接客業を辞めたいと感じる時について
接客業は人を1日中、人と接する仕事です。そのため人と接することが好きでなければ到底長続きしない職種とも言えます。もちろん、接客業には人と接する以外にもさまざまな苦労があります。今回は接客業を辞めたいと感じる時について紹介していきます。
接客業は人によっては天職と感じる職種です。しかし、その中でもさまざまな理由で接客業を辞めたいと感じる人がいるのも事実でしょう。こちらでは、接客業を辞めたいと感じる時について見ていきましょう。
・理不尽なクレーム
接客業をしていると、お客さんからクレームが入ることもあります。中にはスタッフが悪くない理不尽なクレームもあるでしょう。しかし、どんなに理不尽なクレームでも、スタッフという立場である以上お客さんには逆らえないのも事実です。そういったことから「辞めたい」と感じるのは、接客業をしている人なら誰でも1度は経験する物と言えます。
・笑顔でいることに疲れた
接客業をしている以上、自社ブランドの顔になっていると言っても過言ではありません。そのため、どんなに嫌なことや悲しいことがあっても笑顔でいなければいけないのです。ほとんどの職種のマニュアルに「笑顔でいること」というものはあるでしょう。しかし、笑いたくない時に笑顔でいることはストレスが溜まってしまいます。仕事だと考えていても、ある日突然「笑顔でいることに疲れた」と感じることもあるようです。
・仕事が合わない
接客業は人と接する職種のため、コミュニケーション能力が必要とされます。特にアパレル関係やコスメ関係であれば、店舗にお客さんが入ってきた時から営業をしなければいけません。接客業をしている人の中には、お客さんに商品を勧めることを苦手とする人もいます。そういった人は慢性的に「仕事が合わないから辞めたい」と感じているようです。
接客業を辞めて良かったと思うこと
仕事を辞めるということは、ネガティブなイメージがあります。しかし、合わない仕事を続けていても会社のためにも自分のためにもなりません。こちらでは、接客業を辞めて良かったと思うことについて見ていきましょう。
・規則正しい生活になった
接客業の中には、早番、遅番というものがあります。シフト制なので仕方ないと言えば仕方ないのですが、規則正しい生活を過ごしたい人には合いません。出勤、退勤がバラバラなので身体を壊しやすい傾向があります。他の人も頑張っているのだから、という思いが自分を無理させてしまうこともあるのです。
しかし、シフト制の接客業を辞めることで規則正しい生活になり、体調を崩すこともなくなったという人も少なくありません。
・有給が取れるようになった
本来ならば良くないことですが「有給を取る」ということを許さない企業もあります。特に繁忙期などに有給を取りたいと言えば、上司や同僚からもにらまれてしまうと考えて、結果的に有給を消化できないままだったという人もいるのです。しかし、繁忙期などとあまり関係がない職種になること、しっかり有給制度がしているところに就職することで有給を取ることに恐怖を抱かなくなったと答える人もいました。
・仕事が楽しくなった
接客業は良くも悪くも多くの人を相手にしなければいけません。そのため、仕事を楽しいと感じる間もないところが多くあるのです。特に長期休暇期間などになれば、多くの人が店に訪れるため、楽しさよりも数をこなすことに集中してしまいがちです。その結果、満足なサービスもできなくなるという悪循環に陥ってしまいます。
転職するメリット
接客業から転職するメリットはいくつもあります。接客業は人と接する職種ということで、マナーや対応に関することはしっかり叩きこまれている人が多いでしょう。職種問わず、そういったものを求めている企業は多くあるのです。こちらでは、転職するメリットについて見ていきましょう。
・新たな可能性を見いだせる
仕事を辞めることはネガティブなイメージを持たれやすいのも事実です。しかし、仕事を辞めている人がすべてだらしないかと言えばそうではありません。自分の可能性を信じて、他の職種の方が合っている場合もあるからです。
・給料アップの可能性がある
例えば製造業の場合、給料が安いイメージがありますが地域によっては未経験でも接客業をしている時より給料アップになる可能性があります。給料面で不安を覚えている人は、他の職種の給料も調べてみることをおすすめします。
・接客業で学んだことが無駄にならない
接客業とはまったく関係ない職種に転職したとしても、決して接客業で学んだことは無駄になりません。むしろ、さまざまな職種で活かせるスキルを学べるメリットがあるのです。コミュニケーション能力、周囲を見渡す視野の広さなどは職種問わずに求められています。
他にも接客業に疲れた人のことを知りたい人は、こちらをクリックしてみてください。
接客業はとても大変なものですが、学べるものは大きいと言っても過言ではありません。しかし、自分に合わないと感じたら転職も検討してみることをおすすめします。