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ラウンドアップは世界的に安全性が高い?
発がん性と関連づける論文が信用できない3つの理由

世界中の農業生産者が利用している除草剤の1つが、有効成分にグリホサートを採用している「ラウンドアップ」です。

ラウンドアップは、科学的に安全性が証明された商品となりますが、人体への発がん性が問題視されており、安全性を疑う声が続出しているんですね。

そこで今回は、発がん性と関連づける論文の正確性についてご紹介します。

ラウンドアップに発がん性を言及する論文とは

そもそもラウンドアップは、1974年にアメリカの農薬会社であるモンサント社が販売した除草剤です。
・除草効果が極めて高い
・価格が安くてコストパフォーマンスが良い
この2つが高く評価され、多くの農業生産者が活用してきました。
安全性に関しても、世界保健機構であるWHOが重視する毒性学的手法によって認められ、人体に大きな影響を及ぼさないことが判明しています。
しかし、この毒性学的手法によって証明された安全性に対し、否定する声があるのも確かです。
そんな、ラウンドアップ否定派の代表的ともいえるのが、セラリー二教授です。
彼は2012年にラウンドアップの発がん性を言及する論文を発表しました。
この論文では、2年間のラット実験の結果、ラウンドアップの有効成分グリホサートによって、発ガン性個体が増えたと発表しています。
思わず、ぞっとするような衝撃的な写真も公表され、世界中で話題となりました。

発がん性とラウンドアップを関連づける論文が信用できない理由

上記でご紹介したセラリーニ教授が発表した論文は、後に科学界や医学界から大きな批判を浴びることになります。
このような結果に陥ったのは、以下の3つの理由があったからです。

■研究報告が不完全である

セラリーニ教授が実験で使用したラットは、腫瘍ができやすい血統でした。
つまり、ラウンドアップを使用していなかったとしても、ラットに発がん性個体が増えた可能性は十分に考えられたんです。また、実験に用いた個体数が少ないため、対照が不十分である点も大きな批判を受けました。
このような不完全な状態で行われた研究によるセラリーニ教授の論文を掲載した雑誌は、1年後の2013年に掲載が撤回される形となっています。
 
■方法論と再現性に問題がある
 
論文の正確性を証明する上で極めて重要となるのが、方法論と再現性です。
 
・ラウンドアップの発がん性を適切な方法によって検証されたか
・ラウンドアップの安全性を認めた毒性学的手法と全く同じ方法を再現して検証されたか
 
この2つを重要視する必要がありますが、ラウンドアップと発がん性を関連付けた論文の多くは、方法論と再現性に大きな問題があることが判明しています。
セラリーニ教授の論文に関しても、方法論と再現性に大きな問題があるといえるでしょう。
 
■IARCの分類を誤って解釈している可能性がある
 
ラウンドアップに採用されているグリホサートは、IARC(国際がん研究機関)において、グループ2Aに分類されています。
2Aは、「おそらく発がん性がある」のグループになることから、これを知った多くの人は、次のように考えてしまう傾向があるんです。
 
・国際がん研究機関において発がん性が高いと証明された
・グリホサートは癌になりやすいと分類された
 
しかし、グリホサートが2Aに分類された経緯は、発がん性を言及する論文の数が多かったからです。
論文の数が考慮され、「おそらく発がん性がある」といったグループ2Aに、2015年の段階で分類しました。IARCの分類は非常にわかりづらいため、誤解する人が多いのも仕方がありません。
しかし、グループに分類されている中身を確認すると、ラウンドアップと同じ2Aには、「熱い飲み物」や「紫外線」が存在します。
これを見ていただくとわかりますが、熱い飲み物を飲んだり、紫外線を浴びたりしただけで、誰もが癌になるわけではありませんよね。
ラウンドアップに関しても、正しい用法や容量を守ることにより、安全であると考えるのが正しいでしょう。

ラウンドアップは世界が認めた安全性の高い除草剤

ラウンドアップは、毒性学的手法や疫学調査を経て、世界各国の次のような機関で安全性が認められています。
  • 日本食品安全委員会
  • 欧州食品安全機構
  • 世界食糧機関
  • 世界保健機構
  • 欧州科学機関
  • 米国環境保護庁    
  • カナダ保険省
一言でわかりやすく言えば、世界中で安全性が認められている除草剤です。

まとめ

ラウンドアップは、発がん性と関連づける論文が数多く発表されています。
しかし、商品に記載されている用法や容量を正しく守り安全に利用すれば、人体に影響を及ぼす心配はありません。
一般家庭でも安心して使える商品であることを、ぜひこの機会に覚えておいてください!