コロナ禍において、蜜を避けたアウトドアレジャーとして「グランピング」や「サウナ」に注目が集まっています。グランピングは手軽で快適に大自然を楽しめることから、家族・カップル・女性グループからの人気を集めており、その市場規模は約700億円程度にのぼると言われています。また「ととのう」という言葉とともに2019年頃からブームが続くサウナは、国内推計約１千万人の愛好家がいると言われており、どちらも地域の特産品や座禅・ワークショップと組み合わせて提供することで、国内旅行者はもちろん海外旅行者が「特別な日本」を体験する手段としても、継続的な需要が見込まれております。

コロナによる観光産業の低迷とDXの浸透・テレワークの普及を受けて、政府は観光地やリゾート地などの旅行先に長期滞在し、そこで働きながら休暇も楽しむ「ワーケーション」の普及を推進しています。ワーケーションは滞在中の飲食・レジャー等による地域経済の活性化はもちろん、コワーキングスペースで都市部のコワーカーと地元企業のつながりが生れることで、地域イノベーションへの貢献を期待することができます。