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次に観る映画探しませんか?
冒頭10分、がっちり心をつかんでくれる映画紹介します


冒頭10分が最高におもしろい!
次に観るべき映画おすすめ10選!

  • 良い映画を観たいけど、何から観ていいのかわからない…。
  • 映画観たいと思うんだけど、最初のほうで飽きちゃう…。
  • 時間がないから最初の10分で観たい映画を決めちゃいたい!

そんな方におすすめです!


つねづね思っていたことなのですが、やはり映画は冒頭10分でがっちり観客を掴むべきだと思うのです。

もちろん少しずつ盛り上がっていく、素晴らしい映画もあるので、一概に掴みがよければすべてよしってわけでもないんですけど、とにかく冒頭10分で勝負している映画、そういう映画はやはり引き込まれますし、つまらないなと思うことも少ないのではないでしょうか。

というわけで、冒頭の5分間がめちゃくちゃいいっ! っていう映画を紹介しようと思います。
まずは、最初にこんな感じの映画が冒頭が最強にイカしてる!! という例題的な有名映画。


①天空の城ラピュタ(1986年 日本 宮崎駿監督作品)

これ、すごいです。
みなさんも知っていますよね?

なんたって冒頭5分で女の子が空から降ってきます笑

ボーイミーツガールを取り扱った映画で、これほどセンセーショナルな出会い方ってあったでしょうか。
男の子が、不思議な少女と出会って冒険するっていうタイプの映画は、たくさんありますし、とくに日本アニメの得意分野だと思うのですが、ラピュタほどいい出会い方をしてる映画って、ちょっと記憶にないですね。

これをディズニー映画に当てはめて考えると、ディズニーもかなり多くのボーイミーツガールものを扱っていますけど、圧倒的に出会いが遅い。まずは、少年側の世界観を説明するために、20~30分はかけてる。これでは遅いと思うんです。

そう、ボーイミーツガールなら日本のアニメ映画が最高です!!



②どですかでん(1970年 日本 黒澤明監督作品)

 さて、例題も終わり、ここから本番です。 

黒澤明監督の初のカラー映画で、とても映像が綺麗で素敵な映画です。クロサワ映画の中でも上位に入ります。ただ、ストーリーとしては微妙なんですよね、これって。元々、山本周五郎の季節のない街っていう短編小説を映画にしたもので、短編ひとつひとつはつながりないけど、全部一つの街で起きる出来事なので、世界観はおんなじというちょっと変わった短編です。

つまりこの映画はストーリーについてはかなり原作に忠実なので、主人公がころころ変わります。 そりゃあ、短編ですからね、明確な主人公というものを持たない、言ってみれば季節のない街という世界観が主人公というおもしろい趣向の映画です。

そして、この冒頭5分。いいんですよ、これが。

六ちゃんという、少し知的障害のある男の子が、毎日架空の電車の車掌をやってるんです。その架空の電車の動く音が「どですかでん、どですかでん」というんですけど、その六ちゃんの架空の電車を操作するパントマイムが最高によくって、ぐぐっと引き込まれます。
 そこから、街に住んでいるいろんな人物に焦点が当たって、最後はもやっとした感じで終わりますけど、いい映画だなあと思います。ストーリーに起伏がないので、「うーん……」で終わっちゃったと言われても納得できますが、冒頭5分で引き込まれたら最後まで観て損はない映画です。



③ブルーベルベット(1986年 アメリカ デヴィッド・リンチ監督作品)

これ、この冒頭があればもうどんなに飽きてもあの冒頭の衝撃をもう一度っ!と、最後まで観ちゃうねっていう映画です。

田舎に住んでる少年が、雑木林の中を歩いていると…人のある部分が落ちてるんですね。
さて、それを見つけた少年に、何が起きるんでしょうっ!?
ぜひ、実際に観てください。


そこからストーリーが進んで、彼は事件に巻き込まれて行くんだけど、主題歌も素晴らしいし、何より少年の日常が、冒頭たった5分で非日常に引きずり込まれるっていうのが、ホント素晴らしい。

この冒頭は思い出すだけで、今でもどきっとします。

こういうのはもちろん類例もいろいろあって、例えばクリントイーストウッド監督のチェンジリングとかもそうですね。
子どもを連れた母親が、突然子どもを見失って、探し当てたと思ったらまったく別の子どもだったっていう。 じゃあ、私の子どもはどこに?という映画。冒頭5分で、どんな映画か全部説明可能という、非常に優れた冒頭を提示してくれます。
 
これもいい映画でした。ただ胸くそ映画です。観る時は相応の覚悟が必要かと思います。
日常から一気に非日常に引きずり込まれるっていうのは、映画の王道ですね。

でも意外と著名作品の中でも、時間かかってる映画が多いんです。
例えば、往還型ファンタジーの代表である、ナルニア国物語だって、冒頭は戦争疎開のために継母のところに預けられるっていう話が語られて、タンスの中にもぐりこむのは少し先のこと。

そう考えると、冒頭5分で非日常に引きずり込んでしまうこの映画―――ブルーベルベットは素晴らしいです。




④イカとクジラ(2005年 アメリカ ノア・バームバック監督作品)

これは日常から非日常に引きずり込んだブルーベルベットと正反対で、日常ものの映画をやるよっていうのをたった5分で説明しちゃったいい映画なんです。

もし日常ものの映画を観るとしたら、これくらい冒頭の5分で共感できないと観ても損するだろうな、って思えます。
ただこの映画が素晴らしいのは、日常を切り取った冒頭10分の秀逸さですね。

冒頭だけストーリーを追うと、まず家族で旅行に出かけていて、テニスをやってるんです。

しょっぱな、旅行うんぬんの話はなくって、家族と思われる四人がダブルスでテニスをやってる。両親対子ども二人っていう対決なんですけど、その両親がちょっと仲が悪いんです。

その夫婦間の微妙な亀裂みたいなものをたった10分、テニスをやるシーンで表現してしまって、残りはその微妙に亀裂の入った両親に振り回される子どもたちの物語が展開される。

日常ものの映画(突飛なファンタジーじゃない限りは恋愛映画なんかもこの分類でいいかと思いますが)において、冒頭10分で共感を得るっていうのは非常に大事かと思いますが、突飛なことをやるのではなくて、うまく日常を切り取って「ああーわかるわー」と思ってしまう。

イカとクジラにはそんな素晴らしさがあります。


⑤県警対組織暴力(1975年 日本 深作欣二監督作品)

どんどんいきましょう。次も冒頭10分で映画の内容がわかっちゃう系の映画です。これはおもしろいですよ。冒頭だけじゃなくて全部おもしろい。おすすめです。

まず、この映画が深作欣二監督作ということが大事ですね。
これ、一体何がと思われるでしょうけど、深作監督の映画って、たいがい冒頭5分の間に人が銃殺される、もしくはぼっこぼこにされるわけです笑

ヤクザ映画や誘拐モノ、泥棒モノの映画やるとしたら大事ですよね、バイオレンス。

ただ、この県警対組織暴力の好きなところは、わずか冒頭10分でどんでん返しがあるところです。 

観ているものの常識が、しょっぱなから覆される。
常識とは何でしょうか。

それは、警察という正義とヤクザという悪という構図です。
それがたった10分で覆ります笑 

僕は最初観たとき、え、うそだろっ!?となりました笑

その心地よさを保ったまま、ストーリーは怒涛の展開を観せ、飽きるところがありません。
まさに冒頭で観ているものの常識を見事に覆してくれる作品です。


⑥切腹(1962年 日本 小林正樹監督作品) 

さて次です。冒頭をまずは書きます。

時代劇から、名作中の名作です。

武家屋敷にある浪人がやってきて、門前で切腹させてくれと頼み込んでいる。
この冒頭のストーリーが素晴らしい。
聞いただけで「なんで?」となります。

なぜ切腹をするのか、なぜ武家屋敷に頼み込む必要があるのか。その先が知りたくなる。

これはその謎を追うっていう映画。

武士道精神にまつわる映画です。
この映画はストーリーもおもしろいですが、浪人役の仲代達矢が見ものです。
彼をたたえるために観るべき映画。
とっても魅力的な演技をしています。


⑦ウエスタン(1968年 イタリア、アメリカ合作 セルジオ・レオーネ監督作品)

これは、冒頭5分が素晴らしいというか……よくやったな笑 って感じが出ている映画。こういうことやるか、っていうタイプ。

映画って、ほんと何でもありですね。
冒頭10分がイカす映画、という趣旨からちょっとずれるかもしれないですが。 だって10分くらい登場してる役者がピクリとも動かないし、ストーリーも先に進まなければ会話もないんですもん笑

でもでも、よーーーーく観てください。
ちゃんと、そこには意図があるんです笑

画面が止まってるんじゃないかと思いきや、その動かない画面を観ながらこれ何?って思うことが大事なんですね。映画って自由だなって思える最高の1本です。


⑧マッチポイント(2005年 イギリス ウディ・アレン監督作品)

ウディアレン監督作品の中でもかなり異色の作品ですね。 

この映画、最初に観たときは、冒頭10分はとくになにか惹きつけられるものではないのです。
いや、むしろまったく気にならない。凝った演出でもないし、目を惹くわけでもない。

ではなぜ、この映画を選んだか。それはラストを観てようやくわかります。

何か、暗喩めいた話が解説されて、最初観ただけではぽかんとするだけ。

一応は、この映画がどういう話なのか言ってるんだろうな、くらいは理解できる。
でもその程度で何でその映像が流されたのかわかんないんですよ。

しかし、ラストに冒頭の暗喩が映画全体を的確に言い表していることがわかって、なるほどっ!となります。

その瞬間に、なんてこの冒頭10分は素晴らしいんだってなるので、この映画に関してはラストまで観ないと冒頭の良さに気づけないと思います。
見終わったあとに「いいなっ! この冒頭のシーンっ!」となります。
観終わったあとに、この映画冒頭10分イカしてるな、ときっと思うはずです。


⑨暴力脱獄(1967年 アメリカ スチュアート・ローゼンバーグ監督作品)

これは冒頭に変な男が現れてなんか変なことやってるっていう、なんだかおかしな映画。 

いや、これを選んだ理由はただポールニューマンが好きだっていう話もあったりなかったりするんですが笑

酒を呑んでいる男がふらふらと、何やってんだこいつっ! ってなりますが、これ、なにやってるのかっていうのは最後までよくわかりません。

そう、この映画の主人公はよくわかんないやつなんです。
でもこの暴力脱獄はよかった。

悲惨な時代を生きる主人公、しかしユーモアを忘れない。
きっと、あの名作『ライフイズビューティフル』を思い出すでしょう。

この映画の冒頭10分、何が素晴らしいかというと変な男が出てくるよっていう点でおもしろい。
冒頭10分、変な男が現れて、その男に不思議と惹きつけられるんですね。この男の一生を追いかける映画であります。

⑩カジノ(1995年 アメリカ マーティン・スコセッシ監督作品)

「カジノの仕事は監視することにある」 

映画はこのセリフから始まります。 

イカサマ詐欺師を捕まえてぼっこぼこにするSP、しかしじつはカジノの秩序を守るギャング。 

なぜこれがギャグなのかと言いますと、ジョーペシが相変わらず暴走して話をひっかき回すから笑えるんですよ笑 やっぱりスコセッシ監督の映画に出てくるジョーペシはこうじゃなくっちゃっ!って感じです。

大体、よくわからないところでキレて部下をしばき回して、最終的にその部下に無残な殺され方をするっていう。彼はそこがいいんです。
これ、ちょっと長いので、グッドフェローズを先に見るほうが楽しめると思います。もしそれで気に入ったらカジノ、観てみてはどうでしょう。

こういう語りから入る映画で好きなのは、あとスワロウテイルなども非常に良いですね。ロマンチックが止まらないです。

どうでしょうか。もし冒頭10分の説明を読んで面白いと思われたら、どれか1本観てみてはどうでしょう。

全部おすすめですよっ!!!