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『今川名越家』-誕生と滅亡-

鎌倉時代、足利上総流吉良家は遠江国浜松荘(静岡県浜松市)と大池荘・笠原荘(静岡県掛川市)一帯を支配する北条氏一門名越氏と素賀国造後裔・曽我石河氏と婚姻関係を結び、吉良家の血のスペアである「今川御一家」を形成した。
「元弘の乱」や「霜月騒動」で吉良家の権威が一時的に失墜すると今川家は表舞台へ降り立った。
鎌倉幕府に終焉の時が訪れる最中、北条高家の遺児・名越高邦・高範は生き残りをかけ家を分かつが…。

本書は今川名越氏の成立から滅亡に至るまで余すことなく収録した集大成的作品。

尾張名古屋は名越氏の後裔一族が統治していた?!

著者紹介
氏戸佳香(うじと よしか)
今川名越家の歴史や織田信長以前の那古野史を専門に研究。

主要著書
令和三年(2021)11月7日『室町幕府奉公衆・那古野今川氏の「謎」』
令和四年(2022)6月22日『那古野今川家の軌跡~「桶狭間の戦い」に至る道~』
令和五年(2023)3月20日『今川名越家-誕生と滅亡-』

~その他~
SNS上で議論が展開された関ヶ原の戦いでの島津義弘の退却劇と『甲陽軍鑑』を発祥とする「すてかまり(捨てがまり)」がいつ結びついたのか?
その起源を田丸常山が記した『関ヶ原軍記大全』から発祥したのではないか?と考察し注目を集めた。

他、明智光秀=天海説の初見は1916年(大正5年)発行の須藤光暉氏の著作『大僧正天海』が初見とされてきたが明治期には既に展開されていた事を調査し話題となった。

今川名越家・専門書も遂に第三弾の集大成!

小夜中山に眠る鎧塚の秘密

名越流北条氏と足利上総流今川一族が激突した小夜中山合戦がどのように勃発し、収束を迎えたのか?
その発生を本書は徹底解説
史実における名古屋山三郎
戦国史の中でも「絶世の美少年」と目された戦国三大美少年の筆頭格である名古屋山三郎。
しかし、名越(那古野)氏の末裔である彼の素性は意外にも知られていない。
本書はそんな彼の先祖から父母姉妹に至るまで徹底網羅して解説。
今川名越家とは
今川名越家は名越流北条氏の血脈を受け継いでいた。
今川基氏の子(養子)でありながら、北条高家の後裔とされる不思議な一族「今川名越氏」であるが…
本書は『難太平記』を始め、史料ベースで名越氏の流れを汲むと伝わる今川氏について本格考証に及んだ。
今川名越家とは
今川名越家は名越流北条氏の血脈を受け継いでいた。
今川基氏の子(養子)でありながら、北条高家の後裔とされる不思議な一族「今川名越氏」であるが…
本書は『難太平記』を始め、史料ベースで名越氏の流れを汲むと伝わる今川氏について本格考証に及んだ。
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収録内容

  • もくじ 今川名越家誕生~尾張・遠江国情勢偏

    ・第1章 名越流北条氏と足利上総家……………………………………………….1

    足利上総家と名越流北条氏❘はじまり❘ / 北条氏と遠江 / 足利上総流吉良家と名越流北条氏 /

    名越高家に嫁いだ国氏・次女 / 名越流 後裔「なごや」氏

    ・第2章 得宗被官・今川氏の誕生…………………………………………………..20

    吉良氏の没落と今川氏の台頭 / 曽我領家・石河氏 / 蒙古襲来 / 名越高邦 対 足利高氏 / 中先代の乱 /

    今川御一家の内乱・分裂 /

    ・第3章 遠江の今川名越氏…………………………………………………………….52

    室町幕府と駿河今川氏の成立 / 今川家の笠印「赤鳥」紋誕生 / 細川清氏と今川了俊 / 遠江今川氏の生母 /

    ・コラム・那古野荘の成り立ち…………………………………………………………69

    ・第4章 九州へ下向する今川氏………………………………………………………72

            九州下向 / 高麗・朝鮮外交 / 壱岐・対馬守護 /

    ・第5章 尾張今川家の誕生……………………………………………………………82

    尾張守護家の軌跡 /

    ・コラム・もうひとつの尾張今川家…………………………………………………..88

    ・第6章 幕府政治への参与…………………………………………………………….98

    小番衆・今川奈古屋三郎の活躍 / 今川名越氏と今川仲秋 / 管領職をめぐる斯波氏と細川氏 /

    尾張・遠江守護斯波義重(義教)/ 曽我領家と今川氏の謎 / 斯波義重(義教)と今川石河氏 /

    御一家から遠江今川氏へ / 鎌倉公方と今川貞秋・下野守 / 小栗満重の乱 / 那古野荘の相続 /

    ・第7章 三宝院満済と今川下野守……………………………………………………128

    駿河今川氏の家督相続 /

    ・第8章 永享の乱勃発……………………………………………………………………147

    迫りくる永享の乱 / 関東鎌倉府の終焉と結城合戦 / 中遠一揆勃発 / 応仁の乱勃発 / 今川氏親誕生

    ・コラム・那古野荘の誕生と相伝………………………………………………………183

  • もくじ 今川名越氏~那古野台地偏~

    ・第9章 尾張国那古野荘-開拓史-…………………………………………………186

    古野の今川氏 / 那古野代官・名越蔵人高信 / 今川名越家家臣・山田家 / 名越氏室を輩出した乙河竹本氏 /

    船田合戦開幕 / 今川名越家の没落 /

    ・第10章 今川名越家の復興…………………………………………………………224

    田中新左衛門の防衛戦 / 冷泉為広と那古野新五郎 / 名古屋合戦の幕開け / 前島左近四郎の神鏡(懸佛)と

    白山信仰 / 熱田の斎藤加賀守安元 / 知多郡の水野氏と花井氏 / 今川氏豊家臣団の結成 / 愛知郡外の今川

    氏家臣 /

    ・第11章 名古屋合戦勃発……………………………………………………………..259

    弾正忠家と交流 / 名古屋合戦(柳之丸の陥落)/ 織田信秀の二人の伯父 / 『名古屋合戦』と中央情勢 /

    ・第12章 織田信秀家臣団の結成…………………………………………………..286

    織田弾正忠家・家臣団  / 弾正忠家への登用 / 名古屋合戦の外的要因 / 織田信秀と那古野弥五郎 /

    裏切り者の粛清  / 天文十二年の転換期 / 熱田社座主との権益争い /

    ・第13章三河情勢と尾張国……………………………………………………………324

    松平竹千代の人質時代  / 戸部新左衛門の人質交換 / 岡崎城代・山田新右衛門 / 山口左馬助と山口愛智 /

    ・コラム・山口左馬助親子は生きていた?………………………………………335

    ・第14章 決戦!桶狭間の戦い……………………………………………………..339

    那古野譜代の暗躍 / 今川氏の尾張国自領意識 / 

    ・コラム・桶狭間の戦いは関東機構と京都幕府の代理戦争?……………352

    ・第15章 その後の今川名越家…………………………………………………….355

    その後の名越家永禄四年の最終決戦 / 今川名越家の終焉 / 最後の惣領・今川氏明 / 今川氏豊の兄弟・息女/

    枝を分った名越家 / 木下夫婦の祝言 /長女・慈弘院 / 二男・名越山三郎(九右衛門)/ 深草の尋ね人 / 伝説と実像

     / 大徳寺の宗円 / 淀殿との「密通」/ 井戸宇右衛門との不仲 / 不穏な空気が漂う森家  / 次女・阿岩(智勝院)/

    三女・桂雲院 / 四女・大林院 / 加賀那古屋家


    ・あとがき………………………………………………………………425

  • もくじ 今川名越氏~那古野台地偏~

    ・第9章 尾張国那古野荘-開拓史-…………………………………………………186

    古野の今川氏 / 那古野代官・名越蔵人高信 / 今川名越家家臣・山田家 / 名越氏室を輩出した乙河竹本氏 /

    船田合戦開幕 / 今川名越家の没落 /

    ・第10章 今川名越家の復興…………………………………………………………224

    田中新左衛門の防衛戦 / 冷泉為広と那古野新五郎 / 名古屋合戦の幕開け / 前島左近四郎の神鏡(懸佛)と

    白山信仰 / 熱田の斎藤加賀守安元 / 知多郡の水野氏と花井氏 / 今川氏豊家臣団の結成 / 愛知郡外の今川

    氏家臣 /

    ・第11章 名古屋合戦勃発……………………………………………………………..259

    弾正忠家と交流 / 名古屋合戦(柳之丸の陥落)/ 織田信秀の二人の伯父 / 『名古屋合戦』と中央情勢 /

    ・第12章 織田信秀家臣団の結成…………………………………………………..286

    織田弾正忠家・家臣団  / 弾正忠家への登用 / 名古屋合戦の外的要因 / 織田信秀と那古野弥五郎 /

    裏切り者の粛清  / 天文十二年の転換期 / 熱田社座主との権益争い /

    ・第13章三河情勢と尾張国……………………………………………………………324

    松平竹千代の人質時代  / 戸部新左衛門の人質交換 / 岡崎城代・山田新右衛門 / 山口左馬助と山口愛智 /

    ・コラム・山口左馬助親子は生きていた?………………………………………335

    ・第14章 決戦!桶狭間の戦い……………………………………………………..339

    那古野譜代の暗躍 / 今川氏の尾張国自領意識 / 

    ・コラム・桶狭間の戦いは関東機構と京都幕府の代理戦争?……………352

    ・第15章 その後の今川名越家…………………………………………………….355

    その後の名越家永禄四年の最終決戦 / 今川名越家の終焉 / 最後の惣領・今川氏明 / 今川氏豊の兄弟・息女/

    枝を分った名越家 / 木下夫婦の祝言 /長女・慈弘院 / 二男・名越山三郎(九右衛門)/ 深草の尋ね人 / 伝説と実像

     / 大徳寺の宗円 / 淀殿との「密通」/ 井戸宇右衛門との不仲 / 不穏な空気が漂う森家  / 次女・阿岩(智勝院)/

    三女・桂雲院 / 四女・大林院 / 加賀那古屋家


    ・あとがき………………………………………………………………425

お知らせ

2021年 11月7日

『室町幕府奉公衆・那古野今川氏の「謎」』が発売されました。

2021年 11月09日 ホームページを公開しました。
2021年 11月30日 電子書籍(kindle)版が発売されました。
2022年 6月22日

『那古野今川家の軌跡~「桶狭間の戦い」に至る道~』が発売されました。

2023年 3月20日 『今川名越家-誕生と滅亡-』が発売されました。
2021年 11月09日 ホームページを公開しました。

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