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日本キリスト教会
    佐呂間教会

  新たな年が始まりました。
 2025年最初の礼拝に集って神さまの御心を聞き、わたしたちの行くべき方向を確認いたしましょう。
 どうぞどなたでもおいでください。
   
 次週(2025年1月5日) 主日礼拝 午後2時~3時15分
  説教「神に従って生きていく
」(イザヤ書58:1~14 )   

 礼拝やその他の集会は、いつでも、すべての方に開かれています。聖書・讃美歌などは教会に準備がありますので、安心していらしてください。


わたしたちの教会は、1907年に佐呂間の地に入植した、近藤直作という一人のクリスチャンの志から始まった、プロテスタントの教会です。最初の教会堂は佐呂間町武士にありましたが、1969年に現在の場所に移転、更に2001年には、現在のログハウスの新しい教会が建てられました。小さいですが、佐呂間の地にあって、すでに110年以上の歴史を重ねてきています。

 この教会では、現在、次のような集会を行っています。
礼拝も どの集会も、信徒でなくてもご出席いただけますし、むしろ皆さんをお待ちしておりますので、どうぞおいでください。聖書や讃美歌は、教会に貸し出し用のものがあります。

◯日曜礼拝~毎週日曜日午後2時から
 礼拝は、聖書の朗読・讃美歌・お祈り・説教(聖書のおはなし)・献金などで、約1時間ほどです。現在は、子どもたちも含め、毎週10名前後が、佐呂間、遠軽、北見などから集まっています。
◯聖書を読み、語り、祈る会~第一木曜日午前10時30分から
 聖書や信仰についての本を少しづつ読み合い、感じたことや疑問、自分の生活との関わりなどを自由に話し合う場です。話し合いの後、祈りの時を持っています。

その他、季節の集会などについては、下段の「佐呂間教会のご案内」の中で随時お知らせいたします。


牧師とのお話やご相談を希望される方は、日曜日以外に毎週木曜日、教会に在室しておりますので、遠慮なくお訪ねください。また、そのほかの曜日でも、お電話(℡ 01587-2-3629)や下記のフォームにてご連絡いただければ、お訪ねいただけます。

2024.12.22  佐呂間教会 クリスマス礼拝説教

聖書: ルカによる福音書2:1~20    

説教題「この世界のために救い主が与えられた日」

 

「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ、主メシアである。」(2:11)

 

 自分にとって特別な日、自分のために何かとても素晴らしいこと、喜ばしいことが準備されている日、人はその日に向けて、身体も心も、スケジュールも身なりもできるだけ整えて、準備して、一番よい状態で、その日を迎えようとするものではないでしょうか。

 

 ところが、この世界が自分たちのための救い主を迎えようとしていたその日、世界も、一人一人の人も、全然そのための準備ができていなかったし、何も整えれてはいなかったことを、ルカによる福音書は伝えています。

 イエスさまのお誕生前、ローマ皇帝アウグストウスから全領土の住民に、住民登録の勅令が出ました。これは、住民の人数や家族構成を把握し、それによってだいたいどのくらいの税収があるかということを、ローマ帝国が知るためになされたものだと言われています。ローマ帝国にとってだけ、目的と成果のあることであって、命じられた住民にとっては、時間的にも経済的にも、負担以外の何ものでもなかったでしょう。多くの住民が、その負担、あるいは疲れ、理不尽な勅令への怒りや恨みを抱きながら、「おのおの自分の町へ旅立った」ものと想像します。

 多くの人が行き交い、慌ただしさと混乱があったことでしょう。そして、イエスさまを身ごもっているマリアと、間もなく生まれようとする救い主のために、宿屋も一つの部屋、泊まる場所すら準備できなかったのです。

 この世界は、そしてそこに生きる一人一人は、自分たちのための救い主を迎えようとしていたその日、何も準備できていなかったのです。

 

 これは何も、この日の世界とそこに生きていた人々に限ったことではありません。わたしたちも、今の世界もまた、今日のこのクリスマス、そして、この先になお残されている、“イエスさまが再びおいでくださる”と約束されている日に向けて、十分な準備ができているとは決して言えないのではないでしょうか。

 「住民登録」という、時の権力者の理不尽とも言える決断や要求の中で、負担を強いられ、慌ただしさに追われ、やるせない思いに襲われ、それでも自分の力ではどうすることもできない、という状況や思いは、形や規模こそ同じではないとしても、今の世界にも共通するものがあります。目の前にある自分の日々のことに追われ、他の存在をかえりみたり、迎え入れ、受け入れる余地をもてない、私たち自身も同じです。

 

 それでも、今日わたしたちが聞きたいのは、そのように、自分たちの救い主を迎えるために、“準備すること”“整えて待つこと”ができなかったこの世界や人々のただ中にも、神さまが、“イエスさまのお生まれ”というクリスマスの出来事を起こして下さった、もたらして下さった、ということです。

 今のわたしたちの世界は、決して神さまの望まれるところではない姿を、多くさらし、抱えています。にも関わらず、皆で悔い改めて、“御心がなりますように”と目指していこうとする思いや姿勢も十分ではありません。 また、わたしたち一人一人も、自分が神さまの前で生きていること、また、やがて主の御前に立つ、その日をいつも心に留めて、準備し、自らを整えながら、その日その日を生きているとはとても言えません。むしろ、いろいろな悩み、試練、痛み、忙しさ、課題に絶えず振り回されているのです。

 

 それでも神さまは、この世界や、このわたしたちのただ中に、神さまによる出来事を起こしてくださいます。今でも。明日にでも。そう信じさせてくれるのが、このクリスマスの出来事なのです。

 

 自分たちのための救い主のお誕生の日に向けて、準備し、整えるていることができなかった人々には、この神さまによる出来事が起こったことに気づくことができませんでした。それは、ただ人々の準備の問題だけでなく、この“救い主のお誕生”という出来事を、神さまがあまりにも小さく、そして低きに降られて始められたから、でもあるのですが。

 

 しかし、その出来事を知らされた人たちがいました。羊飼いたちです。彼らも「野宿しながら、羊の群れの番をして」いました。いつもの日常の中にいたのです。

 けれども、救い主の誕生という、「民全体に与えられる大きな喜び」を知らされた彼らは、その出来事を「見に行き」「人々に知らせる」者となりました。

 

 今日、わたしたちは、この羊飼いたちのような存在として、このクリスマス礼拝に招かれた者たちなのではないでしょうか。クリスマス、降誕節はこれから始まります。「この世界に救い主が与えられた日」を喜び、人々に向けて知らせる者とされたいと思います。

 

 そして最後に、羊飼いたちに現れた天使たちの讃美から、大切なことを聞いておきたいと思います。天使たちはこう讃美しました。

 

 「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」(14節)

 クリスマスの時期、救い主がお生まれになったこの出来事を覚え、この出来事に応えて、「地には平和」ということが、いっそう願われ、祈られる時です。けれども、その「地には平和」は、「栄光、神にあれ」ということが願われ、実現される中で初めて、わたしたち人間が、「地」が神の前にへりくだり、実現していく「平和」なのだということを思わされます。

 天使たちと共に、「栄光、神にあれ、地には平和」あれ、と改めて祈り始める、今年のクリスマスでありたいと思うのです。

                                           

                   (12月22日 クリスマス礼拝説教より)



佐呂間教会のご案内~風景いろいろ・行事いろいろ

クリスマススイーツ作り
教会でのクリスマス礼拝は、12月22日(日)午後2時からです。どなたでもおいでいただきたいと願っています。
 礼拝の後には、お食事を伴う祝会をするのですが、その祝会で出すデザート作りを、地域の子どもたちや大人の方々と一緒にしたいと計画しています。

 写真は、去年挑戦したアイシングクッキーですが、今年は「クリスマスリース風のサクサクスイーツ」を作ります。
 ◯12月21日(土)午後1時半~3時半くらいまで。

 申し込みも不要です。ご一緒にクリスマスを迎えるための準備をしませんか!

どうぞお訪ねください
 教会前にこの看板が出ている時は、牧師が滞在しております。小さな教会ですが、会堂内は自由に入っていただけますので、どうぞ遠慮なくお訪ねください。
 牧師にお話しのある方は、たいてい、入って左手の部屋におりますので声をかけてください。
 静かに祈りや黙想の時間をもちたい方は、正面の礼拝堂へどうぞ。






アクセス

名 称 日本キリスト教会佐呂間教会
TEL 
01587-2-3629
住 所

〒093-0501
 北海道常呂郡佐呂間町字宮前町109-30

最寄駅

・JR石北線 遠軽駅 下車 車で40分
・女満別空港より 車で50分
 遠軽、また女満別空港からは、公共交通機関がないため、自家用車かレンタカーの利用となります

駐車場

あり

お問い合わせ

お問い合わせは、お電話(TEL 01587-2-3629)にてお問い合わせいただくか、下記のフォームにご記入いただきご連絡ください。
また、牧師在室日(木曜日)には教会を直接お訪ねいただくこともできます。その他の曜日の場合も、ご連絡いただければお訪ねいただけます。
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