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GPAの江上さんへインタビュー

2020年10月某日、
江津市浅利町にて、
GPAの代表の江上さんに
インタビューさせていただきました!

株式会社GPA

公式ホームページ

https://www.gpa-agri.com/



目次


  • ゴウツクレソンについて
  • ゴウツクレソンの栽培について
  • 農業で大切なこと
  • 農業を始めたきっかけ
  • 教育について
  • ゴウツクレソンについて

Q, ゴウツクレソンは根から葉まですべて食べることができますか?

A, はい。これは全部食べることができます。収穫して袋詰めするときに、納品先の希望される規格に合わせて出荷します。例えば、広島県にあるアバンセ三越店様では邑南町の石見和牛の横に置いていただいているので、ステーキの付け合わせにピッタリな50gの小袋にしていたり、大阪市にある鴨料理専門店のAnatra様には、鍋に使いやすいように250gの大袋にしています。ひとり暮らしが多い地域のスーパーには70g、ファミリー層が多い地域では100gの袋というように細かく対応しています。輸送途中の温度変化で変色しやすい株元に近い茎や葉の部分は、調整する時に切り落としてしまうのですが、これも圃場近くにあるカフェレストラン風のえんがわさんにクレソンスープの材料として納品しています。

生産の様子を見学させてもらうため、圃場へ向かいました。
ビニールハウスは3棟あり、
その中でお話を伺いました。

ゴウツクレソンの収穫

Q,ゴウツクレソンの収穫には何日くらいかかるのですか?

A, 成長に好都合な条件が揃う季節ならば、45日で収穫できます。しかし、冬場は日照時間が足りないので、60日くらいを要します。

ゴウツクレソンの栽培についてお聞きしました!

江上さん)安心安全の担保と最良の食味を実現するため、水耕栽培を採用しています。私たちは、農業経験ゼロでの就農でありながら1年目からの生産・出荷に拘ったため、とある大学と共同研究開発契約を締結し、様々な技術サポートを受けながら生産活動をスタートさせました。

露地栽培と違い、施設栽培は設備投資に大きな資本が必要になります。そのため、私たちは、近くのホームセンターなどで手に入る汎用資材を活用し、創意工夫を凝らして、自前で設備を作っています。コストを抑制しながらも収量は農業資材メーカーの設備と大差がありません。

Q, 農業を営むうえで大切なことはありますか?

A, 作付けしたものを一年間に何回現金化できるかです。経営学ではキャッシュコンバージョンサイクルが重要な経営指標とされています。
例えば、春に作付けした稲を秋に収穫して、冬は次期作の準備をするというサイクルでは、一年に一回しか現金化のチャンスありません。さらに、露地栽培の場合は、環境変化、要するに大雨や長雨や干ばつ、台風などに大きく影響を受けます。最悪ケースは、収穫予定の2日前に台風が直撃して全く収穫できなくなった、ということもあり得ます。それを「自然のことだからしょうがない」とあきらめがつくこともあります。「今までは気候変動がそこまでひどくなかったから、数十年に一回だから」と。でも、ここ数年は毎年のように大型台風が襲来し、大雨も降る。これは「リスクが高い」と言えます。その意味で、どこで、どの栽培方法で、何を作付けし、いつ収穫するか、というのは経営においてとても大事です。弊農園は「環境に影響される部分」をできるだけ排除したいと考え、ビニールハウスという施設栽培を選択しました。一年で何回も現金化できるように葉物野菜にしました。かつ、土壌中に何が含まれているかを完全に可視化できない土耕栽培ではなく、養液中に何が溶け込んでいるかをいつでも全て把握できているという安心安全をきちんと担保できるため、水耕栽培に拘りました。弊農園の場合は、1区画あたり年間8回から10回くらい現金化するチャンスがありますが、それでも害虫が発生することもあります。しかし、病気が発生したらその時点でオールリセットできるため、1年間で何回もチャレンジが可能です。経験や勘が十分に備わった人は初めから露地栽培でもいいかもしれませんが、新規就農者は外部環境をコントロールしやすい施設栽培でリスクヘッジを行い、更に経験を早回しできる作物を育てるという選択の余地がありそうです。

Q, 江上さんが農業をやってみようという出発点はどこにあったのですか?

A, 出発点と言えるか分かりませんが、東京で働いていた時から、元々パクチーが大好きでアジアン料理店ではいつもパクチーを注文していました。また自分でも料理をしますが、当時スーパーにはパクチーが売っていませんでした。江津にIターン移住する際、「江津のエコシステム(経済生態系)をアップデートする」というテーマを決めて思考を深めていたのですが、一次産業を活性化したい、にぎやかにしたいと思ったのです。ちょうどそのタイミングでパクチーブームが到来しました。マーケットリサーチを行い、高価格帯での引き合いが強いことが分かりました。パクチーの希少種を高品質で栽培することで差別化を図りながら生産を開始しましたが、程なくブームの急拡大に伴い生産者が急増したことにより需給バランスが崩れ、供給過剰な低品質のパクチーに引っ張られて取引価格が急激に下落しました。そこで、次にチャレンジする作物をリサーチした結果、クレソンがいいね!となりました。ステーキの添え物、というイメージのハーブですが、弊農園では全く新しい食べ方を提案しました。クレソンをメインに食べましょうって。伊勢丹新宿本店をはじめとする高品質に拘る高級百貨店の生鮮食品売り場、高価格帯の飲食店、高級スーパーチェーン、安心安全を売りにするOisixなどの通販、日本最大の産直プラットフォームのポケットマルシェ、地元住民への直販など、地道に販路を開拓しています。 

Q, 農業の話からは少し離れてしまうのですが、教育活動で「わくわくエンジン®発見プログラム」というのがありますね。あれは今年どうなりそうですか?来年からは小中高でやっていく計画があると聞いておりますが...。

A, 江津市教育委員会が10年来取り組んでいる「ふるさとキャリア教育」の中で、2018年度からこのプログラムを始めました。2019年度、2020年度上半期までのところで市内の小・中・高の1校ずつに展開できました。つまり、縦軸の展開は完了です。2021年度は横軸展開、つまり市内に複数ある小・中・高にも拡げていけたらと思います。

<教育について>

江上さん)わくわくエンジン®発見プログラムというのは、「動き出さずにいられないエンジンのようなもの」を自分自身で見つけられるように、そして周囲の大人や友人がその子の背中を押してあげられるように、地域住民みんなで取り組んでいくことが、賑わいのあるまちづくりにつながる、ということを理想としています。この活動を江津市から業務委託を受けて「江津市の公教育OSのアップデート」を目的にリードしているのが、私が代表を務めている「ゴウツわくわく研究所」になります。
よくありがちなキャリア教育の悪い例を紹介します。「野球が好き」と言う中学生が目の前にいた時、大人は「じゃあ将来は野球選手だね、高校は野球が強いところに入学できるよう、受験勉強頑張ろう」というような無責任なやりとりが起こりがちです。私たちがやっていることは、「野球が好き」と子どもが言った時に、「なんで好きなの?」という問いかけをするだけです。野球が好きな理由は子ども一人一人違います。「作戦を立てるのが好き」って子もいれば、単純に「勝つことが好き」っていう子もいます。作戦を立てるのが好きな子には、野球以外の場面で活躍できないかを考えてあげます。例えば、学校行事の体育大会で騎馬戦をすることになったら、「じゃあ君はどういう作戦がいいと思う?クラスのために、考えてみてくれないかな?」と話しかけるのです。そうすると、キラキラと目を輝かせながら、一生懸命に作戦を考えはじめます。この子が社会人になって会社で働く時にも、単に営業だからとか、経理だからこの仕事をやらねばならぬ、ということではなく、どうすればより売上をあげられるか、どうすれば経費を圧縮することができるかを考えられるようになります。そういう人材は、いつしか経営企画を立案する部署に抜擢されたりします。
人口が少なく、事業所が少なく、職業選択がそれほど多くない江津市だからこそ、職業ありきのキャリア教育をすると、むしろ都会への若者流出を助長することになります。就職活動をする時に、公務員がいい!とか、○○会社(有名な会社、大手企業とか)がいいとか、休みがたくさんあればいいとか、給料がちょっと多いからいいとか、表面的なところで探し始めると、「江津には働くところがないじゃん」となります。けれど、わくわくエンジン®が備わった若者は、自分が好きなことや一番わくわくすることを言語化できるようになっているので、会社の理念や、そこで働いている人たちの思いと共有できるところがいくつあるかな、と探せるのではないかと思います。 

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