まず、対象がヒーローではない。辛うじてダークヒーローと言えるのはデヴィッドだが、かなり地味。序盤はそれなりに興味をそそられたが、デヴィッドとビーストが捕まってからの病院内のシーンは陰鬱で退屈。かなりの部分、寝てしまった。後半のガラス&ビースト VS デヴィッドでは目が覚めたが、やはり全体的に盛り上がりに欠ける観は否めない。せめて、Osaka tower まで行って欲しかった。(そうしなかった意味は後で明らかになるが・・・・・。)謎の組織の存在意義は不合理だし、簡単にやられてしまうヒーローも悲しい。ラストも善悪一緒くたにしていて、とても胸のすくハッピーエンドではない。ジェームズ・マカボイの巧みな演技のみが心に残った。