私は18歳のときにアリゾナでパイロット免許を取って以降、主に米国と欧州で曲技飛行(エアロバティクス)を飛びながら空のことを学んできました。私が経験してきた「小型機やヘリを個人や企業が自由に使う産業」をジェネラルアビエーション(略してGA)と言います。海外先進国では富裕層だけでなく、ごく一般の方々がパイロット免許を取り、家族や友人を乗せて自由に空を使っています。
一方、日本ではGAという概念自体をほとんどの方が知りません。日本は国土が狭いわけではなく、経済力もあり、法律面で致命的な部分もなく、少なくとも海外先進国と同水準、つまり空の利活用については現状の10倍以上に成長するポテンシャルを持った国です。そしてこれはGAがまだ未発達なアジアも同様です。
空は移動の利便性と同時に、純粋な楽しさを兼ね備えた魅力的な世界です。 一人でも多くの方が自由に空を使える世界を目指して、利用環境の整備と使いやすいサービスを提供し日本とアジアの空をもっとオープンにしていきます。
本多(旧姓小幡)重人
社名 | 株式会社OpenSky |
所在地 | 〒106-0044 東京都港区東麻布1-7-3 第二渡邉ビル7F |
設立 | 2018年5月 |
代表 | 代表取締役 本多重人(旧姓小幡) |
事業内容 | 航空機の導入及び運航支援、航空機レンタル、場外離着陸場の設置運営 |
所在地 | 〒106-0044 東京都港区東麻布1-7-3 第二渡邉ビル7F |
米国でビジネス/プライベートジェットの利用を大幅に増加させたのが区分所有プログラム(Fractional Ownership Program, FAR Part 91 Subpart K)の出現です。このプログラムの利点は3つあります。1つ目は安さ。1機を最大で16分割して複数のオーナーで所有し、年間利用日数が多い人ほど大きいシェアで保有します。2つ目は確実さ。航空機は整備や乗員の問題で飛べない日が発生しますが、このプログラムでは区分所有された航空機を複数運用し、各機体のオーナー間で相互利用契約を結ぶことで各オーナーはプログラムに参加している全ての機体を利用できるようになります。そのため1社で1機を保有して専属機として運用するよりも、より確実に航空機を使えるわけです。3つ目は手間がかからないこと。通常、航空機のオーナーになるには購入前の機体選定から大小様々な問題と向き合うことになります。さらに複数オーナーでの所有となれば意思決定はより複雑になり、調整役が必要になります。こういった手間や問題をプログラムのマネージメント会社が解決してくれます。
日本ではいまだにジェット機の区分所有プログラムを提供する組織がなく、私達はこのプログラムの普及が日本の空をオープンにするためには不可欠だと考えています。HondaJetのような小型の機体から大陸間を飛ぶ大型の機体まで、区分所有での利用に興味を持たれた方はサイト下部の問い合わせフォームからご連絡下さい。