実は女性は、男性に比べて学校を卒業した後の“選択肢”は多様で自由です。学歴も就職も結婚も子育ても、実は自分で選べます。

なのに、企業に入れば見えない“ガラスの天井”があり、結婚して子どもを産めば“マミートラック”に放り込まれて、キャリアパスはズタボロ。

子育ては、“不確定さ”の連続でストレスが溜まるばかりですし、実は子育て中の夫婦の“幸福度”が低いことは、専門家の間では周知の事実。

むしろ、結婚や出産を選ばない、シングル女子の方が今の時代は、幸福度が高いかもしれません。

家庭に入って家事に専念する専業主婦はもはや“絶滅危惧種”で、既婚女性の7割は何らかの仕事に就いています。

運よく主婦になれたとしても、収入の柱が1本ではパートナーが困ります。
多くの場合、女性は雇用の“調整弁”で、安定した職は、もはやありません。大企業でさえ“複業”を解禁し、老後資金も自己調達が求められ、起業女子も珍しくありません。

「なんで上手く行かないのだろう」

そう思って当たり前です。“先の見えない時代”と言われ、平成時代から令和時代になっても、女性の“生きづらさ”は、変わりません。

この社会のほぼ全ての社会システムは「男性が生きやすく働きやすい社会モデル」だからです。

人の意識を科学する「心理学」も同じ。心理学のモデルは、男性がデフォルトです。

でも、このことは心理学でも未だに《タブー》なのです。