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動物病院用
電子カルテを
比べてみた
あまりITに詳しくない動物病院の先生である友人から、ちょっと調べてもらえないかと頼まれて、動物病院用にある電子カルテを調べてみた。
当然、ウェブなどで見られる範囲での調査なので、これが全てではないが、人間の電子カルテにもいろいろあるものだなと思った。
獣医の方々が電子カルテを導入する際の参考になればと思って公開する。
動物病院用を謳っている電子カルテの一覧
まずは、動物病院用を謳っている電子カルテになにがあるのかをざっと調査した結果が次のリスト。調査した結果の印象を数行で書いてみた。詳しい説明はもっと下の方で、ポイントを絞って説明しようと思う。
アニレセ
「電子カルテ付顧客管理」という触れ込みでレセプトありき。
会計機能が中心
で、そちらの機能は十分にあるが、電子カルテとしては不十分かな。
アーミックス
自身が
業界No.1
を自負している。だけど、これもレセプトありきで、電子カルテが業界No.1とは言い難い感じ。
+KAR(タスカル)
動物病院用電子カルテに特化
したもの。レセプトーつまり会計機能-がないので、会計は別に用意する必要がある。
パトラ
レセプトソフトわん太郎の関連ソフトのよう。
クラウド型
の方が機能は多そうなので、クラウドを選んだほうが良い。
ペトレル
広告収入で運用するので
無料
とのこと。しかし、機能は脆弱で使用に耐えなそう。大会社がちょっとやってみたという程度のもの。
ハロペH
院外からの閲覧ができる。複数IDに対応している様子はないので、個人レベルの医院用。レセプトが中心で
カルテはおまけ
。
CuteSystem
中心はレセプトで、電子カルテ専用ソフトとは言えない。
結構高い
。
ペットクルーカルテ
電子カルテ機能は脆弱でこなれた感じがしない。
レセプトなどほかの機能は充実
している。
パトラ
レセプトソフトわん太郎の関連ソフトのよう。
クラウド型
の方が機能は多そうなので、クラウドを選んだほうが良い。
動物用電子カルテ選択ポイント
動物用電子カルテを調べてみたら、だいたい、次の
7
つの
ポイント
が見えてきました。
1
やっぱり価格
購入価格と月額費用
大体、5年でいくらになるかよく見る
IT業界は3ヶ月で1年経ったのと同じ「ドッグイヤー」などと言われる。動物用電子カルテも同じだと思う。だからせいぜい3年から5年でシステムは変わっていくと考えたほうが良い。
結果、この動物用電子カルテに5年でトータルいくら位払うことになるのかを検討するとよいだろうと思う。
2
データは誰のもの?
カルテのデータは誰のもの?
動物は法的にはモノなので、個人情報保護は受けない
ただし、個人情報保護は受けないのは動物のみ。飼い主の情報は個人情報です。
さて、電子カルテシステムに入力されたデータは著作物としては「獣医さん」のものでしょうが、システムによってはそのデータを「ダウンロード」できなかったり、著作権としてシステム会社側に渡すような契約になっていたりするらしい。
ここは大切
です。
3
写真・シェーマ使える?
オーナーへの説明がしやすいか
飼い主であるオーナーに病気の説明ができるかどうか
レントゲン写真や犬、猫などのシェーマ画像で書き込みながら説明できれば、オーナーさんが治療に納得しやすいでしょう。せっかく電子カルテなのに、文字だけではちょっと物足りないですしね。
4
検査機器との連動
血液、尿等の検査情報
機器と連動できたほうが便利
動物は「主訴」、つまり言葉で自分の病状を訴えることができないので、血液検査や尿検査がとっても大事だと聞く。でも、人間の検査数値もそうだけど、数字が細かいから検査機器から直接データを取り込めると便利らしい。入力間違いもなくなるだろうしね。
5
カルテ改ざん防止
万一のときに備えて
オーナーとのトラブルなどになった際、改ざんしていないことを証明できるか
医療ミスなどを指摘された際、カルテが改ざんされていないことを証明できるのはかなり大事なんじゃないかと思う。更新履歴などが取れていれば、万一のとき、有利に運ぶのではないかな。
6
複数人で使える?
誰が入力したのか
きちんと記録を取るという意味で大切
複数院が連携しているような場合には、どの動物病院からでも同じカルテが見えたほうが良い。実際、私の友人の動物病院は複数の動物病院があるから、同じ患者がそれぞれに行くこともある。複数IDがあれば、誰が入力したかもわかるし、セキュリティ上、共有IDを避けられる。
7
入院専用画面
入院の処理はちょっと特殊らしい
継続的に投薬したり、様子を見たりするから
いちいち、動物用電子カルテを開いて、都度入力するのではちょっと面倒らしい。投薬や食事の管理など、人間と同じことを継続的にするからだそう。確かに、そう言われてみればそう。
2
データは誰のもの?
カルテのデータは誰のもの?
動物は法的にはモノなので、個人情報保護は受けない
ただし、個人情報保護は受けないのは動物のみ。飼い主の情報は個人情報です。
さて、電子カルテシステムに入力されたデータは著作物としては「獣医さん」のものでしょうが、システムによってはそのデータを「ダウンロード」できなかったり、著作権としてシステム会社側に渡すような契約になっていたりするらしい。
ここは大切
です。
動物病院用電子カルテの情報お待ちしています
ウェブだけではわからないこともあるので、動物病院用電子カルテに関して情報をお持ちの方、メーカーの方、利用者の方、ぜひ、情報をお寄せください。金銭的お礼などはできないですけどm(_ _)m
動物病院用電子カルテ 調査結果詳細
この下から、各社の動物病院用電子カルテの調査結果を書いていこうと思う。上述した、7つのポイントを中心にして調査結果をまとめていく。また、各社のポイントが何かあれば、それも記載しようと思う。
レセプト中心のクラウド型
アニレセ
1 価格
電子カルテなしなら月額3900円から。電子カルテが入ると4900円から。患者数によって価格が高くなる。500~で月額1万円に跳ね上がる。分院機能や検査機器連動で1万円くらい高くなる。
いろいろ付けていると、どんどん高くなるイメージ。
2 データの著作権
明記がないが、どうも使用者側には無さそう。元々、保険屋さんがやっているシステムのようなので、そのあたりに流用するのかなという感じがする。
ただし、これは確認したものではないので、なんとも言えない。
3 写真・シェーマ
充実している。iPadで撮影したものを取り込めたりする。シェーマや写真にスケッチ機能として手書きで解説を入力したりできるようだ。
iPadは何台でもOKということなので、この点は使いやすいような気がする。
4 検査機器との連動
血液検査機器との連動機能はあるがオプション。報告書の作成機能もあるようだ。
ただ、この機能を使うためには月額3,500円の追加料金が必要らしい。
血液検査機器との連動を考えると、月額1万円は確定。
3 写真・シェーマ
充実している。iPadで撮影したものを取り込めたりする。シェーマや写真にスケッチ機能として手書きで解説を入力したりできるようだ。
iPadは何台でもOKということなので、この点は使いやすいような気がする。
5 カルテ改ざん防止
改ざん防止機能があるようには書いていない。保険屋さんのシステムなので、おそらくついているんだろうと思われるが、ウェブ上に明記はない。
むしろ、保険屋さんがデータを眺めるのではないかという不安があるな笑
6 複数人での利用
接続台数の制限はクラウド型なのでないとのこと。ただ、IDを複数持って運用できるかどうかはウェブの情報だけではわからない。ただ、分院機能(追加料金 月額1万円~)はあるので、複数人での利用は想定されている。
7 入院専用画面
電子カルテとしては無さそう。そのあたりの記載はない。
8 総合評価
価格が比較的高いだけのことはありそう。ただ、保険屋さんがやっているということで、カルテデータを流用されるのではないかとか、データのダウンロードができないのではないかという不安が残る。
ネット上で利用者の声を探したら「動作がもっさりしている」「ログインが面倒」「間違えの修正が複雑」などの課題もあるようす。
会社とサイト
アニコムパフェ株式会社
https://www.anirece.com/
7 入院専用画面
電子カルテとしては無さそう。そのあたりの記載はない。
老舗の動物病院用レセプトソフトの発展型
アーミックス
1 価格
クラウド版を参考に価格を見ると、月額が2万円。
それ以外の費用がかかるかどうかは不明確。台数も明記がないので、何台使えるかがわからない。そこはちょっと不安。問い合わせが必要。
2 データの著作権
著作権については明記がないので、病院側にあると考えても良さそう。だが、データを加工して保険会社などに提供する可能性があるということが書かれている。データそのものをクラウド側で貯めて販売するということを言っている。ちょっとだけ気持ち悪い。
3 写真・シェーマ
オプションでDICOM画像が見れたり、手書きのホワイトボード機能などがある。
ウェブにある画面を見る限り、タブレットでも使えそう。ただし、高価そう。
各社のDICOMサーバーと連携するのはいいが、そこまでの機能拡張がいるか?
4 検査機器との連動
比較的たくさんの機器と連動する。
富士フイルムメディカル(株) シスメックス(株) 日本光電(株) アイデックス ラボラトリーズ(株) アークレイ(株) (株)堀場製作所など、老舗だけあって多数と連携している。
3 写真・シェーマ
オプションでDICOM画像が見れたり、手書きのホワイトボード機能などがある。
ウェブにある画面を見る限り、タブレットでも使えそう。ただし、高価そう。
各社のDICOMサーバーと連携するのはいいが、そこまでの機能拡張がいるか?
5 カルテ改ざん防止
記載がまったくないので機能として存在しない様子。
6 複数人での利用
記載がない。クライアント数は5台。それ以上は別料金になる様子。
インターネットVPNを使えば、外部からのACCESSも可能。
7 入院専用画面
電子カルテとしては無さそう。そのあたりの記載はない。
8 総合評価
老舗だけあって、ポイントを押さえてある。ただ、他よりも高いイメージが強い。
クラウド版の画面がウェブ上にないので、わからないが、クライアントサーバ版はWindows2000の時代の画面構成だった。使い勝手が悪そう。
しかし、今の時代、画像などを扱ったら20GBなんてすぐに行きそうだから、月額2万円では済まない可能性が高いな。
会社とサイト
ペットコミュニケーションズ株式会社
https://www.ahmics.com/
7 入院専用画面
電子カルテとしては無さそう。そのあたりの記載はない。
動物病院用電子カルテに特化したシステム
+KAR(タスカル)
1 価格
フルコースで18,900円。フルコースというのは電子カルテと検査機器連動がセットになったコース。月額の保守費も含まれるようだ。比較的高い方だが、オプション料金などはない様子なので、全体としては安く済みそう。リース設定もできるようだ。
2 データの著作権
明示されていないが、明示されていないのだから著作権は獣医側にあると考えていいだろう。クラウドではないので、流用もできないだろう。
3 写真・シェーマ
写真、シェーマとも画像として扱える。Windowsのビューワーなども利用できるため、ペイントなどで書き込むことも可能らしい。
4 検査機器との連動
CBC … 2社(日本光電、HORIBA)、生化学 … 1社(富士フイルム)と連動する。他の機種については書いていないので、個別対応になりそう。
3 写真・シェーマ
写真、シェーマとも画像として扱える。Windowsのビューワーなども利用できるため、ペイントなどで書き込むことも可能らしい。
5 カルテ改ざん防止
編集履歴を記録している旨の記述がウェブ上にある。ここまで明記しているのは他の会社ではない。ここをひとつの売りにしているのか。
6 複数人での利用
複数台数での利用を想定している様子。利用者もIDを持たせるようなので、利用者個人個人を認識する様子。
7 入院専用画面
入院専用の画面がある。これを記述しているのは他の会社ではない。これも差別化の一部なのだろう。予防接種や手術の履歴なども入力できる機能があることが明記されている。他のソフトにもあるのだろうがその明記がない。
8 総合評価
アーミックスと同じような値段だが、データの著作権は獣医側にありそうだし、データ量などで価格が変わることも無さそう。純粋に動物病院用電子カルテを入れるなら、機能が充実していて、これが良さそう。動画を見ると、確かに獣医師の声を聞きながら作った感じがする。
会社とサイト
株式会社タスカル
https://www.taskar.jp/
7 入院専用画面
入院専用の画面がある。これを記述しているのは他の会社ではない。これも差別化の一部なのだろう。予防接種や手術の履歴なども入力できる機能があることが明記されている。他のソフトにもあるのだろうがその明記がない。
わん太郎の流れをくんだカルテシステム
パトラ
1 価格
クラウド版はサイトに価格が書いていないので怖い。問い合わせるしかない。
新規開業のスターター版というのは、スタンドアロンなら初期費用54,000円、月額費用5,400円で利用できるらしい(消費税が8%?)。
2 データの著作権
明示されていないが、明示されていないのだから著作権は獣医側にあると考えていいだろう。クラウド版にもそのあたりの明示はない。
3 写真・シェーマ
写真、シェーマとも画像として扱える。オプションでiPadによる手書きカルテ機能もある。ただ、そのオプションがいくらなのかはわからないので、これもまた怖い。
4 検査機器との連動
通常版は血液検査機器との連動がオプションで存在するが、そのオプション価格は不明。
クラウド版は検査機器連動の機能については記載がない。
3 写真・シェーマ
写真、シェーマとも画像として扱える。オプションでiPadによる手書きカルテ機能もある。ただ、そのオプションがいくらなのかはわからないので、これもまた怖い。
5 カルテ改ざん防止
編集履歴を記録している旨の記述はないため、取っていないものと思われる。改ざんはし放題か。そのほうが良いという先生もいるのかもしれないけど。
6 複数人での利用
クラウド版は当然、複数人での利用を想定している。通常版もネットワーク版があるので、複数人で使えるだろう。ただ、IDを複数取れるのかは記載がない。
7 入院専用画面
入院を管理する一覧表のようなものはあるようだ。だが、サイト上に画面がないので、どのような管理を可能としているのかはわからない。
8 総合評価
とにかく、値段がわからないので、不安。問い合わせたらガンガン営業に来るような気がして怖い。ただ、レセプトソフトとしては実績があるので、初期導入費用を押さえたい新規開業の医院ならありかも。会社はEPARKというポータルサイトも運営している関連会社。
会社とサイト
株式会社EPARKメディアパートナーズ
http://www.vets.co.jp/
7 入院専用画面
入院を管理する一覧表のようなものはあるようだ。だが、サイト上に画面がないので、どのような管理を可能としているのかはわからない。
無料だが、無料なりのシステム
ペトレル
1 価格
広告収入で運営のため、0円。かなり怪しい。広告収入が得られなければ、運営が立ち行かなくなる可能性がある。ゼロ円なのは嬉しいが、おそらく継続できないだろう。
2 データの著作権
明示されていないが、明示されていないのだから著作権は獣医側にあると考えていいだろう。
3 写真・シェーマ
サイト上に機能が見当たらない。できないと判断。
4 検査機器との連動
サイト上機能が見当たらない。できないと考える。
3 写真・シェーマ
サイト上に機能が見当たらない。できないと判断。
5 カルテ改ざん防止
何故か改ざん防止機能だけはついていることが明記されている。
6 複数人での利用
記載なし。
7 入院専用画面
記載なし。テンプレートで運用できる可能性はある。
8 総合評価
正直、全く勧められない。無料であることはある。これを導入するなら、ちゃんとお金を払ったほうが良い。
会社とサイト
ピクオス株式会社
https://www.petorelu.jp/
7 入院専用画面
記載なし。テンプレートで運用できる可能性はある。
Evernoteと連携する
ハロペH
1 価格
月額2,980円から利用可能。実際には、Evernoteとの連携が必要になるため、Evernoteに支払う月額費用も上乗せになる。プレミアムバージョンで月額600円なので、4,000円弱の月額費用。また、検査機器連動のオプションは意外と高く、4,000円月額。
2 データの著作権
明示されていないが、明示されていないのだから著作権は獣医側にあると考えていいだろう。しかし、クラウドなので、こちらにデータがない。
3 写真・シェーマ
Evernoteと連携すれば、スマホで撮影した写真などが見られる。
4 検査機器との連動
血液検査機器との連動がある。月額4,000円のオプション料金が必要。
3 写真・シェーマ
Evernoteと連携すれば、スマホで撮影した写真などが見られる。
5 カルテ改ざん防止
特に記載なし。ないものと思われる。Evernote側にバージョン管理の機能は存在する。
6 複数人での利用
複数端末では使えるとの記載はあるが、複数IDでの利用については記載なし。Evernote連携を考えるとできないものと想像される。
7 入院専用画面
記載なし。
8 総合評価
Evernoteを使いこなしている獣医さんなどは運用しやすいだろう。会計はハロペHでやり、カルテ管理はevernoteでこなすというスタイル。紹介サイトさえ、SSL対応していないので、セキュリティ上、心配な面もある。
会社とサイト
株式会社ハロペ
http://halope.co.jp/halope-h
7 入院専用画面
記載なし。
ちょっと高すぎ
CureSystem
1 価格
サーバーライセンス9万円/年、追加クライアント3万円/年。月額約8,000円だが、1代でしか使わないってことはないでしょう。3台位使うことを考えると、1ヶ月15,000円くらいになる。検査機器連動などのオプションにそれぞれ価格がついており、ちょっと高すぎるような。
2 データの著作権
明示されていないが、明示されていないのだから著作権は獣医側にあると考えていいだろう。
3 写真・シェーマ
シェーマや写真は取り扱え、手書きなどで記入もできる模様。オプションでタブレット端末(iPadらしい)でも利用可能。
4 検査機器との連動
検査機器との連動がある。これはオプションで10万円の一括払いの様子。検査機器1台について10万円がかかるようなので、複数台だとその分、10万円が上乗せされる。
3 写真・シェーマ
シェーマや写真は取り扱え、手書きなどで記入もできる模様。オプションでタブレット端末(iPadらしい)でも利用可能。
5 カルテ改ざん防止
特に記載なし。ないものと思われる。
6 複数人での利用
クライアントサーバ型のようなので、複数人での利用を想定しているものと推察される。が、サイト上には明示されていない。
7 入院専用画面
記載なし。
8 総合評価
機能は比較的充実しているようだが、なにせ高額。クライアントの台数が増えるとどんどん高くなる。ここもSSL対応していないウェブサイト。セキュリティの意識は低いのかもしれない。
会社とサイト
株式会社アクテス
http://www.actes.co.jp/cute5/index.html
7 入院専用画面
記載なし。
元々レセプトソフト
ペットクルーカルテ
1 価格
年72,000円。カルテなしのレセプトソフトのみのバージョンもあるが、ここではカルテありバージョンのみ検討。月額6000円なので、ちょっと高いくらい。
これに加えて、初期導入費が1年分別にかかる。
2 データの著作権
明示されていないが、明示されていないのだから著作権は獣医側にあると考えていいだろう。
3 写真・シェーマ
シェーマや写真が入力できると記載されているが、詳細は不明。
4 検査機器との連動
検査機器との連動は上位機種のみ。年間60,000円のバージョンからだが、60,000円のバージョンはいわゆる電子カルテはつかない。一番高い72,000円のバージョンのみ電子カルテと検査機器連動がある。
3 写真・シェーマ
シェーマや写真が入力できると記載されているが、詳細は不明。
5 カルテ改ざん防止
特に記載なし。ないものと思われる。
6 複数人での利用
複数PCでの利用は想定されているが、複数IDがあるようには書かれていない。
7 入院専用画面
記載なし。
8 総合評価
レセプトの機能が充実しているのは、元々レセプトソフトだからだろう。電子カルテの部分はそれに付随して付け足した印象で、充実しているようには感じられない。ただ、検査結果等は機器連動機能を使って印刷できたりする点は良さそう。
会社とサイト
株式会社ピークス
https://petcrew.jp/
7 入院専用画面
記載なし。
動物病院用電子カルテを入れるなら
アニレセ、ペットクルーカルテ、+KARの三択
ウェブ上に掲載されている情報の充実度など、それからそれに見合った価格かどうかを判断するとこの3つからの選択が良さそう。
3つの選択基準
アニレセ
会計機能から入れるなら
○会計と電子カルテの両方をいっぺんに入れるつもりなら、よいかもしれません
×データの著作権が怪しい。他の電子カルテに乗り換えたりすることが不可能とのこと(データのダウンロード不可らしい)
×保険会社さんなので、データを再利用される不安あり
月額4,900円~。年間10万円位は覚悟。
患者数が増えるとさらに高くなる。
会計機能から入れるなら
○会計と電子カルテの両方をいっぺんに入れるつもりなら、よいかもしれません
×データの著作権が怪しい。他の電子カルテに乗り換えたりすることが不可能とのこと(データのダウンロード不可らしい)
×保険会社さんなので、データを再利用される不安あり
月額4,900円~。年間10万円位は覚悟。
患者数が増えるとさらに高くなる。
ペットクルーカルテ
レセプト+アルファでいいなら
○レセプト機能は老舗なので充実しているので、この点ではよいだろう。
○台数制限はない
×電子カルテは後付けで脆弱、使えなさそう
レセプトは充実しているので、これだけで済んでしまうが、電子カルテはこなれていない印象。
年額72,000円
もっと安いバージョンは電子カルテ機能がさらに貧弱
レセプト+アルファでいいなら
○レセプト機能は老舗なので充実しているので、この点ではよいだろう。
○台数制限はない
×電子カルテは後付けで脆弱、使えなさそう
レセプトは充実しているので、これだけで済んでしまうが、電子カルテはこなれていない印象。
年額72,000円
もっと安いバージョンは電子カルテ機能がさらに貧弱
+KAR(タスカル)
純粋に電子カルテならこれ
○電子カルテとしての機能が充実していて、改ざん防止などもある
○入院管理や複数IDでの登録共有、検査機器連動もある
×ちょっと高い
×レセプト機能はないので、会計は別途必要
×まだ歴史が浅そう
年額20万円だがオプション料金なし
リース設定も可能
純粋に電子カルテならこれ
○電子カルテとしての機能が充実していて、改ざん防止などもある
○入院管理や複数IDでの登録共有、検査機器連動もある
×ちょっと高い
×レセプト機能はないので、会計は別途必要
×まだ歴史が浅そう
年額20万円だがオプション料金なし
リース設定も可能
「
少し高くても、きちんとした機能を持ったものを使う
」か、それとも「
我慢してそれなりのものを使う
」かというのは、獣医さんたちの考え方なので、一概にこれ!と言えない。私個人としては、少し高くてもきちんと使えて、なにより
データが手元にある安心が欲しい
気がします。
クラウドのほうがセキュリティ的には(データが消えないとか、外部からアクセスされないとか)安全ですが、そもそも提供業者がその著作権を保有したり、ダウンロードをさせなかったりするのはどうかと思います。