*発売に関して
公開当時、賛否両論を巻き起こし、公開後も一部から強い反発を受け続けたドキュメンタリー映画「尖閣ロック」。DVD発売は予定されていませんでしたが、昨今の尖閣を取り巻く状況の危機的変化を鑑み、緊急発売を決定いたしました。本作が日本人の純粋な国を愛する気持ちをよみがえらせることを祈念しています。
2012年9月18日
尖閣諸島魚釣島が国有化されてから1週間。
中国では反日デモの嵐が吹き荒れ、在留邦人への暴力、
漁業監視船の領海侵犯が繰り返されていた。
怒りのおさまらぬ中国は、この日
1000隻の漁船を率いた漁船監視船を当地に向かわせ、
更に日本への圧力を強めようとしていた。
しかし、日本政府は口先ばかりの抗議をするのみで、
この島を守ろうとする実際の行動はとらなかったのである。
そのような状況で、二人の日本人が
尖閣魚釣島に上陸するという事件が起こる―—。
◎那覇国防シンボジウムでのTOKMAライブ
◎上陸前夜「居酒屋ロック!」
◎TOKMAの本心(インタビュー)
◎渋谷ロードショー公開 大盛り上がりの舞台挨拶
2016年6月9日未明
中国海軍のフリゲート艦が、尖閣諸島の久場島周辺の接続水域で確認されました。
さらに15日には、中国海軍の情報収集艦が鹿児島県の口永良部島付近の領海に侵入し、
16日には同じ情報収集艦が沖縄県の北大東島周辺の接続水域を航行しました。
尖閣諸島周辺の接続水域で中国軍艦の航行が確認されたのは初めてのことです。
2016年8月5日
中国漁船に続いて、中国公船(中国政府に所属する船舶)が
尖閣諸島周辺領海に侵入しました。
2016年8月6日
尖閣諸島沖に中国船230隻、公船6隻接続水域に確認され、
6隻のうち3隻は武装していたといいます。
2016年8月7日
漁船の数は250隻に増加し、さらに、新たに2隻の中国法執行機関の船が
尖閣諸島の接続水域に入域しました。
その後、8日午後6時までに、最大15隻の中国公船が同時に
接続水域に入域、延べ17隻が領海に侵入。
約200〜300隻の漁船が尖閣諸島周辺の接続水域で操業するなかで、
最大15隻という多数の中国公船も同じ領域に集結し、
中国漁船に続いて領海侵入を繰り返すといった事象が確認されたのはこれが初めてです。
この事態はきわめて“異例”であります。
2016年8月5日から8日までに日本領海に侵入し
退去警告を受けた中国漁船はのべ43隻。
2015年通年で70隻でしたが、わずか4日間で
昨年の半数以上という異常な数を記録しています。
そして、2016年11月14日午後
沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局(日本で言う海上保安庁)の船4隻が
相次いで日本の領海に侵入しました。
4隻は、2時間近くにわたって領海内を航行し、
いずれも午後5時すぎまでに領海から出たということです。
尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が領海に侵入したのは、
2016年に入って合わせて33日になります。
それでもなお、日本政府は口先だけの抗議をするだけで
中国の蛮行を黙認しています。
このように、尖閣諸島問題は年々悪化しているのです。
なぜ、年々中国の領海侵入はエスカレートしているのでしょう。
6月から続く中国の挑発行為は、尖閣諸島での軍事衝突を念頭に置いた
予備演習を兼ねており、中国は“本気”であるということです。
また、尖閣奪取の動きが2016年8月に入って加速した背景には、
7月にオランダ・ハーグの仲裁裁判所が、中国が主張する南シナ海領有権に
法的根拠がないとして、中国の管轄権を認めない決定をしました。
そのため、南シナ海で挫折した中国は、尖閣を東シナ海で
軍事拠点を築く突破口にしたいため奪取を急いでいるといわれています。
それだけではなく、中国は将来的に米国の覇権に挑戦するため、
太平洋への進出を着々と進めています。
中国が太平洋に進出するルート上には、日本の海域や島嶼が存在するため、
日本は中国の軍事的脅威にさらされることになるのです。
今後、中国軍艦の尖閣諸島の接続水域航行が常態化してしまうと、
メディアもいちいち報道しなくなるでしょう。
すると、その次には軍艦による領海侵犯が起き、
知らないうちに尖閣諸島が占拠されるという事態になりかねません。