手に職を付けたいと考えているなら、リンパマッサージの資格が役立ちます。リンパマッサージという言葉をはじめて聞いた人向けに、資格の特徴や、資格を取ると得られるメリットをお伝えします。
・リンパドレナージュのこと
リンパマッサージは、リンパドレナージュと呼ばれることがあります。どちらも素手で身体をマッサージする方法です。手でマッサージすることで、身体をめぐるリンパ液や体液の巡りをよくします。リンパ液は老廃物を運ぶ器官で、巡りをよくすると老廃物排出やむくみの改善が期待できます。
・1930年代に始まった施術
リンパマッサージは、1930年代に誕生しました。デンマーク人の理学療法士が考えだしました。患者さんのリンパが腫れていたことから、リンパの流れと病気が関係していると考えたのです。リンパの流れを促すと症状も改善されたため、マッサージが有効だとされています。
・ヨーロッパの医療機関で実績が認められる
リンパマッサージは、ヨーロッパでは正式な医療行為となっています。日本ではリンパマッサージを医療行為とすることは難しく、民間療法のひとつです。リンパマッサージをおこなうのは、エステサロンなどが一般的です。日本では医療行為というより、美容法の一種として広まっています。
・美容の場合資格は不要
エステサロンで美容法として取り入れられるリンパマッサージは、資格がなくても施術できます。国家資格のようなものはないため、無資格者でも施術して構いません。しかし無資格者に施術されるより、資格を持っていると信頼感がアップしやすいです。
・基礎知識のため資格を取ろう
リンパマッサージの資格は、基礎知識を学ぶためにもあります。マッサージをするにはリンパがどのように流れているのか理解する必要があるためです。身体の構造を理解するため、資格取得のための勉強法が役立つでしょう。
・医療用リンパマッサージも資格取得が望ましい
リンパマッサージは美容目的だけでなく、医療現場で用いられることがあります。医療現場では、おもにがん患者への施術です。がん患者は術後にリンパが停滞しやすく、リンパマッサージ師による施術で症状を改善する目的があります。
・サロンで働ける
エステサロンでは、リンパマッサージプランを設けているところがあります。専門的な知識を学び資格を持っていれば、リンパマッサージ師として働きやすいでしょう。サロンでは、むくみ、冷え性改善、セルライト対策などのも目的で施術しています。
・独立開業できる
リンパマッサージ師になると、自宅を利用した独立開業が可能です。自分の手ひとつで施術できる方法のため、初期費用が少ないのがメリットです。小さなスペースでも開業できて、美容目的で来るお客さんに施術できます。
・医療現場での活躍
きちんとした資格を持っていれば、医療用リンパマッサージに役立つでしょう。がんの後遺症でリンパの流れが悪くなった人に対し、施術することができます。医療用はあん摩マッサージ師など専門的な資格も得ておくようにしましょう。
リンパマッサージの学び方
・本を使って独学
リンパマッサージの基礎知識は、本を使っても学べます。基礎の部分であれば、自分で本を買って学ぶといいでしょう。身体の構造や、リンパの流れる仕組みなどは、本で学ぶことができます。
・通信講座で学ぶ
リンパマッサージは通信講座で学ぶ方法があります。通信講座はテキストやDVDなどが送られてきて、自宅で学ぶ方法です。基本的なことから、応用までじっくりと学べるでしょう。初心者でも取り組みやすいメリットがあります。
・通学講座で学ぶ
通学講座のよさは、人の身体に直接触れて実践できることです。本やDVDで学ぶ方法だと、実践的な内容は習得できません。働くときも人の身体に触れなければならず、より実践的な内容が求められるでしょう。
おすすめリンパマッサージの資格
・オリエンタルリンパドレナージュセラピスト
インターナショナル美容鍼灸協会が提供する、リンパマッサージの資格です。通信講座で学ぶことができるため、自宅に居ながら勉強が可能です。講座を修了すれば資格取得が可能で、きちんと学べば難易度は低めです。
・リンパケアセラピスト
一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)が発行する資格です。キャリアカレッジジャパンが通信講座を提供しており、家庭で学べます。試験も在宅で受けられて、手間がありません。アロマオイルを使ったマッサージ法を学びたい方におすすめです。
・リンパリファインセラピスト
国際セラピスト支援振興協会とグローバルボディケア総合学院による資格です。通信講座を修了すれば資格取得が可能で、きちんと学べば資格は取れるでしょう。東洋医学の知識も同時に学び、リンパマッサージを学んでいきます。
リンパマッサージの資格の詳細は、下記リンクからご覧ください。
エステサロンで働ける技術を身につけたい方は、
リンパマッサージの資格をチェックしてみましょう。
独学でも学べますが、専門家として働くなら資格取得がおすすめです。
複数の資格を比較して、自分に合った資格を取りましょう。