おかげさまで来年40歳で、有り難くカメラマンとしてのキャリア19年を迎えることになりました！
ここまで支えてくれた皆様に感謝の気持ちを心から伝えます。
本当にありがとうございます。

おかげさまで、数億〜数百億の会社経営者、一流車メーカーのイベント撮影、世界的な超一流コンサルタントのセミナー撮影、個人企業家、クリエイターまで幅広く撮影させてもらうことができています。

今回、そんな40歳を迎える大変革した『多次元写真家』として撮影をさせて頂ける方を限定40名で募集します。

振り返ると、この一年は自分にとっては激動で、控えめに言っても全く楽とは言えませんでした。
期待と挫折、自分への失望と不信。たくさん行ったり来たりしました。
でもそんな自分の中の光と闇に向き合い、自分が持っているものを見直して、信じることができるようになりました。
そこから大きく自分の写真が変化したと実感していて、特にこの5月からは被写体に向き合う時の感覚の深度が深くなり、捉えられる次元が上がったと体感覚で感じます。


この時代の変化のおかげで、人と会えることがどれほど嬉しいことなのか知ったし、さらには人の良いところを探せるこの幸せな仕事がご依頼を貰ってできるということ自体がとても貴重で奇跡のようです。

だから、このタイミングで来て頂ける方は僕にとってLIGHT＝光そのものです。そこに写るのは「絶対に」希望、未来、ワクワクです。なぜなら僕がそう「見る」から。

そして、その一人ひとりが撮影を通じて、新しい自分を発見して、その喜びが次の光を呼んでいく。そんな波紋のように拡がる無数の素敵なエネルギーを思うとワクワクが止まりません。

40人の光＝40LIGHTS が出会えることを心から楽しみにしています。

このコロナさんは正直僕には全く優しくありませんでした。ウェディング・イベント系の撮影を生業にしていた自分は9割方が延期や中止になったからです。

でもそのおかげで、自分のカメラマンとしての存在価値や、本当は何が撮りたいのか、どんな自分で撮りたいのか、何を大切にしてきたのか、そういった問いを持って自分と対話し、また極々身近なモチーフを通じて作品性を追求したりと、深く内省する時間になったことは間違いありません。

その凝縮された時を経て、自分は「写真家」と名乗れるようになりました。写真という自己表現を通じて、人に価値ある何かを届けられるようになったという意味です。

僕は、嘘のないドキュメンタリーが大好きです。作られた笑顔や演出されたポーズではないものです。
過ごす中で一瞬現れたその人の素の楽しさ、笑顔、美しさ、みたいな瞬間を拾うことに、無常の喜びを感じます。変態です（笑）

でもそれは2000組以上の結婚式を撮ってきたからかも知れません。

その時僕が思い描いていた言葉があります。それが
『「過去」に思いを馳せて「未来」を想像し「今」を残す』

その人たちのこれまでの過去のことを思いを巡らせながら、10年後20年後の未来にどんな写真が残っていたらいいか想像しながら、今の今を残してきたからですね。

だから時空を超えた状態で物事を見ているわけです。また対象に対して全て受け止めるようなイメージをしているのでとても愛情に近い目線で見ていると思います。

この辺りを行ったり来たりしながら撮っているから、これは「多次元」の写真なのでは？と思ったのです。

それに気づけたということで「多次元写真家ヒロ」の誕生でした。ちょっと怪しい響きも感じますが、今はこれ以上の言い方が見つかりません。

その人の今の内面を感じて、次元を行ったり来たりしながら撮るのはとてもスリリングで得難い感覚です。