『進化』
生き物の進化の歴史を見て、励まされるのは私だけでしょうか?
中には、モテたくて角を大きくしすぎた結果、絶滅した”オオツノシカ”先輩
などもいらっしゃいますが、
もう絶体絶命のピンチだ!という時に、
画期的な進化をしてきた生き物の先輩たちを見ていると、
追い込まれたとき、もう道はない、となったときに、
初めて起動するスイッチが、
私たちには備わっている気がして
私は勇気が湧いてくるのですね、はい。
その中でも、クジラって、すごくないですか?
元々四足歩行で、陸で生活していたのに
今は、もうポストカードになっちゃうくらい、海の大将です
ボディラインの変わりっぷりよ。
初めて海に足を踏み入れた、
クジラの祖先の覚悟もすごいと思うけれど
途中、段々と後ろ足が退化していくときに
「あぁ、土って、良かったよな」
って、後ろ髪ひかれたクジラもきっといると思うのですよ
でも、そこを環境に適応して、身体を変え、生きることを選んだクジラね
尊いっ!
そんなクジラとは打って変わって
ほとんど姿を変えずに、幾度とやってきた絶滅期を
生き延びてきた、ゴキブリね
しぶといっ!
陸での生活が厳しくなった時に
海を選んだクジラ
空を選んだ鳥
変わらないを選んだG
地球での撮影が難しくなった時に
宇宙での撮影を選んだトム・クルーズ。
悲しいニュースに、先が見えない日が続くけれど
生き物というのは、
今まで歩いていた道が塞がれ、閉ざされたとき
もし、そうならなかったら見つけられなかったであろう
健やかに生きていける道筋を見つけられるものだと、
図鑑を見ていると、そんな気がしてならなくて。
今は、ある意味、
オオツノシカ先輩のように、もっと悲惨なことになる前に
ここで足を止められたのだ、と
じゃあ、あなたはどうする?
と、問われているような気持ちです。
目を向けてこなかった、ツケと、向き合い
当たり前に手にしていたものたちの
素晴らしさを再確認しながら
どうか、それらを手放さずに
再び、土の上を歩いていけないものかと、
私は、いま、進化スイッチを、探しています。
(写真:亀のクッキーの型、亀がどうやって進化の途中であの甲羅をゲットしたかまだ解き明かされてないんだって)