃんは、この世は「安心安全」なところだ。 「生きるに値するところだ」と感じるようになるのでしょうか。 親自身が子ども時代に不適切な養育を受け、子育てのよいモデルが見いだせない場合もあるでしょう。
0歳の赤ちゃんの親への性教育として、どのようなことをお話しするのかの実践をみていただき、 たっぷり解説をまじえお伝えします。
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6月21日(水) 21時〜22:30
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② 幼児期(0~3歳):世話の必要な時期だからこそ「あなたのからだはあなただけのもの」実践
幼稚園であれば、未就園児さん、保育園であれば乳児(組)さんと呼ばれる年代の性教育を考えてみましょう。 排泄や食事、清潔のお手伝いが必要な時期です。 例えば、おむつ替え、おトイレに行くことは日常の中で何度もやってきます。 食事やおやつもそうですね。
そんなお世話が必要な時だからこそ、おとなの声掛けや態度で 「じぶんは大切な存在」だと感じるようになります。 逆に言えば、暮らしの中で、何度も「じぶんは大切」と感じる機会をもつことができるということです。 その積み重ねが、性教育の土台になります。
まだまだおしゃべりが上手にできないけれど、おとなの態度や言葉はだんだん理解できる様になってくる子ども達。 子どもたちに何か言って聞かせる性教育ではなく、赤ちゃんから引き続き、おとなの生活での態度を考えます。 0~3歳への性教育という親向け講座の実践をみていただき、その解説をたっぷりお届けします。
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7月 5日(水) 21時〜22:30
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③ レベル1(年長児~2年生)「からだの権利教育」実践
国際セクシュアリティ教育ガイダンスでのレベル1の年代です。 ルールや秩序、交渉、約束なども分かるようになってきて、集団でもお話がきけるようになる年代です。
「わたしのからだはわたしのもの」 「わたしは大切、あなたも大切」 「からだってうまくできてるな」 そんな「からだの自尊感情」を育む「からだの権利教育」について考えます。
レベル1の子たちへの助産師あいこさんの模擬授業をみていただき、たっぷり解説を添えてお伝えします。
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7月 19日(水) 21時〜22:30
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④ レベル1(年長児~2年生)「アンコンシャスバイアスってなんだろう?~無自覚の偏見を探せ」実践
男らしさや女らしさの思い込みや多様な性(LGBTQ)について考えます。
「男の子は女の子にやさしくね。」「男の子なんだから泣かないの!」 「女の子なんだから、もっとおしとやかにしてなさい」「女は愛嬌がなかったら、もてないよ」 私たちが普段、何気なく子どもたちに伝えているセリフが、 実は人権侵害や差別をしていることになっているかもしれません。
「ふつうさぁ」が口癖になっていたり、 「おかしいよ」「へんだよ」と言って子どもの動きを静止している場合、 子どもの本当の気持ち(こうしたいな、これが好きだな、こうなりたいな)を無視していることもあります。
将来、自分のしたいことをみつけて、幸せな人生を生きてほしい! 「自分で選ぶ」そんな自立した子どもになってほしいと願うのであれば、 おとなはどんな態度をとればよいのでしょうか。
レベル1の子どもたちへの講座実践を紹介し、その解説もたっぷりお届けします!
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小学生編 |
内容 国際セクシュアリティ教育ガイダンスレベル2(9歳~12歳)に対しての学習の実践を学びます。 保健や理科の授業の補足だけでなく、オンライングルーミングなどSNSトラブルについて「生命の安全教育」の内容も含みます。 6年生には、制服が導入されたり、体育や部活等で男女別になるなど、大きな暮らしの変化の前に学びたいLGBTQジェンダーの授業実践についてもお伝えします。
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8月9日(水) 21時〜22:30
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①(4年) 保健体育の学習の補足 (初潮教育・精通教育)
思春期のからだの変化について、生殖機能も含めて科学的に伝える方法について考えます。 実際に「西賀茂のおうち」で開催している前期思春期の子どもたちに あいこさんがどのような教材を使い、どのようにお話しているのかの実際をご覧いただきます。
解説では、大人が知っておきたい二次性徴について伝える際の注意点や 生殖機能に関する最新知見をお伝えします。
特に男の子への「射精教育」はネグレクトに近い状態ですが、 おとなもその教育を受けたことがないので、大切なのはわかるが、どうしていいのかわからない方も多いのは当然のことです。
月経について女子だけが別室で授業を受けることはまだ少なくない小学校で行われていますが、 その点についても考えましょう。
性別関わらず、生物学的性差から、男女のからだの成長と変化や、 生活上でのルール(衛生面、マナーなど)について、 子どもたちみんなが学ぶことができたら、自身と他者の相互理解につながります。
やさしくね! 思いやりを! と、十分に子どもたちに性教育を届けていない状態で、おとなが子どもに注文を付ける前に、 学ぶことで、子どもたち自身が気づき、感じ、考え、思いやりのある行動を起こせる そんな学びを届けませんか。
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8月23日(水) 21時〜22:30
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②(5年)理科の学習の補足(受精~誕生)
「人の誕生」の単元では、精子と卵子が受精卵となり、ヒトは妊娠に至り、 胎児は子宮の中で、胎盤やへその緒を通して栄養や酸素を取り入れ成長していくことを学びます。 その中には、 人の受精に至る過程は取り扱われておらず、 また肝心の「出産」についてもふれられていません。
助産師が外部講師として招かれるとき、 「あなたは奇跡の存在」「いのちはすばらしい」「いのちを粗末にしない」 といった「いのちの大切さ」を強調する論調が選ばれがちですが、 助産師あいこさんは、 どのように精子と卵子が出会うのか、 どうやって赤ちゃんは生まれてくるのか、 人の生物学(ヒューマンサイエンス)として、科学的にお伝えすることが得意なようです。
特に5年生は、理科の授業の補足として、 「なぜ?」「どうして?」「あ!そうなんだ!」 といった、子どもたちのさらなる知的好奇心を高めます。
小学校での授業経験豊富なあいこさんから、 授業の実際と、子どもたちの反応、子どもからの質問への答え方などの注意点、 専門家と、学校、保護者との連携についてもすぐに役立つヒントをふんだんにお渡しします。
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9月6日(水) 21時〜22:30
終了しました |
③(6年)LGBTQ、ジェンダー(多様性)
小学校の最終学年、来年からは中学生になる子ども達
二次性徴を迎える子どもも増えてくる時期でもあり、 心身の変化に戸惑う時期です。
また、中学校からは、男女別の体育や部活、制服や体操服など、 急に男女で区別される暮らしが始まり戸惑いが一層膨らむ子どももいるでしょう。
私たちおとなが知らず知らずのうちに「ジェンダー差別」的な発言や態度をとっていたり、 個別の配慮をと気にしすぎるあまり、子どもへの態度が逆差別的なものになったり、 腫れ物にさわるようなことになってしまうことも…
人権尊重の視点から、LGBTQ,ジェンダーについて子どもたちへどのような授業ができるでしょうか。 絵本やディスカッションなど教材や対話型の授業の実践例をご覧いただき、 今一度、基本的な性の多様性について解説します。
自分の「好き」が尊重される社会であれば、きっと誰もが安心して暮らせることでしょう! だれもが多様な性の中の一人 特別な人など、一人もいません
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9月20日(水) 21時〜22:30
終了しました |
④(高学年)境界線と同意、オンライングルーミング(暴力と安全確保)
「生命の安全教育」の高学年の実践について考えます 今、あいこさんへの依頼で大人気なのが、「境界線と同意」についての授業です。 小6、中1、中2で行っている実際の模擬授業をご覧いただき、その解説を行います。
助産師という仕事から、境界線と同意にどうつなげるのかも工夫されています。
また、生命の安全教育高学年向けには、 「SNSにおいて、見えない相手とつながることの危険性を理解する」といった目的もありますが、 ただ「だめだよ」「危険だよ」といった禁止教育で効果があるでしょうか。
「ダメなこと」が起きた時、子どもはそんな大人に相談できるでしょうか。 大人は、ダメダメと言ったことが子どもに起きた時、怒らないでいられるでしょうか。
子どもが危険な目にあったとき、 「子どもは悪くありません。悪いのは大人」 あなたは子どもにそう言い切れますか?
被害者に落ち度があったから、加害にあったのだろうという発言や態度は二次被害にもなります。 加害者のてなづけ行動でもある「オンライングルーミング」についても学び、 ダメダメ禁止教育ではない、子ども自身が考え、自身を守る為の行動につなげられるための 「おとなの態度」を改めて学びましょう。
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中高生編 |
内容 インターネットの普及で思春期の子ども達は性に関してさまざまな問題を抱えています。まずは科学的な新しい知識を子どもたちに伝えましょう。そして、問題行動は、SOSと捉える力が身につくような研修内容となっています。大人の知識も態度もアップデートしましょう。
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10月4日(水) 21時〜22:30
終了しました |
① デートDV【生命の安全教育項目】
大切で親密な関係の人にこそ
NOが伝えられない、NOが伝わらないことはありませんか? 自分の態度が改善されないから、相手を怒らせてしまうと反省してばかりいませんか?
こんなにイライラさせる無能はあいつが悪い! 何とかわからせてやらないと! とパートナーに感じることはありませんか?
そんな風に、私たちは、DVの加害者性も被害者性も持ち合わせています 暴力は身近な問題で、全く関係のない人などいません
大人のDVも社会問題ですが、子どもたちに見られる「デートDV」も深刻な問題です。
文科省の勧める「生命の安全教育」の中にも「デートDV」があります。 文科省の提示しているパワーポイントの使い方や注意点、解説もお伝えします。
デートDVを学ぶの中で、実は、すべての人間関係の悩みにつながっていることに気づかされます。
内容) ・デートDV、暴力とはなにか? ・この授業を「何年生」から取り組むのがよいのか? ・愛情と暴力の違い ・暴力・支配関係ではない対等な関係性とは ・デートDV加害者、被害者、その友人はどう対応するのかをどう指導するのか ・実際の被害、加害があった際、誰が、どこへ相談すればよいのか
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10月18日(水) 21時〜22:30
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② 性交、性的同意、(避妊・性感染症)
文部科学省の学習指導要領には、性に関する内容で、以下に示すような“はどめ規定”が記載されています。
・小学5年生の理科「人の受精に至る過程は取り扱わないものとする」
・中学1年生の保健体育科「妊娠の経過は取り扱わないものとする」
精子、卵子、受精、受精卵、妊娠の成立、胎児の成長を学ぶことができるものの、 それに至る過程である「性交(セックス)」や出産そのものについては、教科書には記載されていません。
生殖に関連付けた思春期のからだの変化の説明ができないため、 小学校の教科書には、からだにおこる変化や事象(月経血や精液が出るなど)の記載にとどまっています。
高校になると、性交を理解している前提で学習は進み、学習指導要領では、 高校保健体育科で「生殖に関する機能については、必要に応じ関連付けて扱う程度とする」とされています。
現状では、性交に関して、子どもたちは学習の機会が保障されていないことがわかります。 実際にはどうしたらいいのでしょうか。
性交に至るには、性的同意も必須となります。 2023年7月に刑法が改正され、「強制性交等罪」から、「不同意性交等罪」になりました。 「同意」についても子ども達は学ぶ権利があります。
性交の結果として起こる、妊娠や性感染症の可能性についても同様です。
まずは科学的な知識を、そして、暴力を受けていい人など一人もいない。 そんな性の自己決定ができる「権利」も学びたい。
子ども達に性の学習の保障を、 性と生殖の権利(rights)と健康(health)、そしてよろこび(pleasure)のトライアングルの視点からご紹介します。
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11月 1日(水) 21時〜22:30
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③ 射精教育(コンドーム)
男子への性教育はネグレクト状態です。 下ネタ、エロいこと、何となくわかることで、片づけられ長い年月が経ちました。
子ども達は、男性の生殖器について科学的に学ぶ中で、 本当にうまくできているなぁ…と、からだの仕組みに驚きます。
自分のからだへの愛着は、自身のからだを大切に感じることにもつながり、 性的な関係となったパートナーのからだも大切にしたいという感覚も芽生え、 あたたかい、やわらかな関係作りにもつながることでしょう
セルフプレジャー(自慰行為)の方法次第では、将来の不妊や性行為に問題が起きることも分かっています また、アダルトサイトとの付き合い方、痴漢や盗撮は依存症であることも本人らが知っておきたい健康教育です。
・射精の仕組み ・セルフプレジャーについて ・性器の清潔と感染症 ・男性主体の避妊法 ・男性不妊について など
大人も学ぶ機会がなかった、科学的な男性のからだの仕組みについて学びます。 |
11月 15日(水) 21時〜22:30
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④ 月経教育(ピル、月経グッズ)
戦後間もないころまでの女性の生涯の月経回数は50~100回だったのに対し、 現代女性の生涯の月経回数は、450回まで増加したと言われています。
それだけ、たくさんの排卵(卵巣を破って卵子が飛び出る)があり、 たくさんの月経(子宮内膜の脱落)があります。 この変化で現代女性にはいったいどのような変化がおとずれたのでしょうか。
10代の頃から月経痛やPMSに悩まされる子どもたちも多い中、 どのように対応し、答えたらよいでしょうか。
・女性の一生のホルモン変化と、ひと月ごとのホルモン変化 ・月経と排卵の仕組み ・月経トラブルとセルフケア ・病院受診 など学び、その後、月経グッズの紹介ワークショップの実際をご紹介します。
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12月 6日(水) 21時〜22:30 |
⑤ パパ活、リスカ、性依存等問題行動
中高生の子どもに対し、 「問題行動をやめなくて困る」「精神的に弱い」と感じることはありませんか?
自分を大切にできるように説得する、 なんとか、元気が出るきっかけを作る、 二度としないと約束させる、 叱って反省を促す など、対応の仕方は、それぞれの判断にゆだねられることも多く、 これでよかったのか? 実際は、どうしたらよいのか 変わらぬ困った態度に辟易し、 悩み葛藤しながらの指導となっている方も多いのではないでしょうか。
子ども達の見方をかえてみませんか?
「精神的に弱い」と感じる子どもは、 生きているだけでも必死な中生き抜いている強い子かもしれません。
声に出せない状態で、虐待、性暴力被害など内在化している場合もあります。
メンタルヘルスの問題に対し、どのような対応や支援を行えばよいのか、 SOSをどう受け取り、自己肯定感を下げない指導を心掛けるにはどうしたらよいか、 また、子どもが心を開く話の聞き方について学びます。
相談をされる大人になるには、どうしたらいいのか、本気で学びましょう
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