効果的利他主義(こうかてきりたしゅぎ、英:effective altruism)とは、確かな証拠と論理に基づき世界の向上を目指す、という考え方かつ社会運動である。従来の慈善・奉仕と異なり、広範囲において証拠・論理を用いる。このため、ときには人の直感・感情に逆らうような行動をとることもある。効果的利他主義は、哲学者ピーター・シンガーなどの支持を得ている。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エキサイティングな新しいムーブメントが起きています。それが、「効果的な利他主義」です。(中略)効果的な利他主義は、非常にシンプルな考え方から生まれています。「私たちは、自分にできる<いちばんたくさんのいいこと>をしなければならないという考え方です。(中略)私たちの余分なリソースのかなりの部分を、世界をよりよい場所にするために使うことが、最大限の倫理的な生活と言えるでしょう。(「はじめに」より)
SAPPORO効果的利他主義プロジェクトでは、哲学や心理学を学んで、智慧のある人間を育て、その智恵で世の中をよくしていくプロジェクトです。
ビルゲイツさんも問題を解決する能力をつけるために、一生懸命勉強してくださいと言っています。
世界に良い影響を与える仕事を、どうすれば出来るか、考えた人がいます。
ウィル・クラウチです。 哲学を専攻する大学院生です。
彼は80,000Hoursという ウェブサイトを立ち上げました。
これは一般の人が生涯に働く時間を推定したものですが、
最も意味のある効果的な仕事は何かとアドバイスするサイトです。
私たちのプロジェクトは、日常に使えない哲学を教えるのではなく、
就活のアドバイスやどう生きていくかのアドバイスも行います。
日本人は幸せなのか?
テレビや雑誌などのメディアの影響で、ブータンが「世界一幸せな国」と表されるのはご存知の方も多いと思います。また世界的にみても、幸福度ランキングの上位を占めるのは北欧諸国が多く、日本は80位を下回ることもあります。
物資的に豊かである日本の幸福度が低いのは何故でしょうか。
理由は様々挙げられますが、その内の一つに、「戦後の物資至上主義が幸福感につながらなくなったから」という説があります。いくらお金や物に囲まれていても、精神的な充足・安息を得ることができなくなっており、幸福感を得ることが難しくなってしまったと考える説です。
現代日本の闇の部分といっても良いかもしれません。
ブータン人から学べること
戦後わずかの間に急速に経済を回復させ、主要先進国の仲間入りを果たした日本ですが、その発展の過程の中で、大事なものを見落としてきてしまったのかもしれません。
もちろんこれまでの目覚しい発展とそれに尽力してきた人々の偉大なる功績を否定するわけでは全くありませんが、それと同時に昔は良かったとか、現代は個人主義が強まったという主張がなされるのもまた事実です。
スマートフォンの普及でいつでも誰とでもつながれる世の中になりましたが、本当の意味でお互いを家族のように思いながら、助け合い、支えあっていけるような関係は果たしてどれほどあるのでしょうか。
そういった関係の中で、お互いの心が満たされるような思いやりを持って過ごしていくことこそ、本当の意味での「幸福」を得られるかもしれません。
利他の心
私たちの心には「自分だけがよければいい」と考える利己の心と、「自分を犠牲にしても他の人を助けよう」とする利他の心があります。利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので、誰の協力も得られません。自分中心ですから視野も狭くなり、間違った判断をしてしまいます。
一方、利他の心で判断すると「人によかれ」という心ですから、まわりの人みんなが協力してくれます。また視野も広くなるので、正しい判断ができるのです。
より良い仕事をしていくためには、自分だけのことを考えて判断するのではなく、まわりの人のことを考え、思いやりに満ちた「利他の心」に立って判断をすべきです。稲盛和夫氏
苦しみについて
「遠くの場所や外国で起きているから」、あるいは「人種や宗教が違うから」といって、苦しみが少ないとは考えないのが効果的な利他主義者。動物の苦しみも同じで、種が違うからといって、その苦しみに向ける関心が少なくて良いのでしょうか?
私たちがなぜ苦しんでいるのか、それをどうしたら解消できるのかを、理論的にお伝えしていきます。
たいていの効果的な利他主義者は、「(罪のない人を殺したり傷つけるなど)倫理的な規範を破れば、ほぼ悪い結果になる」と考えているもの。行為の善悪をすべて結果で判断するような徹底した功利主義者でさえ、「遠い未来のなにかいいこと」のために、いま目の前にある怪しげな理屈には首をかしげるといいます。
レーニンやスターリンや毛沢東やポル・ポトのもとで、未来のユートピア社会の理想が、最悪の独裁政権の正当化に利用されたことは歴史が証明しています。そしていまでもテロリストは、自分たちがよりよい未来をつくるのだという妄想によって、犯罪を正当化しています。効果的な利他主義者の誰ひとりとして、そんな悲劇を繰り返したいとは思っていない。著者はそう断言しています。
たいていの効果的な利他主義者は、「(罪のない人を殺したり傷つけるなど)倫理的な規範を破れば、ほぼ悪い結果になる」と考えているもの。行為の善悪をすべて結果で判断するような徹底した功利主義者でさえ、「遠い未来のなにかいいこと」のために、いま目の前にある怪しげな理屈には首をかしげるといいます。
レーニンやスターリンや毛沢東やポル・ポトのもとで、未来のユートピア社会の理想が、最悪の独裁政権の正当化に利用されたことは歴史が証明しています。そしていまでもテロリストは、自分たちがよりよい未来をつくるのだという妄想によって、犯罪を正当化しています。効果的な利他主義者の誰ひとりとして、そんな悲劇を繰り返したいとは思っていない。著者はそう断言しています。
自分を知る
人の事がわかるようになるには、まずは自分から。
自己分析を元に、あなたの長所、阻害要因を明確にして、
それをどうやって解決していくかのアドバイスもします。
自分のことが良くわかるようになると、自ずと人のことが
良く見えてくるようになります。
ストレスと聞くと、嫌なことやつらいことを連想される方が多いかもしれません。しかし、実はうれしいことも楽しいこともストレスの原因になります。
毎日を快適に過ごすために、まずはストレスを正しく理解しましょう。
そもそもストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。つまり、日常の中で起こる様々な変化=刺激が、ストレスの原因になるのです。進学や就職、結婚、出産といった喜ばしい出来事も変化=刺激ですから、実はストレスの原因になります。出典:厚生労働省
講座では心を強くしていく方法を学びます。
それは自分のためだけではなく、全ての人に役立ちます。