2025.4.1からマダニ予防薬の処方を開始しました。毎年、早い時期からマダニが寄生したワンちゃんの来院が認められ、年々患者数が増加傾向にあります。マダニは、ウイルスや細菌を持っている事があり、感染した場合、重症熱性血小板減少症・ダニ媒介性脳炎・ライム病などを発症する事があります。重症化した場合、死亡する可能性のある恐ろしい病気のため、感染しないよう毎月一回の予防薬で予防する事が大切です。年々、予防されている患者様も増えています。マダニ予防に1番大切なことは「マダニに吸血させない」ようにする事です。予防薬には多くの種類が存在していますが、そのほとんどは、マダニがワンちゃんを吸血する時に薬成分も吸血しマダニが死ぬ効果となっております。残念ですが、その場合、一度吸血されないと薬の効果がでません。一度の吸血でも感染する可能性は否定できません。なぜなら、予防薬にはウイルスや細菌をやっつける効果がないからです。当院で用いてる予防薬は、マダニを殺すだけでなく「マダニを寄せ付けないようにする効果」もあり、なるべく吸血させないようにする事を目的とした薬となっております。ワンちゃんの病気予防に混合ワクチン・狂犬病ワクチン・フィラリア症予防以外にマダニ予防も考えてみて下さい。