事業用電気工作物を管理する為には、電験の資格を保有している者を電気主任技術者として、選任しなくてはならないことが電気事業法という国の法律により義務付けられています。
電験の資格を保有していると、ビルや工場などの「高圧電気の管理・保全をする為」の業務を実施することができるようになりますが、電験の国家試験に合格したらそのまま電気主任技術者になれるわけではないと言うことです。資格取得後、電気工作物の設置者に選任されて初めて電気主任技術者になれるのです。
電気業界では一番と言って良いくらい価値のある資格です。この資格を持っている人は少なく、企業からのニーズがとても高く、一般的に電験三種を持っていれば65才までは職に困らないと言われています。さらに現場での実務経験が豊富であれば70歳以上でも再就職が可能と言われています。
資格を持っているだけで「技術手当」が支給される会社も多いようで、電気関係の会社であれば、管理者クラスに昇進するためには電験三種は必須と言っても良いほどの資格なのです。